
みなさんこんにちは!
樹木(きき)珈琲オーナーの浮田めぐみです。
たくさんあるプロジェクトの中から、樹木珈琲のプロジェクトを見て下さり本当にありがとうございます。

樹木(きき)珈琲は岡山市中区操南に2025年6月中旬にOPENする珈琲と焼菓子のテイクアウト専門店です。
古民家を改装した店舗ですので、どこか懐かしさを感じてもらえる店舗になっています。
内装に関しては、リノベーションした部屋が応接間でしたので、『レトロ』な部分を残しつつ、来店してもらうお客様に楽しんでもらえるよう試行錯誤しました。

私の地元で、ずっと夢見ていた珈琲と焼菓子のお店を出せることが嬉しくてたまりません。
本当に第二の青春が始まるなという思いでワクワクしながらOPENを待っています!

20年来の夢がやっと現実に
テーマにもあるように、私にとって自分のお店を持つことは20年持ち続けた夢なんです。
元々は母が喫茶店が好きで、小さな頃から母と一緒に喫茶店巡りをしていたことがきっかけになります。
ある日母と一緒に訪れた、『キノシタショウテン』で飲んだ珈琲があまりに美味しく、何度も何度も瀬戸内市にあるお店を訪れました。

足繁く通う中で、オーナーの木下さんともお話をさせてもらう間柄になり、おぼろげながらですが、『いつか私もこんなお店を持つことができたらいいな』と考えるようになりました。
しかし、社会人になってからはカフェとは全く関係ない、俗に言う『OL』をしていました。
結婚をして子供が産まれてからも、主人と共働きで働いておりましたが、体調を崩したことをきっかけに、
『たった1回の人生、ここからは楽しいことを仕事にしよう』
と35歳の時に決意して、理想のお店だったキノシタショウテンにて働かせてもらうことになりました。

特に、岡山高島屋にキノシタショウテンの新店舗ができてからは、コーヒーだけでなくお菓子の製造も行う新たな試みの店舗だったので迷わずこの店舗に飛び込み、4年間も充実した時間を過ごさせてもらいました。
独立のきっかけとなったのは度々ぶつかる母親としての問題。
子供の成長をゆっくり見る事が出来ない事や、自分の体調面と向き合えていないと感じた時に、ふと立ち止まって『今まで、家事、子育て、仕事の両立が大変だったけど、充実していました。

しかしながら、『少し体調を整えて、子供達と触れ合う時間も取りながら、自分が楽しいって思えて、来て下さる方々と会話を楽しめる場所を作りたい!』そんな思いが大きくなった事からでした。
そして、今までお世話になったキノシタショウテンを退職し、店舗物件を探し始めたけど、思うような店舗物件には出会えず、どうしようかと思っていた時、祖父母が住んでいた空き家を店舗にしようと思って両親に相談した際に、『空き家でずっと置いておくより、使ってくれた方がありがたい』と父からの一言があった事も、もう一歩踏み出せたキッカケです。
樹木珈琲を集いの場にして欲しい
これは、幼少期から20代までの自分の奥底に隠してきた『さみしさ』がこの思いに繋がっています。
老若男女問わず誰かと繋がっていたい。誰かそばにいて欲しい。
そんな居場所を欲しがっていた私は、その気持ちに気づかないふりをしながら20代まで生きてきました。

それから、色んなご縁があり、岡山ではメジャーなうらじゃ祭りで『連』いわゆる『チーム』を作り、約10年間仲間と踊っていたり、家族ができたりで、その気持ちは自然と消えました。


今回、自分の店を持つとなった時に『集いの場所にしてほしい』と言う気持ちが一番に出てきたのは、昔の私みたいに寂しい思いや孤立感を感じている人の拠り所になってくれたらなと言う思いがあったからです。
そして、私が店舗にしようといている地域は高齢化が進み、地域の活性化が思うように進んでない場所。
樹木珈琲が地域の方々の交流を深める場所としてお手伝い出来たらと言う思いもあったからです。


こだわり①:私が惚れ込んだコーヒーをご提供します

瀬戸内市邑久町に本店があり、岡山県内を中心に系列店を展開されている【キノシタショウテン】のコーヒー豆を使用。
豆の状態を見ながら、ハンドドリップで一杯一杯、丁寧にご提供させて頂きます。
こだわり②:焼菓子に岡山県産の果樹を使用

岡山県内のレモン農家さんから仕入れた良質のレモンを一つ一つ絞り、余すところなく使用しています。
上にはレモンのアイシングをかけて、よりレモンを感じて貰えるようにしています。
今後もご協力してもらえる岡山の農家さんがいらっしゃれば、提供頂ける果樹や果物にあったレシピの焼き菓子を開発していきます!
こだわり③:自家製カスタードクリーム

松崎牧場さんが愛情込めて育てたホルスタインから採れる牛乳と卵のオールラウンドプレーヤーとして時代に合わせて成長するたまご屋阪本鶏卵の卵を使用しています。食べ応えのある、滑らかな触感を意識しています。

樹木珈琲

取り扱っている豆は、キノシタショウテン代表の木下尚之さんが現地まで出向き、農家さんとどういう豆にしたいのか、どうして行けば無理なく品質の良い豆を作り続けられるのかを相談しながら、持続可能な取引、買付をしている豆で、そのコーヒーは色んな味わいや香りを楽しめます。
そして、その土地に行ったかのような感覚さえあり、時間を忘れてしまうくまらいの香りと味。
そんな癒しのひとときを楽しめるコーヒー。
岡山県産レモンを使用した自家製レモンケーキ
瀬戸内市の農家さんからお話を聞ける機会があり、栽培の苦労や難しさなどを知り、良質なレモンを作るにはたくさんの時間も必要と知りました。
そんな、丹精込めたレモンを沢山の方に知ってもらいたい、食べてもらいたい、その思いで作った『レモンケーキ』
食べた瞬間のフワッと香るレモン。ちょうど良い酸味。
コーヒーとのマリアージュを楽しめる焼き菓子です。
自家製カスタードがぎっしり詰まったシュークリーム

シュー皮はシンプルに。
自家製のカスタードクリームをたっぷり入れて、飲めるのでは無く、ガブっと食べるシュークリーム。
シンプルだからこそ飽きない、そんな原点に戻ったシュークリーム。

OPENまでの感謝
私の20年来の夢が遂に叶います。
一番喜んで応援してくれたのは両親です。

両親は私より現場の状況に詳しかったり、忙しい私の体調を気遣ってくれたりと、陰ながらサポートしてくれています。
『近所の方がオープン楽しみにしているみたいよ!』と教えてくれた母の嬉しそうな顔がすごく原動力になりました。
そして、家族や友人、昔の同僚等の応援が立ち止まりそうになった時、背中を押してくれました。
今、こうしてオープンに向けて進められているのは、両親や家族を含め、沢山の方の応援があったからだと思っています。
感謝の気持ちを胸に、自分も楽しんで、来てくださるお客様も楽しんで頂ける、そんなお店にして行きたいです!
今後のビジョン
私が生まれ育った操南学区に、みんなが集える場所を作る事で、高齢者と働く親世代、子供たちの関わりの輪が広がる。
あそこに行けば誰かいる。そんな安心できる場所を目指しています。

そして、スペシャルティコーヒーの魅力を操南学区の方だけでなく、岡山県内を中心に多くの方に伝えて行きたいです。
そして、樹木珈琲主催のマルシェを操南学区で開催し、地域へ恩返ししたいと考えています。





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