団体紹介:Neoclassical Collective (新古典主義集団)
〜古典の記憶から、NEOの響きを編む〜
私たちは、クラシック音楽の新しい手法を開拓する21世紀の音楽家の集まりです。 ソロからオーケストラのコンサートの企画まで、「過去の名曲を再演するだけではなく、いまという時代にふさわしい体験として音楽を共有する」試みに取り組んでいます。
団体のミッション:「All Music Has Been Contemporary」
「古典音楽」と呼ばれるクラシック音楽の作曲家たちは、当時、「今の時代の観客」に向けて、「いま」の音楽を創り、演奏していました。私たちは、この原点を大切にしています。
コンサートホールから飛び出そう! 「ヨミガエル」〜銭湯リノベカフェで聴くコンサート〜
▼本プロジェクトについて

ヒビキアウ
〜広がる響き、それぞれの響き〜 オーケストラと共に響きあうインクルーシブコンサート
「ヒビキアウ」は、「響き(ひびき)」をテーマに、モーツァルトの交響曲から日本人作曲家による新作まで、247年の時を超えた作品たちをお届けするコンサートです。音楽家とお客様が音を共有することを「響きの共有」と捉え、会場内のすべての人が互いに響き合う空間を「ヒビキアウ」と名付け、公演タイトルとしました。インクルーシブな取り組みとあわせて、音楽家とお客様が音を通して共鳴する空間を創ります。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
クラシックコンサートへの問題提起:
ホールで開催されるクラシックコンサートに参加するためには多数のハードルがあります。未就学児不可のコンサートであれば保護者は参加できず、未就学児でなくても「静かに座っていられるかが心配」で参加をやめてしまう方も多いのが実情です。「ヒビキアウ」は、本気のクラシック音楽の演奏を、様々な状況にある方々がそれぞれの立場で、色々な方法で参加できるコンサートです。
社会に与えたい影響:
私たちは、立場や環境の違いから、出会う人や場所が限られがちです。「多様性」や「共生社会」という言葉をよく耳にしますが、実際に違う状況にいる人と出会い、話してみないと本当の意味で理解し合うことは難しいのではないでしょうか。この公演は、そんな「出会い」のきっかけになればと思っています。
人と人が響き合う。
音楽を通して、互いの存在や感情が共鳴するような瞬間を作りたい。音の中に身を置くことで、私たちの感覚は少しずつ研ぎ澄まされていきます。それは音楽に対してだけでなく、日常の中で聴こえてくるさまざまな音や、人の声への気づきにも繋がります。小さな共鳴の積み重ねが、いつか共に生きる社会を動かす力になっていく。これが、私たちの考える「ヒビキアウ」です。
プロジェクトリーダーのメッセージ:
プロジェクトリーダーの市川友佳子は、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程において、重度重複障害児に対する音楽教育に焦点を当てた研究に取り組みました。子どもと教師が「共に音や音楽を聴く」という行為に注目し、その教育的な意味について考察しました。その結果、子どもは音や音楽を全身で聴き感じ取っていることを、微かな表出であったとしても表現し対話しようとしていることが明らかになりました。この実践研究を経て、子どもの有り様や可能性を、子どもと関わる方々にもっと実感して欲しいと考えるようになりました。子どもの様子を感じ取りやすい環境で共に聴くことの大切さを伝えていくために、皆で椅子に座って静かに聴くだけではなく「地ベタリアンスタイル」で、近い距離感で開催することを計画しています。
市川友佳子(ヴィオラ奏者、博士(学術))
▼プロジェクトのビジョン
音楽を通して、共生社会の実現へ
クラシック音楽やオーケストラは、日常生活から少し離れた「特別なもの」と思われがちです。私たちは、その「距離感」を近づけたいと考え、活動しています。そして、活動を通して、現代社会に潜む様々な「距離感」やバリアを取り除くきっかけを提供したいと考えています。
「ヒビキアウ」は、未就学児、障害児者、ワンオペ育児中の親子も参加可能で、Neoclassical Collective発案の新しい手法「地ベタリアンスタイル」により、音楽家とお客様がこれまでにない近い距離で、同じ空気を感じながら音楽を共有することができるインクルーシブコンサートです。
クラシック音楽をより身近に体験してもらい、同じ空間を共有することで、クラシック音楽やオーケストラがコミュニティーの中の存在することを体感していただきたいと考えています。今後、回を重ねるごとにお客様の中にも顔見知りが増え、会場に自然なつながりや温かい空気が生まれ「音楽でつながるコミュニティ」を育てることが、私たちの目指す未来です。
プロの音楽家が真剣に奏でる音を、あなたのすぐそばで感じてほしい。
クラシック音楽やオーケストラを通して、もっと開かれたコミュニティーを創っていきたい。
こんな想いに賛同、賛助していただけませんか?
▼プロジェクトの取り組み
日本語の「ひびき」は、音の振動、反響、そして余韻の感覚を含みます。また、出来事や人の心が他へ影響することも「ひびく」と言います。本公演では、見えない「ひびき」が空間に満ち、人と人、時代と時代、心と心が結びつく瞬間を体験していただきます。
1. 「地ベタリアン」スタイル: 自由な鑑賞体験
客席の椅子をなくし、音楽家とお客様が同じフロアに立ち会う形式。床に寝そべって聴いても、 ヨガマットでストレッチしても、椅子でくつろいでもOK!クラシック音楽は「静かに」聴かなければならないという固定観念を取り払い、音を身体全体で感じる新しいスタイルです。
日本人は床に座ると自然と安心して、落ち着きます。そして、オーケストラと同じフロアで演奏を聴くと、耳で感じる「響き」だけでなく、直に身体に伝わってくる音の振動を感じることができます。リラックスして聴いてほしい。響きを身体全体で感じてほしい。そんな想いからできた、Neoclassical Collectiveの新しい手法が「地ベタリアンスタイル」です。
2. 誰もが参加できるインクルーシブな空間:NEO for Everyone!
未就学児、障害児者、ワンオペ育児中の親子など「ホールでじっと聴くのは難しい」と感じる方々にもひらかれた公演で、安心して過ごすことができるイベントです。
動いても、寝ちゃってもOK!
3. 共鳴の体験型演奏: 観客と混ざるオーケストラ
松永悠太郎氏による委嘱新作では、音楽家が客席に散らばり、お客様の中に入って演奏します。また、お客様には風船を配り、音の振動を視覚や触覚でも実感できるようにします。そのような仕掛けを通して、一方通行の「演奏」ではなく、会場全体が楽器となる「ヒビキアウ体験」をつくり出します。また、ご希望の方には実際に楽器に触れられる体験企画も予定しています。
ヒビキアウ体験
4. 演奏後の「ヒビキアイタイム」: 音のひびきから、心のひびきへ
演奏後は音楽家とお客様が交流するトークタイムを設け、「音」から「心」への「ヒビキアイ」を育みます。お客様にとっても直接音楽家に感想を伝えたり、質問したり、音楽家も、演奏の直後にお客様から直に感想を聞くことができる貴重な機会になります。また、お客様同士もネットワークを広げていくことができるように設定します。
ヒビキアイタイム
▼出演者
Chamber Orchestra NEO
国内外の音楽大学で研鑽を積み、様々なコンクール優勝・入賞の経歴を持つ、
クラシック音楽界で活躍する個性豊かなメンバー
オーケストラにしては珍しく立って演奏するスタイルで、それぞれの音楽家の個性を大切にしながら自由に演奏します。立奏であることによって音楽家同士の距離が物理的に縮まり、共鳴しやすい状態で演奏します。
田中元樹(指揮者)
第8回アトランティックコースト国際指揮者コンクール(ポルトガル)にて優勝。アメリカにて、認定NPO法人「ボストンストリングプレイヤーズ」を創設し8年間音楽監督を務め、ボストン美術館レミスコンサートホールなど、各地で演奏会を定期的に開催。これまでにアメリカ、イタリア、カザフスタン、カナダ、日本、ポルトガル、ルーマニア、ロシア各国のオーケストラを指揮。
スケジュール
2025年11月 イベント公開(クラウドファンディング開始)
2025年11月 広告活動開始
2025年12月 クラウドファンディング終了
2026年1月 リハーサル開始/公演開催
2026年1月 リターン配信開始
2026年8月 リターン配信終了
最後に
〜音がひびくことは、心がひびくこと〜 響き合うことを全身で感じてみませんか。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。




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