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フライングディスクプレーヤーの丹波 大士(たんば だいし)と申します。
「フライングディスク」とは一般的に「フリスビー」と呼ばれていますが、こちらは商標名のため正式には「フライングディスク」と言います。
みなさまはこのフライングディスクが競技になっていることをご存知ですか?
フライングディスクには11種目の競技があり、私はその中のアルティメットという種目をメインに活動をしています。
私は大学1年生からフライングディスク競技を始め、これまで4回のアルティメット日本代表を経験してきました。
私は東京生まれ東京育ちで、小学校〜高校までずっとサッカーをしていました。
大学の新歓でアルティメットに出会い18歳で競技を開始しましたが、アルティメットは現在でもほとんどのプレーヤーが大学から競技を始めるカレッジスポーツの一つです。
大学2年生の時に19歳以下のアルティメット日本代表に選ばれ、カナダのバンクーバーで開催された世界大会に参加したことをきっかけに「もっと上手くなりたい」という向上心に火が付き、またアルティメットをするだけで国内だけでなく海外にも簡単に沢山の友達ができるという世界観に魅了され、より本格的にのめり込みました。
大学4年生時にアルティメット以外のフライングディスク競技にも参加をするようになり、そこからアルティメットだけでなくフライングディスクの楽しさと奥深さにハマり、オールラウンドに活動を開始しました。
また同時に世界大会で魅了された国際交流の楽しさをもっと味わいたいと思い、単身海外の地方大会に地元のチームに入れてもらったり日本からチームを組んで参加するようにもなり、日本国内に留まらず世界中に遠征を始めました。
アルティメットは通常芝生の上で7vs7で行うチーム競技ですが、砂浜の上で5vs5で行うビーチアルティメットというものも存在します。
私は芝生だけでは飽き足らず、2015年、2017年と2大会連続でビーチアルティメット日本代表として世界大会に参加し、コロナ禍を経て再開された2023年にも3大会連続となるビーチアルティメット日本代表を経験してきました。
2018年からは拠点を生まれ育った東京から熊本に移し、現役のプレーヤーとして競技を続けながら、地域の小中高校生対象のスクールを持ったり、講習会という形で九州中の大学生、社会人にフライングディスクの普及や競技力強化の指導をする活動を行っています。
前述しました通りフライングディスク競技には下記の世界共通の11種目の正式種目があります。
・アルティメット
・ビーチアルティメット
・ガッツ
・ディスクゴルフ
・フリースタイル
・ダブルディスクコート(DDC)
・ディスカソン
・ディスタンス
・アキュラシー
・マキシマムタイムアロフト(MTA)
・スローランアンドキャッチ(TRC)
そして日本のみになりますが上記に加えて
・ドッヂビー
も正式種目とカウントし12種目になります。
それぞれの競技の詳しい説明は長くなってしまうのでここでは割愛させていただきますが、一番競技人口が多く日本国内でも盛り上がっているアルティメットを少しだけ説明させていただきます。
アルティメットは縦100m×横37mのコート内をディスクを地面に落とさないようパスのみで進み、コート両端にあるエンドゾーンと言われるゴールの中でキャッチできれば得点というシンプルな競技です。
ゲームは7人制で行い、ディスクを持った人は歩いたり走ったりができないため、オフェンスが進む方法はパスしかありません。
ディフェンスは身体接触ができないため、オフェンスが投げたディスクが空中にある内にインターセプトを狙ったり、投げるのを邪魔してパスミスを誘います。
動画を観ていただくと分かりやすいですが、想像以上にスピード感があり動き回る競技です。
その中で審判を配置せずセルフジャッジで試合を行うため、常に頭も使わないといけません。
アルティメットは和訳をすると「究極」という意味ですが、その名の通り「走る、跳ぶ、投げる、捕る」、そして「会話する」という全ての運動要素が必要な競技になります。
このアルティメットはあまり知られていませんが1968年にアメリカで生まれ、日本では現在5,000人以上の会員がおり、非会員の愛好家も含めれば相当な競技人口がいます。
実は2012年度から中学校の学習指導要領に採用されていたり、最近では小学校でも授業でやる学校があるそうです。
また2028年のロサンゼルスオリンピックにも正式種目として採用される1歩手前まで行くなど、今後さらに注目される競技だと思います。
フライングディスク競技の競技人口は一番アルティメットが多く、ディスクゴルフ、ガッツが続くというイメージです。
ドッヂビー以外は世界大会も開かれているほど、世界中に愛好家が沢山います。
私がメインに活動している「アルティメット」のプレーヤーではなく、「フライングディスク」プレーヤーと最初に自己紹介させていただいた理由が、日本でも数少ない全ての競技を行うプレーヤーであり、8月の世界大会は(ビーチ)アルティメット、ガッツ、ドッヂビーを除いた全ての競技を行うオーバーオール(陸上の十種競技のようなイメージ)という大会で、こちらの日本代表に内定しております。
なお11月はビーチアルティメットの大会で、これから選考会等が始まりますが日本で唯一の4大会連続のビーチアルティメット日本代表を目指しています。
フライングディスクの楽しさは「手軽・自由・コミュニケーション」の3つだと私は考えております。
1)手軽
恐らく大勢の方が一度はフライングディスクを公園やビーチで投げたことがあるのではないでしょうか?
ボールよりもコントロールが難しく感じられた方が多いかもしれませんが、練習をすれば簡単にコントロールをできるようになりますし、何よりも女性や子どもでも簡単に遠くまで飛ばすことができます。
フライングディスクは自力で最も遠くまで飛ばすことのできる道具とも言われており、老若男女問わずどなたでも楽しむことができるスポーツです。
2)自由
フライングディスク競技の世界では通常のメジャースポーツとは違い、非常に自由度が高いです。
アルティメットを例にとれば、前述した通り海外の地元のチームにその大会だけお邪魔したり、その大会のためだけに寄せ集めでチームを作って参加ができるなど、ボーダーレスで誰とでもディスク1枚で仲良くなれるというのが魅力です。
3)コミュニケーション
ディスク競技の世界ではほぼ全ての競技がセルフジャッジで行われます。
例えばアルティメットでは身体接触が禁じられておりファールとなりますが、浮いたディスクを取りに行く時に相手チームの選手とぶつかってしまう場合もよくあります。
その時に通常であれば審判がいて審判の裁定に従うため相手とコミュニケーションを取る必要がありませんが、セルフジャッジの場合はお互いに話し合いその結果を決めなくてはいけないため、必ずコミュニケーションが発生します。
特に今の子ども達はコミュニケーション能力が低下しているとも言われており、運動能力の向上に加えコミュニケーション能力の向上も見込めるディスク競技は、現代の子ども達に不足しがちな要素を育てることが可能です。
私はこれらの魅力を特に子どもに伝えたいと思い、日々活動を行っています。
ディスク競技は全身運動なので、そこから他の競技に行っても通用できるベースを作ることができますし、自分で思考しながら会話をしなければいけないコミュニケーション能力は大人になってからも大切になる能力だと思います。
それらの能力を子どもの内に身に付けることはとても大切だと考えていますし、日本の宝である子ども達の成長の一端を担っていきたいと考えています。
私はこれまで4度の日本代表を経験してきましたが、実はその他に2回ほど選考会自体を受けることを諦めたことがあります。
その理由はお金です。
日本代表と言えど世界大会の遠征にかかる費用は全て自腹になります。
一口に世界大会と言ってもその為には選考会・月に一度の国内合宿・ユニフォーム代・大会エントリー費・飛行機代・ホテル代・現地での交通費や食事代等々と、とにかく沢山のお金がかかります。
直近の2023年の世界大会はロサンゼルスでの開催でしたが、大会費用だけでおよそ80万円がかかり、国内合宿も含めると100万円近くかかっている計算になります。
実は今回の大会もお金を理由に辞退をするつもりでいました。
しかし、普段教えていた小学生の保護者様から「子どもが学校で自分のヒーローをテーマに作文を書いたのですが、自分のヒーローは丹波先生と書いていたんですよ。」と教えていただき、本当に嬉しかったのと同時にもっと子ども達に夢を与えたいと思いました。
その為にも第一線で戦い続ける姿を見せたいと思い、この度皆様のお力をお借りしたいと考えこのプロジェクトを立ち上げさせていただきました。
ご支援の方法は下記の通りご用意しております。
<個人様向け>
A:お礼メール
B:競技用ディスク×1枚
C:競技用ディスク(オリジナルモデル)×1枚
<企業・団体様向け>
D:競技用ディスク(定番モデル)×5枚
E:競技用ディスク(オリジナルモデル)×5枚
F:国内活動着ロゴ入れ(小サイズ)
G:国内活動着ロゴ入れ(大サイズ)
※競技用ディスクはDisc Sports社製THE PARKディスク(アルティメット用競技ディスク)を予定
※国内活動着は2025年9月頃〜2025年度内着用予定
このプロジェクトで得られた皆様からの支援金は今年の世界大会挑戦に向けた自身の競技活動や、フライングディスク競技の普及活動として活用させていただきます。
1. 国内合宿費用(交通費・宿泊費)
2. 世界大会費用(エントリー費・交通費・宿泊費など)
3. 競技や普及に必要な活動費や備品(ディスクなど)の購入費用
フライングディスク競技はまだまだマイナーな競技ではありますが、その可能性と魅力は計り知れません。
他の競技ではできない体験がこの競技には詰まっていて、私自身この競技を通じて大きく成長させてもらい、文字通り人生が変わったと思っています。
よりたくさんの方々にこの競技に触れてもらい、フライングディスクを通じてよりたくさんの方々に笑顔を届けられるよう精一杯邁進してまいります。
大きな目標に向かって挑戦するために、ぜひ皆様からのお力添えをお願いいたします!












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