このプロジェクトをご覧いただきまして、ありがとうございます。福島県いわき市泉町にある「いわきユナイト株式会社」という地域商社の植松謙です。今回、弊社の主力商品である月色プリンの海外展開を本格的に開始するための費用をご支援いただきたく、クラウドファンディングにチャレンジしました。どうぞよろしくお願いいたします。
「いわきユナイト株式会社」の植松謙です
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
私は元々、いわきや福島に縁があったわけではありません。震災復興プロジェクトの応援で2014年に初めていわきを訪れました。それから定期的にいわきに通っているうちに、多くの人とのご縁に恵まれ、いわきの人の温かさや食べ物の美味しさに感動し、いわきで何かしたいと思って、2016年にいわきユナイト株式会社を設立しました。2017年からは「いわきの食の価値と流通を創る」ことを目指し、地域商社事業を展開しています。主に、福島県内の食品メーカーと連携した加工食品のブランディングやプロデュース、地域産品の市内外・首都圏への販路マッチング、卸売・小売事業等を行なっています。
いわきユナイトでは、「モノ創り」を元気にすることを目指し、農林水産業が儲かるモデルを構築したり、いわきを支えるメーカーと連携して商品の付加価値を創造したり、いわきのブランド価値を高めることで飲食業や観光業への波及効果を創出することを目指しています。
≪ いわきユナイト株式会社 ≫
〒971-8185 福島県いわき市泉町1丁目8番地14
TEL:0246-38-5255 FAX:0246-38-5256
主力商品のひとつである「月色プリン」には、リブランディングから携わらせていただきました。
月色プリンは、地元・福島の「酪王牛乳」を使用し、コラーゲンを配合した贅沢なプリンです。レトルト技術を活用した独自製法により、美しい色合いととろける食感、濃厚な味わいが特徴で、保存料不使用にもかかわらず常温で長期保存が可能です。
月色プリン
この「月色プリン」という名前は、「満月祭」というお祭りに由来しています。いわき市遠野町には、「お月見どろぼう」という、中秋の名月に飾られるお供え物のお菓子を子どもたちが盗んでまわる地域の伝統行事があります。過疎化・少子化によりその文化が途絶えてしまわないように、そして、遠野という地域をアピールするために、今のいわき遠野らぱんを中心とした地元メンバーが主体となって9月の中秋の名月の日に実施していました。
遠野で行なわれていた伝統行事「満月祭」
通常のプリンは冷蔵で賞味期限が短く、手土産や贈答品として送る側にとっては保冷剤や持ち運びの時間に気を遣う必要があります。また、送られた側も冷蔵庫へ入れたり、賞味期限を気にして早く食べたりしなければなりません。その点、常温で長期保存が可能である月色プリンは、そういった心配が少なく、ギフトや手土産に向いています。これまでは賞味期限が4ヶ月でしたが、2025年4月からは順次6ヶ月に変更しています。
月色プリンのシリーズは、国内ではローソンなどの大手コンビニでも取り扱われ、最も多い時で年間50万個を販売しました。ローソンではスポットではあるものの、4年も販売を続けていただいている人気の商品です。しかし、近年の原材料価格の高騰により、販売価格を何度も見直さざるを得ない状況になりましたが、あらためてこの商品の強みを見つめ直したときに浮かんだのが、「常温で長期保存ができる」という点でした。
この特徴は、海外流通にこそ活かせるのではないか――。
そう考え、海外展開を意識し始め、輸出に詳しいアドバイザーの方に相談したところ、「国内で年間50万個も売れていて、ローソンでも販売されていたという実績があるなら、海外でもプロモーションしやすいですよ」という言葉をいただきました。
その一言に背中を押され、「月色プリンを世界へ」という挑戦に踏み出す決意が固まりました。
現状、製造元のいわき遠野らぱんさんでは、アメリカの日本食スーパーに輸出が始まっています。
厳しいと言われるアメリカへの輸出はクリアしていることから、ほかの国での展開も十分可能だと考えています。
アメリカの日本食スーパーでの展開
海外市場を本格的に開拓するためには、 商品改良や輸送テストなどが必要になってきます。
まず、商品改良としては、月色プリンにはコラーゲンが使用されているのですが、実はコラーゲンには2種類あり、豚由来と魚由来があります。現在の商品では豚由来のコラーゲンを使用しているため、宗教上の理由でイスラム圏の人が食べられないといった問題があります。国ごとに違うと煩雑になってしまうため、海外向けとして一本化できるよう、商品改良を行なう予定です。
また、この商品は保存料不使用ですが、海外の食品添加物に関する規制は厳しく、現在使用している香料や増粘剤などへの対応が必要になるかもしれません。
いわき遠野らぱんさんとの打合せ
そして、輸送テスト。輸出する国によっては、赤道付近を船が通ることになります。常温のコンテナは赤道付近を通る際、中の温度が50℃以上になっているので、品質が変わってしまったり、中身のプリンがどろどろになってしまったりすることもあるのです。
一度、ヨーグルトをつくる機械を使って試したことがあるのですが、10数種類ある月色プリンのうち、いわきチョコレートさんのショコラプリンと会津山塩を使った山塩プリンだけが耐えられました。なぜ、このふたつだけが耐えられたのかがわからないので、調べる必要があります。それから、常温のまま輸送ができるのかどうか、冷蔵や冷凍をしなければならないのかの確認を行ないます。
納得の一品を追求する製造テスト
今年の2月、ドバイの食の商談会にて、実際に「月色プリン」の試食を行ない、現地の方々からのフィードバックを得ることができました。今回試食を実施したのは、ショコラプリンと山塩プリンの2種類でしたが、甘さや塩味に関する文化的な嗜好の違いや、パッケージの印象、さらには現地でのテストマーケティングの方法についても具体的なアドバイスをいただいています。
海外での販路開拓は、まさに今動き出しているところです。
いただいたご支援は、こうした実践的なマーケティング活動にも活用させていただきます。
実は「プリン」という言葉は、日本独自のものなのです。
英語の「Pudding(プディング)」は、アメリカではとろとろのデザート、ヨーロッパではケーキのようなものを指し、日本のような「卵と牛乳で作るなめらかなプリン」は世界的にはあまり認知されていません。そのため、新たな市場を創造できる可能性があると考えています。それと同時に、どのように日本の「プリン」という商品を海外に認知させるかが課題となります。
そのため、海外の市場や消費者の嗜好に関する詳細な調査や、海外での効果的なプロモーション方法を確立する必要があります。
このプロジェクトでは、単なる輸出にとどまらず 「日本のプリン=Purin」という食文化を世界に広めたい、という想いがあります。将来的には、「SUSHI」や「TEMPURA」が海外で定着したように、日本の「Purin」も世界中の人々に楽しんでもらえる存在にしたいと考えています。
福島県産の食品輸出額は着実に増えてきているものの、東日本大震災後の原発事故への懸念が一部で根強く残っており、特に中国・韓国への輸出が未だに制限される中で、新たな市場・販路を開拓することは急務です。ただ、福島の生産者、食品メーカーは他県に比べて輸出には積極的ではないように感じています。私たちは福島の魅力や食文化を世界に広める「突破口」のひとつとして、月色プリンを多くの国に輸出したいと考えています。
「福島の美味しいものを、世界へ届けたい」
私たちの挑戦に、少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひご支援いただけると幸いです。

今回いただいたご支援は、「月色プリン」の海外輸出に向けた改良・商品開発と輸出にあたって必要となる輸送テストや海外市場調査費用に充てさせていただく予定です。食の分野で福島のブランド価値を高め、世界へ発信したいと考えています。そして、日本の「プリン」を世界の共通語にする第一歩を、皆さんと一緒に踏み出したいと思っています。みなさまからのご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
【資金内訳】
・海外向けプリンの改良(20万円)
イスラム圏向けに「魚由来コラーゲン」へ変更
抹茶プリンの開発(海外人気の高いフレーバー)
・市場調査・マーケティング(30万円)
海外の日本食スーパーでの試食調査
在日外国人への嗜好調査
・プロモーション・販路開拓(50万円)
海外バイヤー向け試食イベント
日本国内の輸出商談会への参加
海外インフルエンサーへのPR
【スケジュール】
6月末:クラウドファンディング開始
7月末:クラウドファンディング終了
8月~:輸出準備(商品改良・マーケティング調査)
9月~:海外テスト販売・商談会参加
10月~:本格販売開始(目標)
ご支援いただいたみなさまに、いくつかのリターンをご用意しています。
月色プリンシリーズのほか、メヒカリ唐揚げ、パックご飯とお惣菜のセット、イベント参加チケットなどのリターンもご用意しました。応援の程何卒よろしくお願いいたします!
※詳細は「リターンを選ぶ」からご覧ください。
今回のチャレンジにあたって、応援メッセージを頂戴したので掲載させていただきます。



【本プロジェクトは「企業ひと技応援ファンド」の取組です】
「企業ひと技応援ファンド」事業は、いわき市・いわき産学官ネットワーク協会・いわき信用組合・いわき商工会議所が連携し、次世代に継承すべき技術・サービス・商品を持つ事業者、ポストコロナに対応するため新しいビジネスモデル構築に取り組む事業者をサポートするために企画されたものです。今回、私たちを、新しい時代に「残したい・伝えたい」企業として選んでいただきましたので、是非とも皆様のお力をお貸しください。ぜひとも応援をよろしくお願いいたします。(事務局・いわき商工会議所)
最新の活動報告
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月色プリン輸出に向けて商談してきました!
2025/07/30 15:40本プロジェクトにご支援いただき、ご興味お持ちいただきありがとうございます。いよいよクラファンの募集期間も明日までと迫ってきましたが、本日は東京港区のジェトロ本部に行って、日本の輸出商社様と商談させていただきました。連結売上が600億円を超えている大きな食品商社様の輸出ご担当の方との商談です。月色プリンのサンプルはしっかり冷やして、プレゼン資料も作りこみ、ジェトロ福島の方も応援のために同席していただき、ばっちりアピールさせていただきました。動物性の原材料が入っているので中東などは厳しいというお話でしたが、カナダを担当されている方はカナダの取引先に提案したいということで好感触でした!東南アジアの担当の方にもシェアしたいということで追加のサンプル要請もありました。まずは輸出に向けての第1歩を踏み出すことができたと思います。9月か10月には海外バイヤーとの商談会も予定されています。皆さまに良い報告ができるよう、これからも突き進んでいきます。引き続きご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。 もっと見る【残り4日】最後のプロジェクト拡散のご協力をお願いいたします
2025/07/27 10:34いつも応援いただきありがとうございます。このプロジェクトもいよいよ残り4日となりました。今週は国内の輸出商社との商談も控えており気合が入っています。まだまだ100%達成を目指して最後まで諦めずに頑張ります!最後のラストスパート、ぜひ皆さまのお力を再度お貸しいただけないでしょうか?こちらのプロジェクトページをご自身のSNSなどでシェアいただけますと幸いです。https://camp-fire.jp/projects/844215/view恥ずかしいのですが、こちらの動画もご覧いただけると幸いです。https://youtu.be/AW1MV26p7II?si=p7XhbSr84nzKVx2W何卒よろしくお願いいたします。 もっと見る
今日は輸出商談会の事前ミーティングでした!
2025/07/17 12:03クラウドファンディングへのご支援ありがとうございます!折り返しを過ぎ、いまだに40%にも達しておらず叱咤激励もいただいておりますが、マイペースで頑張ってまいります。今日は9月と10月に開催される中小機構基盤整備機構(以下「中小機構」)主催の輸出商談会の事前ミーティングをオンラインで行いました。中小機構のご担当者とアドバイザーの方に資料作成のアドバイスをいただきながら、バイヤーに提出する資料のブラッシュアップを行いました。この手の資料作りは慣れているとはいえ、海外のバイヤーが気にするポイントなどを教えていただきながらしっかりと準備して商談会に臨みたいと思います。 もっと見る














わぁ、あなたのプロジェクトは本当に素晴らしいですね!正直に言うと、あなたのアイデアにとても興味を持ちましたし、それには大きな可能性があると感じています。もっとあなたのプロジェクトについて詳しく知りたいです!集めた資金はプロジェクトの重要なステップに使われる予定だと読みましたが、このプロジェクトが完全に実現された場合、どのような変化が人々の生活に訪れると思いますか?詳細をお話しできることを楽しみにしています!もしよろしければ、私のプロフィールに記載されているメールアドレスか、メッセージでご連絡いただけるとありがたいです。もしかしたら、追加のサポートとして金銭的な支援ができるかもしれません。