

はじめに簡単に自己紹介させてください!
はじめまして!愛テックファーム代表取締役の松本剣(まつもとけん)です。
現在、2人の娘の育児に奮闘している34歳です。
僕は1990年に栃⽊県で⽣まれ、高校卒業まで栃木県で過ごし、大学進学に合わせて茨城県で1⼈暮らしを始めました。大学院修了までの6年間を茨城県で過ごし、その後は 某コンビニのベンダー会社へ就職。全国2万店向けの商品開発に携わり、3年を区切りに独立の準備をしている時に、縁があって愛テックファームの立ち上げに参加しました。
そもそもなぜ、就農しようと考えたかというと1つの強い想いがあったからです。
僕が大好きだったじいちゃんは僕が高校生の時に癌で亡くなりました。
その時に
「健康寿命」
というワードを知り、日本は戦後医療技術の発展で寿命は延びましたが健康寿命が伸びておらず、本当の意味での健康になれていないという事実を知るとともに、じいちゃんが亡くなるまでその現実を見せつけられました。
闘病生活中にじいちゃんがメモに書いた苦しい気持ち。当時の僕には衝撃的で、どうしてそんなことを書くのか。どうしてこんな生活になってしまったのか。たくさんの「どうして」がずっと僕の頭から離れない数年間になりました。
この経験がきっかけで
僕のビジネスミッションは
「健康寿命を延ばす」
になったのだと思います。


日本人の不健康の原因は「生活習慣」と「低野菜摂取」にあると考えています。日本は特に自給自足率が低いと言われていますが、国内で生産された野菜の廃棄量が多い国でもあります。消費量が伸びない理由を海外と比較して考えていくと簡単な理由でした。
作る>売るの力関係になっており、
日本では生産のプロが多く、売るプロがほんの僅かしかいない
ことが原因です。
これは従来の日本農業の流通が原因だと考えています。日本には農協という素晴らしい組織(仕組み)があります。農家に替わって品質規格を設け、その基準に沿って買取をしてくれる他、機械や資材、資金等の応援をすることで今の日本農業を築き上げてきた素晴らしい組織です。
一方で、
農家自身で「努力して販売する」という経験を得る場が少なかった
ことも事実です。
結果、
農家=生産のプロ・販売の素人
という現状が生まれたのではないかと考えています。
僕は農業は未経験者でしたが、本業はマーケターとして売る仕組みを作ることです。
僕自身で野菜を生産し、供給する。その中で自社の野菜だけでなく国内の野菜消費を促進する仕組みを作り上げる。結果、日本人の食文化を少しでも改善し、1分1秒、多くの人の健康寿命を延ばす。そんなことを考えながら、愛テックファームという会社を通じて今現在も農業に携わっています。
約5年間で僕が日本市場へ供給したレタス商品は
800万食以上。
競合が多い水耕栽培市場で得意なマーケティングを酷使しながら、今もなんとかこの業界で生き残ることができています。



前述の通り、僕は農業業界では珍しく
「作るのも売るのもプロフェッショナル」
として現在活動しています。この強みを活かして愛テックファームを通して様々なことに挑戦中です。
その1つが「愛ト絆」プロジェクトです。

これは僕の仲間たちから野菜を相場以上の金額で買い取り、僕が販売リスクを背負って販売をするというものです。
農家は天候による生育過剰や不良・相場の上昇や下落等、様々な外部要因で収入が安定しません。
消費者は何でも手軽に買える時代だから、毎日食べるものだからこそ、食の透明性を求めています。
僕はそんな両者間を繋げるハブとなるため「愛ト絆」というプロジェクトを立ち上げました。
日本全国は難しいかもしれない。でも僕の手の届く人たちをつなぐことはできるかもしれない。
まずは小さな一歩を踏み出そう。それがいつか未来に農業を繋ぐかもしれない。
そんな想いで始めたプロジェクトです。
このプロジェクトは愛テックファームが持つ物流網や僕自身の得意な「売る」ことを掛け合わせ、2024年3月のプロジェクト立ち上げ当初から事業の「黒字化」を達成しました。
また、2024 年度(2024年4月~2025年3月末まで)の1年間で仲間農家から
1,200万円以上の野菜を買い取り
皆さまの食卓へ運ぶことができました。
このプロジェクトで繋がった農家の野菜・果物をもっと色々な人に届けたいという想いでいくつか取り組みをしています。
2024年には1日パティシエとなり、「紅はるかの和パフェ」を日立市で開催された地域交流イベントで提供しました。
今年2025年5月にはサンドイッチ専門店「LETTUCE FARMER'S SANDWICH」を開業し、より野菜が身近に食べられるようサンドイッチへ加工して届ける農業の6次化を進めています。
5月の試験販売では30分で完売!
6月・7月の販売日も即完売!
7月初のSNS予約販売では20分足らずで完売!
単なる野菜として届けるのではなく、消費者が「欲しい」と思う形で届ける。
そんなことを実現しているプロジェクトです。



この取り組みをもっと茨城県のために、
農業の世界を飛び越えて何かできないか。
そんなことを考えている時に知人の紹介で「県北BCPアイディアソン2024」という茨城県北地域活性化を目指すビジネスプログラムを知り、リーダーとして会に参加することに決めました。
このプログラムでは学生の未来につながる「0から1を生み出す経験」を提供したいという想いから、茨城大学の学生たちと日立市の晴耕雨読というマイクロオフィスで「絆マルシェ」を開催しました。県北地域の14の企業・団体を巻き込んだ “まちおこしイベント”を学生主体で開催することができ、「0から1を生む出す経験」「ビジネスで利益を得る難しさ」を学生へ、【農業】という分野を通して提供できたと自負しています。

また、このプログラムで出会った会社様のさつまいもの販売課題を愛ト絆でお手伝いしたことをきっかけに、
「愛芋AIIMO」
という愛テックファームの新ブランド&新規規事業を立ち上げ、僕1人でスモールマーケティングを開始しました。2024年11月に立ち上げた「愛芋AIIMO」ブランドの焼き芋は2ヶ月間で2トン販売し、事業の「黒字化」を達成するとともに新事業を作り上げました。




「県北BCPアイディアソン×愛ト絆プロジェクト×人との繋がり」
の取り組み結果として
「県北BCPアイディアソン2024」では優秀賞を受賞
することができました。
嬉しさと同時に、愛ト絆での取り組みが第3者に評価され、今の日本農業界に必要なことであるという確信を得る機会となりました。


僕の想いを話す前に、ここで少しだけ茨城県の特産品であるさつまいもの話を少しさせてください。
茨城県のさつまいもの農業産出額は全国1位、生産高は全国2位。皆さんがご存じの通り茨城県はさつまいもが特産品の県です。現在も茨城県産のさつまいもの市場規模は伸びており、今後茨城県の農業や経済を活発化させることができる要素の1つではないかと考えています。一方で、現在の茨城県内のさつまいもの産地には偏りがあり、現状の栽培面積では前述したことを実現していくことが難しいという課題があります。この課題の解決のためには、新たな産地開拓が必要です。
そこで僕は茨城県北地域に目を向けました。愛芋AIIMOのスモールマーケティングを通して「茨城県北」、強いては僕たちがレタス栽培をしている
「高萩市」をさつまいもの産地化にすることができるのではないか、
いや!するべきだ!
農業で地方創生を!
その一歩をさつまいもで!
僕がその野菜・果物売ります!
流通・加工・ブランディング、全部僕がやります!
農家さんは作ることに集中してください!
儲かる農業を実現して、未来に明るい農業を繋ぎたい!
という想いを持つようになりました。想いを実現するため現在、県北地域の農家さんと提携し、高萩市を中心に茨城県北の農家さんと連携して「愛芋AIIMO」の栽培を進めています。また、同時に新規就農者への支援や休耕地開拓進め、農業の明るい未来に繋がる活動を進めています。

また直近では活動拠点である高萩市に焼き芋加工場を準備し、すでに焼き芋の製造販売を進めています。この事業ではママさん向けの雇用を生み出せるよう現在準備中です。
愛芋AIIMOというさつまいもを通して儲かる農業を実現し、僕と関わる全ての農家仲間たちと儲かる農業を未来につないでいく、そんな想いで今日も活動しています。
また、今年農家仲間と連携し
米の栽培
にも注力しています。昨年の秋から愛ト絆で米の流通に取り組んでいる中で起きた昨今の米騒動。
何が正しいのか
今買っている米の値段は適正か
お米はどこに行ってしまったのか
そんな不安を抱えている人も多くいると思います。
そんな中で大切なことは
「誰から買うか」
だと僕自身考えています。
このプロジェクトを通してその「誰かに」なれるようこれからも多くのことへ挑戦していきます!
愛ト絆があなたが選ぶ農産物のブランドになれるように。


日本の農業従事者は、20年前と比べ半分以下に減っています(2000年には240万人、2023年には116万人)。私たちの体は食べたものでできていて、健康に楽しく生きるためには良質な食べものが必要不可欠です。しかし現在、農業を支える人は減る一方で、将来の食糧問題を考えると作り手の1人として不安になります。
最近のニュースでは令和の米騒動がありましたが、今のように作り手が減っている状況では、ちょっとしたきっかけで手軽に食料が手に入らなくなる可能性があります。これから先、農地が休耕地や耕作放棄地に変わり、野菜や果物だけでなく、肉や卵、牛乳などの食べ物も手に入れにくくなる時代が来るかもしれません。
他人事のようでいて、実は自分事
これから新規就農者を増やすことも大切ですが、僕は今この瞬間に頑張っている農家を支えることが最も大切だと感じています。
「愛ト絆」プロジェクトは、作るプロの農家と売るプロである僕とで得意を分業し、僕がブランディングや6次加工、流通、販売を担い、農家の販売への負担を減らし適正価格で消費者へ届けるプロジェクトです。
農家が減る大きな理由は
「販売」つまり「現金化」が苦手であること
だと僕は定義しています。
僕が生産以降の工程を一貫して担うことで農家を支えることができるのではないか。
この「愛ト絆」は農家と消費者をつなぎ、「未来に繋ぐ農業」を実現するプロジェクトにしていきます。
1年間という短い期間の活動ではありましたが、ここまでお話させていただいた通り「愛ト絆プロジェクト」を立ち上げてから多くの成果を残してきました!
この活動をもっと大きく広げていくことで、高萩市から始まり茨城県北、茨城県の農業を今以上に活発化させていけると僕自身確信しています。
ですがもちろん悩みもたくさんあります
その1つが資金問題
愛テックファームも所詮は小さな組織で、薄利多売・相場事業が当たり前の農業業界の会社です。そのため、就農者支援や設備投資等のための資金にも限界があり、ここから一人で活動を広げていくのは現実的に不可能だと考えています。
そこで今回クラウドファンディングを通して仲間を増やし、同じ想いを持つ人とともに「愛ト絆」を広げていきたいと思います。
農業や食に関心を持っていて、農家応援のために何かしたい!
将来の食糧問題のために行動したい!
愛ト絆に参加している農家さんを支援したい!
そんな想い溢れる人と農家を繋げるためのハブとしてこのプロジェクトを機能させることで、多くの人たちを巻き込み、みんなで一緒に農業を支えていくプロジェクト、ブランドにしていきたいと考えています!
他人事のようで自分事の農業問題
その解決のために、多くの人の力を借りたくクラウドファンディングを始めることを決めました。
未来が見えなくて今も不安ですが、僕は今も仲間たちと農業という世界で戦っています。
あなたも僕たちの「仲間」になりませんか?
あなたの温かい想いをお待ちしています
あなたの勇気ある一歩を願って。
愛テックファーム代表取締役 松本剣より

今回のクラウドファンディングで調達した資金は全額「愛芋AIIMO」関係に使用させていただきます。
1)業務用焼き芋焼成機の購入 約80万円
2)高萩市内での紅はるか栽培にかかる苗代、農薬代、資材代等へ使用 約20万円
3)募集金額を超過した資金に関しては、さつまいも出荷調整に必要な農機(洗浄機、選果機等)の購入の他、規模拡大の計画を早め1)の焼成機の追加購入、来期に向けた休耕地開拓等への費用にすべて使用させていただきます
※今年愛ト絆プロジェクトでは新規就農を志す方へ愛芋AIIMOさつまいもの栽培に従事していただき、就農支援を行っています。2)はその際にかかる費用へ使用させていただく予定です。




<上記一覧表>

スケジュール
2025年9月1日クラウドファンディング開始
2025年9月30日クラウドファンディング終了
2025年10月1日都度活動報告
2025年12月1日リターン発送開始
最新の活動報告
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高萩市産愛芋AIIMOの試し堀り実施しました!
2025/09/21 10:09こんにちは!愛テックファームの松本です。先日高萩市で栽培している紅はるか(愛芋AIIMO)の試験掘りを実施しました。この取り組みはクラファン内でも説明している高萩市の休耕地を利用と若手支援の一環で進めているものです。農業で独立したいと考えている若手を支援しながら栽培を進めてきた第1回目の取り組み。地域で長年農業に従事している農家さんに弟子入りした若手が、師匠と二人三脚で試行錯誤しながら栽培を進めてきたさつまいも栽培。先日試し掘りをし、立派に育っていることが確認できました。今年は9月末頃から随時収穫を始め、愛テックファームでキュアリング処理・熟成を行ったのちに11月頃から焼き芋や干し芋、サンドイッチに加工し販売予定です。また、今シーズンから愛芋AIIMO商品は高萩市のふるさと納税返礼品に登録されます。こちらの宣伝活動やマーケティングを僕が本格的に進めることで、高萩市の発展に貢献できる資金(税金)集めを行い、農業で地方創生を推進していきます。来年はさらに休耕地の開拓を広め1町歩の土地を開拓する予定です。(現在5町歩以上の休耕地所有)皆様から頂いた温かいお気持ちを僕というハブを通してしっかり茨城県の農業へ還元していきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします!愛テックファーム松本より もっと見る
ネクストゴール達成しました!
2025/09/07 22:59お疲れ様です!愛テックファームの松本です。クラファン開始7日目本日無事ネクストゴール200万円を達成しました!多くのご支援を賜りまして感謝と感動で感情がごじゃごじゃの状態ですが、いただいた温かいお気持ちを愛ト絆プロジェクトへ還元し、農業を明るい未来へ導けるように努めてまいります。本来であれば次のゴールを決めて進行するのがセオリーだと思いますがここからは目標を決めずに終了まで進めていきます。最終的にご支援いただいた総額でプロジェクトのスケール効果が最大限になるように使用用途を決定するつもりです。9/7(日)22:30現時点の支援総額2,012,914円の用途は下記で検討中です。支援総額2,012,914円手数料(17%+税)376,415円愛テックファーム入金総額1,636,499円1)焼き芋業務用焼成機950,000円2)2025年度高萩市愛芋AIIMO生産費用300,000円3)6次加工施設改装(製造許可含む)費用400,000円1)~3)総計 1,650,000円※不足金は自己資金で補填最終的なご報告は9/30(火)以降に決定しご報告させていただきます。まずは一区切りとしてありがとうございました!!!愛テックファーム代表取締役 松本剣より もっと見る
ありがとうございました!ネクストゴールに挑戦します!
2025/09/03 15:50こんにちは!愛テックファームの松本です。愛ト絆プロジェクト。クラウドファンディングスタートから3日目。第1目標である100万円を達成しました!親友や知人などの身内の他、普段から愛テックファームを支えてくれる温かい愛テックファンの方々、茨城県を支えている企業様など、温かい気持ちを持つたくさんの素敵な人たちに支援いただき、おかげさまで開始53時間という短い期間で第一目標を達成することができました!物価高の現情勢にも関わらず、貴重なお金を愛テックファームへご支援いただき身が引き締まる思いと共に、いただいたひとつひとつの支援や応援メッセージに勇気をいただきました。僕が掲げる目標の1つ。高萩市を起点にした茨城県北のさつまいも産地化。その実現に向け活動や取り組みを全身全霊で進めて参ります。今回のご支援結果を踏まえ今後計画を前倒し、プロジェクトスピードを加速させるためネクストゴール200万円に挑戦させていただきます。低温熟成工程に必要な設備の他、産地化=大量生産に向けた生さつまいもの洗浄機等の設備投資、来年度の高萩市内で愛芋AIIMO紅はるかを生産する生産者支援等に使用させていただきます。愛ト絆プロジェクトで消費者と生産者を繋ぐハブになる。その可能性が今回皆様からのご支援で少しだけ先が見えました。引き続き農業の明るい未来に向け、温かいお気持ちお待ちしております!株式会社愛テックファーム代表取締役 松本剣より もっと見る





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