
今回は、舞台作品の「制作・広報スタッフ」についてお話ししたいと思います。
舞台作品をつくるとき、私はいつも「2つの柱」を意識しながら座組(=出演者やスタッフのチーム)をつくっています。
まず1つめの柱は、お客様が舞台上で“目にする”体験に関わるチーム。脚本・演出をはじめ、キャスト、照明、音響、美術、そしてそれら全体を支える舞台監督などがこの柱にあたります。
そして2つめの柱が、「本番以外の時間」も含めて作品を届ける制作・広報チームです。
このチームは、稽古が始まるよりずっと前から動き始めています。
たとえば『コウノトリが飛ぶ島国で、この部屋で』の最初の広報会議は、2025年2月。実はこれでも、少し遅いくらいなんです。
この制作・広報チームは、企画の運営、稽古場でのサポート、お客様とのやりとり、チケットの販売、外部企業との連携、そして作品の魅力をあらゆる角度から発信するために動いてくれています。
しかも、舞台の本番が始まってからも、そして終わったあとも、実はまだまだ仕事は続いているんです。
OrgofAでは、この2つの柱をどちらもとても大切にしています。
SNSで稽古場の様子や裏側が投稿されているのを見かけることがあるかもしれませんが、あれはまさに制作・広報チームが発信してくれているもの。
そう思って見てみると、SNS投稿も一段とおもしろく見えてくるはずです。
実際、たくさんの人が関わっているんです。
今回は、『コウノトリが飛ぶ島国で、この部屋で』の制作・広報スタッフの「ここがすごい!」を、ぜひご紹介させてください!
● 広報・制作についての意見がめっちゃ出る!
日ごろから、「この広報すてきだな」「こういうとき少し不安だったな」など、自分がお客様だったときの目線でアンテナを張っているからこそ出てくる意見の数々。今回も数え切れないほどの企画や案がでてきました。
● “やってみよう”精神!
広報会議って、新しいアイデアが出ても「いや〜難しそう」「〇〇が心配だよね」と否定されて終わってしまうことも多いんです。
でも、今回のチームは違います。「どうすればできるか?」「この方法よりもこっちの方が」を真剣に考えてくれる。実現のための方法を探してくれる。本当に頼もしい。
● 締め切り把握能力がすごい!
制作・広報は、毎日が締め切りとの戦い(笑)。画像、文章、依頼など、すべてに「いつまで」があります。
この締切をきちんと逆算して、声をかけ合いながら共有してくれるのが本当にありがたいんです。
● 助け合う力がある!
得意・不得意を補い合って、相談しながら進められるのがこのチームの良さ。
だからこそ、たくさんの企画や外部との連携も実現できています。私自身も、何度も助けられています。
つまり!!
制作・広報スタッフがいるからこそ、舞台が皆さんの目に届いているんです!
すっげぇーーー!
こんな視点で舞台企画を見ると、きゃーこの制作・広報惚れ惚れしちゃう!って公演がもっと出てくるかもしれませんよ。




