
応援コメント12人目は地誌研究・古地図関係でとてもお世話になっている原町の石森良三商店のご主人、石森義久さんです!
石森良三は私の祖父の名で、東京から上田に戻り会社の経営を引き継いで約30年、ひとつの節目として蔵を改装し祖父の名を冠した商店を復活させました。
本業は古くは呉服屋でしたが、私の代では冠婚葬祭の贈答品や名入れ物と言って手ぬぐい等に名前を入れて配る商材を主に扱っています。当時贈答品は舶来品や県外品が多く、「折角地元にも素晴らしい作家がいるのに...」という想いから蔵の一階部分を地元の作家の作品を中心に据えたセレクトショップに、二階を併設のカフェとして営業する事にしました。
思えば蔵のリノベーションが「古いものを残す」という意識が芽生えたきっかけだったかもしれません。使い捨てではなく大事に使って、壊れても直して何度も使う。そうした日本の文化・価値観を大事にしたいと思っており、今後も伝統工芸や文化に関わる方をお呼びしてワークショップなどを開催していこうと思っています。
三井さんとは古地図等の資料を提供するという形で数年前から交流がありまして、彼が訪れると資料を前に話し込んだりもするのですが、古地図というのは不思議なもので、その当時は当たり前であった街並みが次の時代には一変する様子が見てとれます。経営者として「どんな老舗も変化して行かなければ生き残れない」という事実を目の当たりにするようで背筋が伸びます。
古いものを大事にしなから新しい事にも挑戦していく、そういう活動を応援したいと思います。
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まずはお店の紹介から。二階のカフェはとても居心地が良いので度々お邪魔させて頂いています。
一階のギフトショップもオススメです。ここ一番の贈り物を選ばれる際は是非!
さて、私(三井)の趣味のひとつに古地図の収集というのがあるのですが、石森さんと出会った事により古地図を「創る」という趣味に変わりました。どういう事かと言うと、お貸し頂いた資料のひとつに大正時代の上田町の簡便地図というのがありまして、
これは私が知る限り近代測量による上田の最古の地図です。これより古い地図はいわゆる『絵地図』として描かれているため、位置や面積が正確ではありません。現代、あるいは未来の地図と照合するためにはこの精度が重要になります。
そのため私はこの地図を復元し、そこに各時代の道・施設・店舗・住人の情報を文字通り「マッピング」する事で古地図が存在しない時代の古地図を「創って」みることにしました。またそうやって創ったものをプログラマとしての技術でGoogleMapで可視化したりもしています。
先日新たな成果として『江戸時代の海野町地図』を発表する事ができ、併せてまちあるきイベントを開催しました。

元になった地図も、明治2年に焼き討ちにあって消失した店舗の情報も全て石森さんの蔵から出てきた資料が元になっています。(まぁ復元はそれなりに大変ではありましたが)

他にも図書館や有志の方からの提供で私の資料室にはかなり(膨大と言って良いレベル)の資料が積まれています。これらを何とか有益なコンテンツに再生させたいと模索している所です。
実はイベント情報もそのうちの一つでして、この時代の人達がどういうお祭りをしていたか、どういう人達が何を願って集まりを企画をしていたか、という情報として後世に残したいと思っています。紙の資料と違いデジタルデータは複製は容易ですが一瞬で失われてしまう性質があり、平成からこっち地誌研究はすっかり下火なので後世に情報が全く残らないのでは?という危惧があるのです。
なので今しっかり石森さん達と協力して残せるものは残し、観光資源として使えるものは手間を掛けてでも整備しようと思っています。
今後ともよろしくお願いします!



