”次の100年に織るために”直す修行始めます。

若手技術者の育成/西陣織の力織機で帯地をメインに製造しているメーカーです。現在西陣内に力織機を専門に整備する技術者が居ません。丹後から二時間かけて来ていただいている状況です。出張料とメンテナンス料を含めると現在の工賃基準ではやっていけないと廃業される織手さんが日々増えております。

現在の支援総額

309,000

30%

目標金額は1,000,000円

支援者数

19

24時間以内に4人からの支援がありました

募集終了まで残り

19

”次の100年に織るために”直す修行始めます。

現在の支援総額

309,000

30%達成

あと 19

目標金額1,000,000

支援者数19

若手技術者の育成/西陣織の力織機で帯地をメインに製造しているメーカーです。現在西陣内に力織機を専門に整備する技術者が居ません。丹後から二時間かけて来ていただいている状況です。出張料とメンテナンス料を含めると現在の工賃基準ではやっていけないと廃業される織手さんが日々増えております。


自己紹介

織物の産地西陣にて西陣織の製織部門で伝統工芸士として物作りをしております。
有限会社蔦屋久兵衛の小倉 亮と申します。 

この度は皆様にご支援をお願いしたいのは、私の息子(龍平・高校3年生)が高校卒業後に織物を学ぶために修行に出る事を決意してくれました。これからの西陣織を支えていくための重要なプロジェクトです。

このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトは、京都・西陣で育った18歳の若者が、2026年春の高校卒業後に、丹後地方の職人のもとで3年間の修行を行い、機械織機の整備・修理・改造技術を身につけることを目的とした支援プロジェクトです。 彼は将来的に西陣の自工房に戻り、現在西陣にはほとんど存在しない「機械織機の修理・調整ができる若手職人」として、伝統産業の継承と支援に貢献することを目指しています。


プロジェクト立ち上げの背景

【西陣織を支える“見えない技術”の危機】     
•    西陣では、織機の多くが40~60年前の機械で、現在は製造終了。     
•    部品の入手が困難なうえ、修理・調整・改造ができる専門職人がすでに西陣内にはいないという状況です。     
•    外部の金属加工業者に依頼すると高額かつ納期がかかり、結果的に機械が壊れたまま放置→廃業に直結するケースも増加中。     
•    自工房内でメンテナンスできる若手がいれば、長期的な技術保存と業界支援の両立が可能になります。
•    西陣では多くの**手織り機・ジャカード機・力織機(機械織機)**が現役で稼働しているが、故障時に直せる職人がいない状態。     
•    一方、丹後地方には、織機に強い熟練の技術者が今もわずかに残っており、「機を触れる最後の世代」から技術を学べる貴重な環境がある。     
•    この技術を西陣に持ち帰ることで、地域間での技術循環と産地連携の新たな形を実現できると考えています。



現在の準備状況

現在高校3年生と言う事で、部活等、学校優先ですが、必要な技術は少しづつではありますが、実戦で教えてます。トップの写真は春休みに織機の仕掛けを交換している所です。


リターンについて

本人が今何が出来るか?と言う事で私が提案いたしました。挑戦者本人が手掛ける事に意味があると思ったので、弊社にある織物を活用し半幅帯や角帯を作成しました。
他に私が所属しております「hibaco」のメンバーによる半襟などをリターンに選ばせて頂きました。


スケジュール

■ 1年目(2026年4月〜2027年3月) 基礎力を固める「織機の身体感覚を覚える年」     •    織機の構造を徹底的に学ぶ(ジャカード・力織機・モーター駆動など)     •    分解・清掃・再組立の基礎作業を繰り返し習得     •    工具の扱い方・測定技術の習得     •    簡易な不具合への対応(糸調整・オイル管理・部品の交換)     •    月1回の活動記録投稿(写真・文章・簡易動画) 目標:図面なしで織機の構造をイメージできるようになる ⸻ 

■ 2年目(2027年4月〜2028年3月) 応用力を磨く「トラブルに挑む年」     •    摩耗部品の修理・再生(簡易旋盤・やすり加工・部品発注など)     •    改造・カスタムパーツへの対応(旧型との組合せ)     •    電気系統(モーター・配線・スイッチ)の修理と管理     •    地元の他工房の織機メンテナンス同行体験     •    修行風景を動画記録・編集(定期発信・ドキュメンタリー制作開始) 目標:一台まるごと診断・修理ができるスキルを身につける ⸻ 

■ 3年目(2028年4月〜2029年3月) 実践と展開「地域と未来をつなぐ年」     •    故障した織機を一台再生し、西陣に持ち帰って稼働させる     •    小規模ワークショップや報告会の開催(地域・学校など)     •    オリジナルの整備マニュアル(若手向け)を作成     •    クラウドファンディング支援者への成果報告(映像・写真展)     •    西陣の自工房での実地整備スタート 目標:「修理できる若手職人」として地域で認知される存在に ⸻ 【補足:年間行事・発信活動】     •    各年度末に「支援者向け報告レポート+記録映像」発信     •    SNSやYouTubeで月1回の修行記録投稿(進捗、発見、感想)    


最後に

若手育成の為にこれまで同業者の当時20代の後継予定者にも技術指導をした事もあります。
しかし、技術を習得するまでに数年(個人差有)時間が掛かるので、結果が見えるまでに断念する事が今までに何度かありました。これらの事もしっかり話をした上で「自分はやりたい」と言いました。
西陣織もいよいよ職人不足が本格化してきました。従事者の平均年齢も80歳オーバーで現在メンテナンスができる職人は西陣内で私が知る限り居りません。継続して行くためには熟練したメンテナンス職人は必要不可欠です。非常に険しい選択かも知れませんが現状、彼に頑張ってもらうしかありません。
どうぞ応援宜しくお願い致します。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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コメント

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  1. 2025/12/01 22:57

    わあ、御社のプロジェクトは本当に素晴らしいですね! 正直に申し上げると、そのアイデアにはとても興味を引かれましたし、非常に大きな可能性を秘めていると感じます。もっと詳しくお話を伺えたら嬉しいです。拝見したところ、集められた資金は実現に向けた主要なステップに充てられるご予定とのことでしたが、このプロジェクトが完全に実現した際、人々の生活にどのような変化をもたらすとお考えでしょうか?ぜひ詳細についてお話しできる機会を楽しみにしています!もしよろしければ、私のプロフィールに記載しているメールアドレス、または個別メッセージでご連絡いただけると幸いです。追加のサポートが必要であれば、資金面でお力になれるかもしれません。

    1. 2025/12/02 01:47

      コメント頂きまして誠にありがとうございます。プロジェクト実現の際ですが、多くの人の生活に変化をもたらせるかは解りませんが、技術を繋ぐきっかけにはなるかと思います。支援に関してはお気持ちなので、私からどうして欲しいとは言えませんが、ご協力いただければ幸いです。


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