
OrgofAの公演チラシのデザインは、2020年の「ひびそい」以降、ずっとMog Mog Kids代表のLITTLEKITさんにお願いしています。
毎回、素晴らしいグラフィックで、作品の中身や伝えたいこと、そして作品の核になる部分を大切にしてくれるフライヤーを作ってくださっています。
まずは皆さんにMog Mog Kidsを紹介させて下さい!
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こどもを笑顔にするグラフィックデザイン。
「Mog Mog Kids」は、北海道で活動する札幌のグラフィックデザイン事務所です。
テック系や音楽系イベントのグラフィックデザインをはじめ、地方自治体のシティプロモーションやスタートアッププロジェクトのアートディレクションを手掛けています。
また、塗り絵・落書き・ウォールアート体験など「子ども向けワークショップ」を通じて、「こどもを笑顔にするグラフィックデザイン」を提供します。
【Mog Mog Kidsウェブページ】https://www.mogmogkids.club/
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今回の「コウノトリが飛ぶ島国で、この部屋で」のチラシは
「部屋」「選択」「生活」「朝日」をイメージして作っていただきました。
まずはとてもわかりやすく、デザインが「部屋の間取り」になっています。
上から見ると、そこにはたくさんの生活が見えるんです。
ソファで話している人。
デスクでPC作業をしている人。
ベッドでのんびりしている人。
キッチンで料理をしようとしている人。
テーブルでコーヒーを楽しんでいる人。
……本当にいろんな生活が広がっています。
それぞれに日々があって、みんな「生きている」
それを象徴するように、キャッチコピー
「だって、生きてるの、私だけじゃない」
がチラシの両端にドドーンと配置されています。
でも不思議と生活の邪魔をしない、そんなフォントなんです。
さらに、このチラシは場所によって色が違います。
どこを切り取っても微妙に違う色が配置されているんです。
とても繊細なつくりになっています。
ちょっとわかりやすく、四隅の色を比較してみましょうか!

実は、こんなに違うんです!
グラデーションになっていて、中の色も調べると、もっともっとたくさんの色が使われているんですよ。
これは、登る朝日の空の色をイメージしつつ、「ひとつとして同じ選択はない」という意味も込められているのかなぁ?と、個人的には思っています。
LITTLEKITさんのチラシデザインには、本当にたくさんの想いや、作品の核、そして創り手の気持ちがぎゅっと込められています。
ぜひチラシを手にした際には、じっくり細かく見てみてください。
「なんか違和感あるな」「あれ?」と思うところに、きっと大切な想いが隠されているはずです。




