こんにちは!
神戸市西区の端っこにあるリフォーム屋「松美堂」の一角で、雑貨部門「松美堂バジャール部」の店主をしています重松レイコです。
山と雪を愛する家屋の修繕士の夫、オルタナティブスクールに通う小学3年の陽気な息子、保護施設からやってきた強面な犬、猫風邪をひいて1匹で歩いていたところを保護した猫の3人+2匹で暮らしています。
東南アジア、猫(毛が生えた動物全般)、二層式洗濯機、香草、読書、インド刺繍が大好きです。
店では旅で買い付けたものやエシカルな日用品、生活がちょっぴり楽しくなるような雑貨や古道具を取り扱っています。


このたび、雑貨を見ながらひと休みしてもらえる空間を作りたいなという思いがきっかけで、店内の壁をぶち抜き、改装を始めました。
カフェのメニューを妄想しているときに、古代ギリシャの医師ヒポクラテスの言葉が目に入りました。
「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」
健康に関して食べ物や食べ方が重要であることを説いた医学の父ヒポクラテス。
その言葉を見た時、ひと休みのひとときと甘いものが幸せであると同時に、心と身体のお薬にもなるような、そんなおやつのある場があるといいな。そんなカフェを作りたい!と考えるようになりました。
そして化学的な香り等に辛い思いをされている方にも落ち着いて過ごしていただけるよう、その設備はできる限り自然なものを。
松美堂の社長がずっと理想に思っている「潰したときにゴミにならず自然に還るもの」で作りたい。
そしてせっかく場ができるのであれば、不特定多数の大勢に向けたものはできないかもしれないけれど、公立の学校に通えない子どもが、ふらっと来てちょっとおしゃべりをしたり本を読んだりできる場になればいいな。
生駒のチロル堂さんのシステムがうちでもできたらな。
でもうちのポリシー的には駄菓子を置くことはできないなぁ。
それならば
①“大人の飲食には子どもへの寄付が含まれる”システム(チロル堂さんのシステム)
②“ペイフォワード”
③“寄付による足長おじさんシステム”
を導入したいと考えるようになりました。
①はそのまま、大人の方の飲食の代金には子どもへの寄付が含まれます。
②と③は2つとも同じ内容ですが、
ペイフォワードは、ちょっと今日余裕があるわ♡なお方は、お会計時に次の子どもの飲食代をお支払いいただき、そのお代で次に来店してくれる子どもは飲食ができます。
足長おじさんシステムは、単発、もしくはサブスクリプションにより子どもの飲食代を寄付いただき、「今週は◯人の子どもがおやつを100円で食べられます」というような表示ができるものになります。
現在の日本は小中学校の不登校児童が34万人を超えています。
不登校というのは子どもに原因があるわけではなく、学ぶ場が公立以外にないことや、一人ひとりに寄り添える教育環境が日本には極めて少ないことが問題だと考えています。 不登校てなんやねんと、行く場所の選択肢がないだけやんと常日頃思っています。
義務教育の「義務」は大人にあり、子どもには学ぶ「権利」があるだけ。
子どもが安心して過ごせる場を整えることが私たち大人の義務であると思っています。
そして、心にも体にもお薬になるようなお菓子や飲み物、時間を過ごせる場を作りたいと心から思っています。

家族全員が大好きな南インドのドーサ

美味しいお茶を飲んだりお菓子を食べながら雑貨を見てもらえたら、という単純な想いから始まったリフォーム&雑貨の店舗改装。
カフェを始めるならば、美味しい幸せ感と健康、どちらもあるといいな。
我が家の小学校3年生の息子は、公立の学校に行くことができません。
化学物質過敏症があり、学校に行くと強い柔軟剤や洗剤の香りで頭痛や喘息、目の痒みや鼻水、鼻血などの症状が出てしまうからです。
私の周りにもそういった化学的な香りで頭痛になったり気分が悪くなったりするお友達が多くいます。
そんな人たちにも安心してゆっくり過ごしてもらえる空間づくりを目指しています。
そして私は根っからの食いしんぼう。
できるだけオーガニックで罪悪感のない、でも絶対に美味しいおやつが必要。
その背景には、この10年以上、身体のマイナートラブル(花粉症や鼻炎や風邪、ひどいアトピーなどの皮膚のトラブル)を食で解決してきたことがあります。
食から自分たちを観察することで、8歳の息子は年に3回ほどは熱を出しますが、高熱でぐったりすることもなく3時間ほどで解熱し、1日以上熱が下がらないなんてことが今まで1度もなく、小児科にかかる必要がなかったのが少し自慢でもあります(病院に行きたくないわけではありません)☺️
でもそんなおやつは決して安価ではありません。でも子どもにこそそんなお菓子を食べてもらいたいな。
何らかの理由で学校に行けない子どもが来て飲食ができるようにするにはどうしたらよいか、と考えたことが発端です。

もともとの事務所部分を多目的部屋だった部分に移動させ、動線が良くなるように壁を抜いて通り道を作りました。
そして事務所部分だった雑貨店の続きの部屋に、もともとあったテーブルを半分にして足を作りカウンターを設置。
そして現在はモールテックスという水や細かく砕かれた鉱物などを主体とする自然塗料と、もともとあった素材とを合わせて1から大きなカウンターを製作したり、手洗い設置を計画したりしています。

ワークショップを開催したり、美味しいご飯を作られる方に出店いただいたりできるように、楽しく心地よく人々が集える場にできたらいいなと思っています。
できるだけアレルギーがある人も、veganでもそうじゃなくても、身体のために制限がある人にも優しくあるためには、どうするのがベストかなと日々考えています。

ただただ応援していただくコース、
喫茶がオープンした後にご利用いただける飲食チケット+ご支援、
これから制作に入りますがオリジナルお買い物バッグ(きっと可愛くなる予感ひしひし!)
松美堂バジャール部のオススメ雑貨や美味しいもの、
松美堂のスタッフUこと、絵描きのくどううたによるスペシャルなリターンもご用意しています。
わくわく。
※画像は全てイメージで、実物とは異なります。




5月 内装の完成、保健所に許可申請、クラウドファンディング開始、メニュー開発・試作
6月 クラウドファンディング終了、準備
7月 プレオープン、リターン発送開始
8月 本オープン リターン発送
最後までお読みくだっさて本当にありがとうございます。
出産し、育児休暇という名の無職の私(それまではクラシックバレエとジャイロキネシスのトレーナーをしていてリフォームや雑貨とは無縁でした)に、家屋修繕の店を営む夫が突然私に「移転するから店やらへん?」と言ったことから始まった松美堂のバジャール部門。
息子が1歳半のときに教習所に通い(しかもMT)、なんとかかんとか必死に免許取得、
右も左も分からへん!ところから松美堂の一員になり、ただの服好き、本好き、旅や雑貨が好きだった主婦の雑貨屋店主としての人生が始まりました。
アトピー、ほぼ年中花粉症と鼻炎に結膜炎、PMSに月経困難症、自律神経失調に季節性の軽度鬱、冷え症に腰痛に肩こり、10代の頃は人生の8割下痢、その後便秘、などなど…マイナートラブルの塊だった私。
13年ほど前にあることがきっかけでお肉を食べると猛烈に痒みが出るようになり、ベジタリアンに。(色々と思うことがあり、今は完全なベジではありません)
そこからは、それまで以上に食と真剣に向き合うことになりました。
菜食から始まり、玄米食、アーユルヴェーダやマクロビオティック、ローフードや陰陽五行などを勉強し、そして自分に合う食事や量、合わない食べ物を自分自身で実験し、同時に質の良い運動のトレーナー資格を取ることで、食や運動で解決できるとがたくさんあることを知りました。
自分が食べるもの、その食べるものででできている身体と向き合ったら、前述のマイナートラブルは全てほぼ治ってしまったのです。
同時に食の問題、環境問題、教育や政治、全部が繋がっていることにも気づきました。
地球にも動物にも自分にも、全部が全部は無理だけど、できるだけ生きとし生きるもの全てに優しい選択をしたいと思うようになりました。
そんな私が経験してきたことが、誰かに寄り添えるものであったら、私がセレクトする雑貨や食べもので笑顔になる人が増えたらとっても嬉しいなと心から思っています。
ひとりひとりが違うことを認め合い、それを表せるようなカフェを心から作りたいです。
誰かの困り事を、社会の困り事としてみんなで考えることで、たくさんの人が安心して暮らせる社会を作りたいです。
突如始めることになったクラウドファンディング、周りの人もたいそう驚いていますが、スピード感に一番驚いているのは私自身かも…
どうぞよろしくお願い申し上げます!

息子と2人で買付の旅、チェンマイの象の保護施設にて。








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