自己紹介
はじめまして。キッコーセイ醤油4代目の齋藤ひとみと申します。去る2月13日、青森県豪雪被害により醤油蔵が倒壊しました。それに際し、多くの温かいお言葉とご心配のメッセージをいただきまして心より感謝申し上げます。お陰様で従業員も皆無事でいてくれたことに安堵しております。
しかし、醤油蔵の倒壊で設備の損傷や配管などの破損があまりにも大きく、醤油を醸造することが出来ないため、3月よりお店を休業せざるを得ない状況が続いております。
私自身、令和元年にこの醤油を守りたい一心で経営破綻した醤油蔵の経営を引き継ぎ現在まで運営を続けて参りました。地元に愛させれているこの醤油を守り続けることが私の使命と思っております。
再建までの道のりは簡単ではないと思っておりますが、覚悟を決めて邁進いたしますでどうぞお力添えの程、よろしくお願い申し上げます。
<キッコーセイ醬油とは>
1864年(元治元年)青森県黒石市で醤油醸造業として創立

1924年(大正13年)醸造元の娘がのれん分けをし、南津軽郡藤崎町に中村商店として根を下ろし地元の皆様と共に歩んできました。しかし、令和元年、惜しまれつつもその幕を下ろします。このままこの醤油を終わらせてはいけない、地元の味を無くしてはいけないと、一念発起して未知の事業ではありましたが引き継ぎ、なんとか今日まで運営してまいりました。
創業から続く、すっきりとした切れ味と深みが特徴の醤油に加え、江戸前の寿司職人より「寿司に合う醤油を作ってほしい・・・。」その一言から始まったほんのり甘さを感じる醤油は、お寿司やお刺身に合うのはもちろん、煮物や炒め物などにぴったりで長年にわたり地元で親しまれ、今も変わらぬ味で生き続けています。
私たちはその醤油と初代からの想い、地元の皆様の為に絶やすことなく引き継ぎ、末永くご愛顧いただけることを使命とし全うして参ります。
160年以上続く伝統の味をいつまでも大切に・・・
皆様と共に生きる未来へ想いをのせて・・・
プロジェクト立ち上げの背景
令和7年2月13日、弊社の要である醤油蔵が一瞬にして音を立てて倒壊しました。

令和元年に地元の味を守るため事業を引き継ぎ、経営の見通しも立ち、「さぁ、これから・・・」という時でした。倒壊した醤油蔵は弊社の今後の展開や展望も見失わせ、このまま廃業の方がいいのではないか…。工場の修復などとても難しい…。絶望しかありませんでした。そんな時、醤油蔵が倒壊したことを聞きつけた多くのお客様が醤油を求めて店にご来店くださいました。事情を話し、今後の販売も難しかもしれないことを伝えましたが、ほとんどのお客様から「この醤油がないと困るから何とか再開して!」「大変だと思うけど頑張って!」と励ましのお言葉をたくさんいただきました。また、今日現在でも、毎日電話やご来店いただき「再開はまだか?」「いつまででも待つから頑張ってね!」と多くのお問合せと心温かいお言葉をいただくに連れ、一つの事に気づかされました。
原点回帰すること・・・
私は、この醤油と地元のみなさんを守るためにこの事業を引き継いだんだということに。
もう一度醤油蔵を見渡してみると、ほぼ倒壊の下敷きになったままで把握も出来ない状態ですが、創業以来継ぎ足されてきた醤油樽が形そのままで残っていました。

醤油樽には長い間この蔵に住み着いた様々な菌や微生物などがおります。それを見たとき、「再建して復興させろ」と言われているようでした。ですが、何せ100年以上の建物でもあり、今後も雪の降る地域で醤油醸造を行うにはクリアしたい課題がいくつか浮彫になりました。先代から受け継いだ大切な樽。それはお金では買えません。何とか再建したい・・・その一心です。そのためには、お恥ずかしい限りですが自力では到底叶いません。皆様のお力をお借り致したく、プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトで実現したいこと

江戸時代から親しまれて来た「キッコーセイ醤油」は津軽の家庭の味であり、多くの小料理屋さんやラーメン屋さんの味でもあります。
「この醤油じゃないとダメなんだ」と仰って頂けるお客様や企業様のためにも、1日も早く製造を再開し、お届けしたいと思っております。
そのためには、醤油蔵の再建と設備、醤油樽のメンテナンスをする必要があります。特に醤油樽のメンテナンスは特別な作業が必要とのことです。その樽を守ることで伝統を守ることが出来き、醤油が生き続けることが出来ます。私はこのプロジェクトを通して多くの皆様のお力をお借りし、この味を守る為に蔵の修繕・再建を実現したいです。
・現在の状況
設備の損傷や断線、断水、配管の破損などが多く、休業をしております。
今後安心して醸造ができる醤油蔵として再開するまでには2500万円ほど必要とのことでしたが、まずは、すこしでも早い段階でお客様へお届け出来るよう、仮工場の設置を優先しております。
その後、倒壊した建物の撤去ならびに、醤油蔵の再建、設備什器の設置、メンテナンスと進めて参ります。
・資金の使い道
ご支援いただいた資金は、醤油蔵の再建に使わせていただきます。
・醤油蔵の再建費:約600万円(耐雪性を考慮した新構造)
・醤油樽のメンテナンス費:約100万円(伝統の味を守る専門作業)
・設備・機械の修理・導入費:約150万円
・CAMPFIREの掲載・決済手数料:約150万円 等
に充てたいと考えます。
・リターンについて
醤油蔵の再建が終わり再開した際に出来上がった一番醬油をお届けします。醤油蔵の再開には少々お時間をいただくかもしれませんが、長い目でお待ち頂けたら幸いです。
他にキッコーセイ醤油にしっかりと漬け込んだ「キッコーセイからあげ」や「オリジナルステッカー」やカタログやネット注文でご注文時にお使いいただけるクーポン券をご用意いたしました。
また、感謝をお礼のお手紙に変え、お送りいたいたします。
活動報告も随時発信いたします。
・スケジュール
2025年 9月 クラウドファンディング終了
2025年 9月 醤油蔵の補修メンテナンス開始
2025年 11月 醤油蔵再建、メンテナンス終了
2025年 12月 営業再開
2025年 12月 リターン発送
変更があるかもしれません。その際は、随時SNSにて発信いたします。
最後に
最後まで御覧いただきまして、誠にありがとうございます。
私自身、この醤油を守りたい一心で未経験、無知ながら今までどうにか運営してまいりました。何から始めたらいいのか分からない私に、たくさんの方からご指導、ご鞭撻のおかげで現在があります。今回もまたお客様や周りの方々から
「頑張って!」
「待ってるよ!」
「絶対無くさないで!」
「うちの店はこの醤油で愛されて来たんだから何とか再建お願いね!」
などなど、たくさんの応援と励ましのお声をいただきました。本当に心に沁み、心から感謝いたします。
私の代でその醤油づくりを絶やさず、遠い未来も生き続けていける基盤をしっかりと作り上げたいと思っておりますので、応援の程、よろしくお願いいたします。
ひろさき夢興社株式会社
キッコーセイ醤油
代表取締役 齋藤ひとみ






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