
【お口の健康チェックキット開発のきっかけ話】
皆様こんにちは!
今回はお口の健康チェックキット誕生のきっかけについてお話したいと思います。
友人の飼っていた1頭の愛犬のお話がきっかけでした。
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約3年前はお口の健康チェックキットのアイデアはなく、当時勤めていた株式会社ファンケルにて、わんちゃんの皮膚アレルギー用の安心安全な皮膚バリアジェルを開発しようとしていました。結局そのアイデアは獣医師からアレルギーは化粧品では治らないと言われとん挫しました。
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3年前のある時、友人が、最近愛犬が口腔がんで亡くなってしまったそうで、歯周病に由来する口腔がんで亡くなってしまったとのことでした。
友人は「なぜ早く気づいてあげられなかったのか。」と非常に後悔していました。
口腔がんは下記の写真のような大きい腫瘍が口の中にできるようで、「なぜこんな大きい腫瘍ができるのに友人は気づけなかったのか?」と私は疑問に思いました。
口腔内腫瘍の症例(鹿児島大学病院資料より)
その答えは、歯周病が非常に気づきづらい病気だからという理由が後で調べるうちにわかりました。
歯周病の進行に気づいてあげれば、重度の歯周病の数は減るのではないか?
この仮説を今まで信じて、持ち続けています。
歯周病は重症化すると悪くなった歯を抜くしか処置の方法がなく、完治はありません。
早期に歯周病の進行に気づくことができると、完治できる可能性があります。
そのためにお口の健康チェックキットがあります。
◆歯周病は本当に気づきづらい
飼い主さんに聞けば聞くほど、歯周病は気づきづらい病気だと実感しました。
トップ画像は私の周りの飼い主さんが啓発活動に使ってくださいと寄稿頂いた写真の一部です。

左の雑種のわんちゃんは、重度の歯周病で鼻の骨が歯周病菌の出す酵素で溶けてしまい、化膿した膿が出てきてしまっています。専門用語で口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)といいます。
右のミニチュアダックスちゃんは、特に症状はありませんでしたが、ある日歯石のびっしりついた歯が抜けたということでお写真を頂きました。飼い主さんも気づかぬうちに重度歯周病になってしまっていました。
お口の中を見る習慣がないまたは、わんちゃんが嫌がるので口の中は見れない、という飼い主さんはたくさんいると思います。
今が一番若いのですから、今から改善出来ることは必ずあるはずです。
もし宜しければ、わんちゃんも猫ちゃんもデンタルケア相談をやっているのでぜひインスタグラムからお問い合わせくださいね。
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~ここまでお読みいただきありがとうございました~





