自己紹介
1980年代から情報科学分野・先端科学分野・医学分野で取材と執筆活動、研究を続けてきた科学・医学ジャーナリストです。雑誌連載も多数。『日経トレンディ』には1990年から25年間、連載をしていました。岩波新書や講談社ブルーバックスをはじめ、著書も多数あります。
このプロジェクトで実現したいこと
もうすっかり日本でも世界でも、新型コロナは「ただの風邪」(Just a cold)とみなされ、無視される傾向となっていますが、多数の医学論文が「呼吸器系感染症と思われているが、全身性疾患であり、しばしば持続感染し、Long COVIDと呼ばれる深刻な後遺症を残すこと。脳に炎症をおこし、記憶力や判断力が減退するブレインフォグと呼ばれる状態となること。感染すると免疫がダメージを受けるため、他の感染症にかかりやすくなり、がん細胞も抑えきれなくなることを示しています。「ただの風邪」という判断になるのは、ウイルスが巧妙にヒトの免疫反応を抑え込み、急性期の症状を軽くしているからです。
『制御不能――新型コロナウイルスの不都合な真実』は、3,000本以上の医学論文の調査と重症の新型コロナ患者の治療にあたる医師たちへの取材を重ねて書き上げた、新型コロナウイルスの病原性をありのままにお伝えし、その対処方法をまとめた書物です。この書籍をインパクトのある形で世の中に問いたい。それがこのプロジェクトの目標です。
ネクストゴール
あたたかいご支援をいただき、初期目標は2日間で達成できました。
「リスクを考えて初版部数を絞る」→「書店に並びもしない」
という悪循環を断ちきれましたので初版部数を増やせます。これで大きな書店なら、店頭で購入していただける形にできると思います。
引き続きのご支援をお願いします。ネクストゴールは厚生行政や文科行政にかかわりのある政治家、都道府県知事などへの本書の送付を企画しています。また、そのためのリターンコース・2,000円を新たに設定しました。このコースでの支援金額に応じて、書籍刊行同時に新型コロナ対策・公衆衛生政策に関係の深い公人に書籍を送付し、完了後、送付先を一覧にしてご報告します。
プロジェクト立ち上げの背景
2024年8月には単行本280ページ相当の原稿を書き上げ、複数の出版社と交渉しましたが、異口同音に
「反ワクチン本なら需要があるが、いまさら新型コロナに興味をもつ人はいない」
という反応で出版を断られました。「興味をもつ人がいない」からこそ必要だと考えているわけですが、マーケティング上はそういう結論になるのもやむを得ません。
2025年に入り、やっとこの思いと必要性を受け止め、「出版する」という返答をしてくださる出版社と出会いました。しかし、世間の関心がなくなっていること、いや、もう「新型コロナのことは忘れたい」という反応を示していること、そして書店流通の状況からいって、ただ出版しても、書店に並ぶことさえ期待できないという現実があります。
そこでクラウドファンディング化することを企画しました。目的は出版前から予約をとることです。「こんなにも多くの人が、じつは関心をもっている」ことを示すと同時に、「予約だけで部数が伸びた」という事実をもって、インパクトを大きくすることを狙っています。
現在の準備状況
原稿は書き上げてあります。内容を章のタイトルで示します。巻末には論拠にした参考文献リストとして100本以上の重要な医学論文を掲載。新型コロナ論文集としてもご活用いただけます。また、原稿段階で、2020年から一貫してCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の重症患者の救命にあたっておられる医学部教授にお読みいただき、医学的見地からのアドバイスを受けています。
[目次]
1章 ウイルスと病気を理解する
2章 想定外の事実と新型コロナの病原性
3章 感染蔓延社会の到来とその処方箋
4章 ワクチン接種と科学的思考
5章 コミュニティのワンヘルス
6章 ワクチンの正確な知識と情報判断力
7章 感染蔓延社会と新自由主義の超克
リターンについて
内容は実質、事前予約ですので、基本リターンは書物です。金額にあわせて、本またはサイン本を送付します。予約以上の応援をいただいた場合は、本に記載する謝辞にご芳名を記します。
スケジュール
4月 クラウドファンディング開始・最新の医学的知見の原稿への反映
5月 募集締切・謝辞原稿入稿・予約部数に応じた初版部数の決定
6月 出版とリターン返送
最後に
新型コロナウイルスに関する最新の医学的知見を書物としてまとめたのは、文字情報を固定化しないと知識や文化の礎にはならないからです。ウェブ記事は流れ行くバブルのごとし。生成AIがそれをきれいにまとめて出力してくれますが、書物と図書館が育んできた「知恵の集積」に比べると、極めて信頼性は低い。いつでも修正できる電子的情報は、知識の根拠として機能しづらいのが現実です。
ぜひこの出版プロジェクトの応援をお願いいたします。新型コロナウイルスの不都合な真実を知り、適切に対処する人が増えるかどうかが、日本という国の未来を、そして子どもたちの将来を左右すると考えています。
最新の活動報告
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クラファンからの献本のご報告
2025/09/16 16:15クラファンで82冊分の献本分を支援していただいておりました(ありがとうございます)。発送が終わりましたので、送付先をご報告します(順不同・敬称略)。■政治(13)総理大臣/厚生労働大臣/文部科学大臣自由民主党/立憲民主党/日本維新の会/公明党/国民民主党/日本共産党/れいわ新選組/参政党/社会民主党/日本保守党(国政政党)■政令指定都市のある地方自治体と島根県(17)北海道/宮城県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/新潟県/静岡県/愛知県/京都府/大阪府/兵庫県/岡山県/広島県/福岡県/熊本県/島根県(知事宛に送付)■政治家(8)原口一博/柳ヶ瀬 裕文/今枝宗一郎/河野太郎/西村康稔/高市早苗/川田龍平/稲田朋美■公共交通機関(29)JR北海道/JR東日本/JR東海/JR西日本/JR九州/JR四国東武鉄道/西武鉄道/京成電鉄/京王電鉄/小田急電鉄/東急電鉄/京浜急行電鉄/相模鉄道/名古屋鉄道/近畿日本鉄道/南海電気鉄道/京阪電気鉄道/阪急電鉄/阪神電気鉄道/西日本鉄道/東京地下鉄/大阪市高速電気軌道日本航空/全日本空輸/スカイマーク/ピーチ・アビエーション/ジェットスター・ジャパン/スターフライヤー■経済団体(4)日本経済団体連合会/経済同友会/日本商工会議所/全国商工会連合会■製薬会社(6)ファイザー/モデルナ/タケダ/Meiji Seikaファルマ/第一三共/塩野義■研究者・専門家(13)宮沢孝幸/森内浩幸/大竹文雄/藤井聡/木下喬弘/峰宗太郎/小林慶一郎古瀬佑気/西浦博/岡秀昭/宮坂昌之/忽那賢志/笠原敬※私とあけび書房さんとで相談して8冊を追加し、献本先は合計90です。代表者に短い手紙をつけて送りました。手紙の内容は宛先によって少し相違はありますが、基本はこんな感じです。公共交通機関宛のをサンプルとして出しておきます。 もっと見る
読みやすい本に仕上がりました
2025/09/02 18:00本日、本にサインをしてきました。今日から明日にかけてレターパックで発送します。とても読みやすい仕上がりです。 もっと見る
入稿終わりました!(8月中に送付確定)
2025/07/29 12:28出版予定が遅れに遅れてしまい、大変申し訳ありません。2025年春に発表された論文で、「可能性がある」という表現を断定口調に変更できたりしたため、大幅に参照文献を入れ換えました。骨子に変更はないのですが、より確実な情報をお届けできる版にできたと思います。現在、初校待ちの状態です。あいにくと印刷所がお盆休みに入ってしまうため、ご支援いただいた方々への献本が8月後半、書店での発売が9月となる見込みです。あとがきと第1章の参考文献を「予告編」としてご紹介しておきます。 もっと見る





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