はじめまして、箏曲演奏家のむらずみ貴子と申します。兵庫県西宮市で、お箏(こと)教室「夙川ミュージック&カルチャー」を運営しています。
「和楽器をもっと気軽に」という思いで、4歳から80代まで幅広く指導しています。
ガラス張りの教室。お子さんが興味を持って体験に来てくれることも。
皆さんは日本の古典芸能の世界が減衰の一途を辿っているのをご存知でしょうか。
「古典芸能」とは、古くから伝わる演劇や音楽など大衆演劇の総称で、邦楽(箏・三味線・尺八・琵琶など)、能狂言、雅楽、歌舞伎、日本舞踊、文楽、落語、詩吟など様々です。
一見華やかに見える世界ですが、実は生徒減少、師匠の高齢化、後継者不足など問題が山積みです。私が弾いているお箏の世界でも、メーカーや楽器屋さんがどんどん廃業していきます。「お箏を弾き続けたい」という思いに反して、とても残念なことです。
先人から大事に受け継がれてきた古典芸能。日本人に宿る情緒豊かで凛とした感性を見事に表現するこの世界をこのまま消滅させていいのでしょうか。
そこで地元・兵庫県西宮市で古典芸能を知ってもらうための舞台「和の祭典」を開催します。
古典芸能に触れたことのない人達にも楽しんでいただけるよう、それぞれの代表的な演目を揃えました。
日時:2025年4月27日(日)
12:00開場12:30開演
場所:兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール
邦楽(箏・三味線・尺八)、日本舞踊、狂言、雅楽、詩吟、箜篌(くご)のプロに集まっていただきました。
このプロジェクトは、伝統を守るだけではなく、次世代へと繋げていくための大きな一歩です。私たちは、日本が持つ豊かな文化と魅力を広め、これからの時代にも生き続けるものとして根付かせたいと強く願っています。
そのためには何より、観る人に楽しんでいただくことが一番です。出演者一同、心を込めて演じますので、ぜひ実際に来て、触れてください。
そして第二回、第三回を開催し、毎年楽しみに集まっていただける場所にしたいと考えております。皆様からの支援金は第一回を含む、これらの運営費や人件費に充てさせていただきます。
ぜひこの「和の祭典プロジェクト」を応援してください。
皆様のご支援が「未来の伝統」を支える力になります。どうぞよろしくお願いいたします。
和の祭典には2つの目標があります。①古典芸能を知る機会をつくり、楽しんでもらうこと、②出演者が相応の対価を得られる業界にすることです。
「見る機会がない」をなくしたい
昭和40年代、一大お箏ブームがあり、嫁入り道具としてお箏が贈られることもありました。
しかし現在、そのお箏が行き場をなくして埃をかぶっている場面に何度も立ち会いました。流行が終わるとともに、現在までの日本の文化をつくってきた楽器が「どんな音がするのか、どう弾くかも分からない楽器」になっているのです。
教室のお箏。引き取って、弦を張り替えて弾いているものもあります。
そこで私たちは考えました。たとえ弾くことに興味がなくても魅力を感じてほしい。そのためには実際に見て、聴く機会が重要だと。
そして同じように「知ってもらう機会がない」と感じている古典芸能の方々と力を合わせたいと感じました。
私たちは「お金を払ってでも見たい」と思ってもらえる舞台を目指しています。
現在、古典芸能の舞台は入場無料のことがよくあります。会場費や宣伝費などの負担は出演者が背負っています。有料の場合でも、自己負担でチケットを配布するケースが多いため、観客の方々が「無料が当たり前」と感じるようになってしまっています。
古典芸能が過小評価されているのでは、と感じる部分でもあります。
私たちは、この状況を変えたいと考えています。観客の皆さまにその舞台の価値を実感していただきたい。出演者には自信と誇りをもって舞台に立っていただきたい。
そのため、和の祭典は入場料をいただきます。そして、その収益は経費を除いて出演者に還元されます。
双方にとって価値ある舞台にできれば、古典芸能の世界がもっと活気づくと信じています。
「入場料をいただいて見てもらう」ことが、出演者にとって大きな支えになります。
第一回メンバーは関西を拠点に活躍しているプロフェッショナルの方々です。
開催にあたって大きな共感と協力の意を示していただき、準備段階から宣伝や舞台演出のアイデアを出してくださっています。積極的に取り組んでいただけて、出演者一体となって舞台をつくる喜びを感じております。
(各代表者・演目)
生田流箏曲 むらずみ貴子
「百花譜」「鳥のように」「二つの変奏曲」
狂言 安東元
大蔵流狂言「呼声」
箜篌 摩数意英子
「時空」~天平時代の琵琶譜(番假崇)による幻想~
日本舞踊 藤原寿々穂
大和楽「四季の花」
山田流箏曲 佐野満穂
「伏見」
詩吟 今井彩黎
「頼山陽」を吟ず「川中島」「胄山の歌」「静御前」
雅楽 嶋津宣史
「平調音取」「越殿楽」「五常楽」「陪臚」
伝統を守ることは簡単ではありません。今の古典芸能があるのは、携わる方々が大切につないでくださったからです。
私たちは伝統を忘れることなく次世代に受け継ぐとともに、今だからこそできる新たな挑戦をしたいと考えています。
舞台の開催には、運営費、人件費、宣伝費など多くの資金が必要です。
出演者、スタッフ、観客の皆様にとって「やってよかった」「観てよかった」と思える舞台を実現するために、ぜひあなたのお力添えをいただけますと幸いです。
現在の準備状況
SNSを活用して、若い方や古典芸能をよく知らないという方にもアプローチしています。
練習風景や見どころを紹介しています。
instagram @wano_saiten.hyogo
また、各プレイガイドでチケットを取り扱い、購入しやすくしています。
兵庫県立芸術文化センター オンラインチケット https://tkt.gcenter-hyogo.jp/SelectSale_MI.aspx?CalendarID=2437628-001
イープラス https://eplus.jp/sf/detail/4207600001
ローチケ https://l-tike.com/order/?gLcode=53821
チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2439965

実際に会場で観られない支援者の方にも楽しんでいただきたいと思い、公演動画をご用意しました。第一回和の祭典全編をDVDでお送りします。一緒に作り上げる舞台をぜひ見ていただけますと幸いです。
また、日本有数の酒蔵メーカーであり、地元西宮発祥の白鷹株式会社さんのご厚意にあずかり「和の祭典オリジナルラベル日本酒引換権」のリターンも決定しました! 地元企業にご協力いただき大変嬉しく思っています。西宮の魅力に思いを巡らせていただける日本酒となっております。ぜひお楽しみください。
【純米吟醸 和の祭典オリジナルラベル日本酒】特A地区兵庫県吉川町産の『山田錦』を100%使用。伝統の『生酛造り』で醸した、豊かなコクと深みのある味わいが酒通好みの純米吟醸酒。(720ml)
吟醸酒特有の吟醸香を極力抑えることで、香りに余分な派手やかさを無くし上品で落ち着いた澄んだ香りに仕上げています。 味わいは、生酛造りならではの奥行のある旨味が十分に感じられ 且つキレの良さから食中酒に最適です。 口に含むと程良い酸が立ち、 淡白な料理から、脂っこい料理まで相性が良く、料理の相乗効果が生まれます。 その力強い味わいは、冷酒・常温はもちろん、燗にしても腰折れせずにより一層 米の旨味を感じさせてくれます。
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方は日本酒を含むリターンを選択できません。
日本酒は白鷹株式会社から直送されます。発送時期が前後する可能性がございます。何卒ご了承ください。
発送元:白鷹株式会社
〒662-0942 兵庫県西宮市浜町1番1号
西保食衛指令 酒販製造業許可書番号 第2020201280号
リターンの発送は2025年6月を予定しております。
2025年4月27日 第一回和の祭典 開催
2025年5月25日 クラウドファンディング終了
2025年6月 リターン発送
日本には多種多様な古典芸能があり、私たち日本人に長く寄り添ってきました。
しかし多くの古典芸能が後継者不足、生徒不足、師匠の高齢化、メーカーの廃業に悩んでいます。和の祭典メンバーはみんな、このままでは私たちが大切にしてきた伝統がなくなってしまうと、当事者意識を持っています。それぞれがお客さんを集めるために奔走し、「初めてのひとにも親しんでほしい」「もっと興味を持ってもらいたい」と力を尽くしています。
古典芸能が一堂に会することで、予想外のアイデアや互いへのリスペクトが生まれ、色んなチャレンジができると信じています。それはきっと、観るひとにとっても新鮮な心揺さぶる「新たな伝統」につながります。
ぜひ私たちの歴史と、未来への第一歩を応援してください。
初めてのクラウドファンディングで未熟な部分もたくさんありますが、支援してくださる方々の期待に応えられるよう、真剣に挑戦していきたいと思います。
みなさんに少しでも私たちの想いが伝われば幸いです。
どうか応援のほど、よろしくお願いいたします。
【和の祭典実行委員会】
〒662-0035 兵庫県西宮市若松町4-2 夙川ミュージック&カルチャー
最新の活動報告
もっと見るリターンを発送しました!
2025/06/24 14:00ご連絡遅くなりましたが、無事クラウドファンディングが終了しました。ご支援くださった方、本当にありがとうございます。応援のメッセージも大変励みになっております。またご支援にとどまらず、宣伝にもご協力いただいたおかげでたくさんの方にプロジェクトを知ってもらうことができました。皆様ありがとうございます。残念ながら目標額には届きませんでしたが、皆様に応えられるような第二回和の祭典を目指します! 引き続き応援いただけますと幸いです。本日、すべてのリターンの発送が完了しました。ぜひ公演DVDや日本酒で和の祭典をお楽しみください。純粋支援【松】【竹】【梅】の方にはメールでメッセージをお送りしております。万が一届いていない場合、遠慮なくお知らせください。※迷惑メールフォルダに届いている可能性がございます。お手数ですがご確認いただけますと幸いです。第二回和の祭典の準備状況も発信していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 もっと見る本日最終日! あと一押しの応援をよろしくお願いします
2025/05/25 08:30和の祭典クラウドファンディング、本日最終日です!約一か月間、支援してくださった方々、応援してくださった方々にお礼申し上げます。残念ながら、現時点では目標金額に届いていません。それでもここまで来られたのは皆さんの応援ひとつひとつのおかげです。本当にありがとうございます。最後まで挑戦を続けますので、どうかもう一度だけ力を貸していただけないでしょうか?1件のシェア、1つのご支援が、私たちにとって大きな力になります。ぜひSNSなどで周りの方に発信していただけますと嬉しいです!最後の1日、どうぞよろしくお願いいたします。【第二回和の祭典 開催決定】皆様の応援のおかげで、第二回和の祭典の開催が決定しました!2026年5月24日(日)、場所は第一回と同じ兵庫県立芸術文化センター小ホールです。皆様からの支援金は、これらの運営費や人件費に充てさせていただきます。また古典芸能の世界を皆様といっしょに楽しめることを、一同心待ちにしております。 もっと見る第一回和の祭典を開催しました!
2025/04/28 19:234月27(日) 第一回和の祭典を開催しました!300名以上の方にご来場いただき、大盛況でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。「いろんな古典芸能が観られてよかった」「解説やトークもあり、よくわかった」などのお声をいただいております。舞台裏では、出演者がお互いの演目を観て感想を言い合ったり、交流している姿が見られました。多種多様な芸能が集まった和の祭典ならではのワンシーンでした。これまでにご支援くださった方々、舞台をきっかけにご支援してくださった方々、関心を持ってページを見てくださっている方々、ありがとうございます。ご支援はもちろん、宣伝、拡散も大きな励みになります。引き続き、和の祭典プロジェクトの挑戦を見守っていただけますと嬉しいです。 もっと見る












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