日本の手作り「縁付け金箔」を世界へ!箔押職人が美しく上品な作品をお届けします

ユネスコ無形文化遺産の日本唯一の手作り「縁付け金箔」のみを使う箔押し職人を京都で40年行なっています。金の高騰に伴う金箔の値上りで作品加工や金箔の仕入れ自体もできず最大の危機に直面しています。日本の金箔発祥地京都から世界に向け、縁付け金箔の存続に立ち向かう箔押職人の取組みにご支援をお願いします

現在の支援総額

61,000

1%

目標金額は5,000,000円

支援者数

5

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/10/30に募集を開始し、 5人の支援により 61,000円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

日本の手作り「縁付け金箔」を世界へ!箔押職人が美しく上品な作品をお届けします

現在の支援総額

61,000

1%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数5

このプロジェクトは、2025/10/30に募集を開始し、 5人の支援により 61,000円の資金を集め、 2025/11/30に募集を終了しました

ユネスコ無形文化遺産の日本唯一の手作り「縁付け金箔」のみを使う箔押し職人を京都で40年行なっています。金の高騰に伴う金箔の値上りで作品加工や金箔の仕入れ自体もできず最大の危機に直面しています。日本の金箔発祥地京都から世界に向け、縁付け金箔の存続に立ち向かう箔押職人の取組みにご支援をお願いします

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五明金箔工芸のHP動画です

自己紹介

     私は京仏具:伝統工芸士の五明(ゴメイ)金箔工芸:五明久(イツアキ ヒサシ)と申します。年齢的には定年を越えた世代に突入しましたが、箔押し師として御仏像御台座を中心に日本の手作り「縁付け金箔」でのお化粧を始めて約40年、まだまだ私には「縁付け金箔」を使って世界へ叶えたいことや伝えたい思いがございます。今日までご縁をいただき京都市章やみやこメッセの壁面陶板の加工、祇園祭の鉾頭加工、伏見稲荷大社参道の神体石碑文字の箔押し、父は東京三越伊勢丹本店の天女像の金箔加工も携わり、共にティファニー社やエルメス中国関連会社の作品加工に至るまで経験と信頼から多数制作させていただきました。特に祖父の時代より長きにおいて「縁付け金箔」を使用した仏像や台座の金箔加工が多く、多種多様な素材加工への依頼も多かったことで、多くの実績や作品が生まれ、「縁付け金箔加工なら五明」「金箔加工のことで困った時は五明さんへと自然に伝わるようになりました。

京都岡崎みやこメッセ壁面陶板(滋賀県陶業メーカー様のご依頼で金箔約20000枚で制作しました)

 改修前の京都市市章です(元々ライトアップで金色が輝いていました)

 大阪城銅瓦(午後7時前NHKのライトアップでおなじみです)2200セットを箔押加工しました

三越伊勢丹本店憩いの広場前の天女像(素晴らしい作品で、箔押しに関われまして感謝しています)

伏見稲荷大社参道のご神体石像(観る機会はなかなかないですが、石材仲間より荘厳だと聞きます)

    こちら技術展にて流していただくため取材を受けた動画です

ただ、いよいよ伝統産業の衰退を感じていた令和元年末コロナが発症し、以降コロナの影響をまともに受け、ご寺院関係から修学旅行生そして海外観光客に至るまで数年間暗黒の時代が続きました。本来ならば、京都で黄金の茶室制作したゲストハウスの動員、エルメス関連企業様との最高級竹製パーテーションの制作など話題性のあるものばかりの予定でしたので、あまりのショックで立ち直れない日々もありました。少しずつコロナ禍以降のインバウンドを経験し、海外の方にも日本の手作り縁付け金箔の魅力は伝わるものなんだとコミュニケーションを通して感じるようになってきました。言葉では至らなくても技術や文化は言葉を越えることを実践しつつあります。ただ、まさに信じ難い金の史上最高となる高騰が続いていることで、金に対する皆様のイメージが変化しているように思え、金の地金から作り出す金箔を使った様々な作品が完成しても価値観が少し変わってきている不安があります。私共は「縁付け金箔」を使って作り出す作品を荘厳品だけではなく、生活工芸品として生活の中で使っていただけるように様々な接着剤や素材への研究などにも取り組んできました。そして金箔を使っていただくことで付加価値の高い作品を作り、喜んで下さることが私の持つ技術を生かせる分野だと思い、取り組んできたつもりです。ですから箔押し職人として40年ですが、今まさに私自身が進むべき方向を模索している箔押し師でもあります。「縁付け金箔」は日本の特化技術であり、世界に同じく手作りの金箔は存在しません。しかし日本の金箔生産量のわずか2%!まだまだ世界には世界一といわれる日本の縁付け金箔の魅力は伝わっていません。その大きな魅力を今までの経験を基に、皆様に喜んでいただける「縁付け金箔の取組みを続けていきたい思いで、今回のクラウドファンディングにチャレンジさせて頂きます。今回皆様に認めて頂けましたら、今後もバリエーションを工夫して、「オンリーワンの縁付け金箔」を扱う箔押し職人として、進んでいきたいと思っております。

     海外向けに制作された私の紹介いただいた動画です

以下は、縁付け金箔の工程です



このプロジェクトで実現したいこと

「縁付け金箔」への危機感を仕事そして周囲からの意見を伺うにつけて、正に実感しています。

コメントだけでは伝わりにくいと思いましたので、拙いですが動画で話すことにしました

ユネスコ無形文化遺産の「縁付け金箔」の危機を救うため、箔押し職人なら何ができるのか?自問自答して辿り着いた答えは、少しでも縁付け金箔を使って皆様のご希望を叶え素晴らしい品を拡散すること日本の手作り金箔を皆様に知っていただくことが職人である私にできることだと思っています。次回はより皆様に喜んでいただけます取組みができればと思っております。

※【今回のご依頼品についてのお願い】

なお、私のクラウドファンディングでは、普段の箔押しと同様に、素材が布系や収縮系など普段取り扱いしていないものは対応できません。また、従来の仏壇仏具関係や骨董品関係業者様の作品はプロジェクトの趣旨と異なるため、クラウドファンディングではお控えください。また、フィギュアおよびアニメグッズへの全体加工は想定外の金箔枚数が必要となるため、余裕のある枚数で依頼されるか、今回は初めてのためお避け下さい。リターンにも書かせて頂いていますが、漆系、樹脂系、金属系素材などは金箔加工できると思われますので、お尋ねください。

箔押し職人として、日本で唯一京都に開設した専門店と縁付け金箔による取組みを今後も続けていけるかどうかまだまだ不安ですが、縁付け金箔の世界から離れることなく、祖父が譲り受けた「箔打ち石」とともに縁付け金箔の魅力を伝えることが「私の大きな責務であり、天命」だとも自負しています。

こちらの路地奥に工房と専門店はあります

左側ケースに保管していますのが「箔打ち石」、その右:大阪城の銅瓦先、一番右は中川木工芸様「このは」

1999年より縁付け金箔での体験は続けていますが金の高騰で大苦戦(リターンでの体験は今回控えました)

産地との技術共有してきた作品ですが、※こちらの作品の中で3年前に70%は生産中止になりました

プロジェクト立ち上げの背景

先日「金の高騰による現場職人への影響」について知人から取材を受けました。

私自身、こちらのリアルな記事を拝読し、また多方面からもコメントを頂戴し、口先だけではなく、技術を活かした行動をするべきと判断。相談の結果、この度のプロジェクトを立ち上げました。


現在の準備状況

何分にも全く規格外の金の高騰が続いており、金箔の在庫を維持できる状況ではありません

しかしながら、今回のクラウドファンディングでの皆様のご要望に合わせて、金箔を仕入れつつ、

順次金箔にお化粧させて頂くことならば対応できると思っています。

従いまして、少し時間はかかりますが、そのあたりはご理解いただけますと幸いです。

リターンについて

全ての返礼品は、勿論手作りの「縁付け金箔」で対応いたします。

お手元にはユネスコ無形文化遺産であります「縁付け金箔」で仕上げた作品がお届けします。


スケジュール

10月下旬~       クラウドファンディング開始

11月30日        クラウドファンディング終了
12月中~下旬       縁付け金箔の仕入れとリターンA(マスキングシート・竹の皮)準備

令和8年1月上旬~     リターンA・リターンB(ご支援頂いた皆様の作品)の準備

令和8年1月中旬~            リターン品の制作開始

令和8年2月~3月下旬         リターンAの完成と順次発送

令和8年3月~5月中      リターンBの完成と順次発送

※作品の種類によって、接着剤等も変わり、完成時期が変わる場合があります。

※そのあたりは金箔を乾かすムロを検討ながら、対応しますので、ご了承ください。


最後に

金箔の発祥地京都には長年の間金箔を作っていた証が探し続けても見つかりませんでした。

実は金箔を打ち延ばす時に使う「箔打ち石」を祖父が譲り受けていた事実を私は4年前に

はじめて知り、現在専門店に大切に展示しています。

どうか箔打ち石と共に私に京都で縁付け金箔を守らせてください

そして、早く縁付け金箔への制作作品のご要望をお寄せください。

喜んで縁付け金箔でお化粧させていただきます。

多方面の方々からのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。


五明ではご縁があって所蔵していますが、産地金沢に確認し、私が4年前に出会った「箔打ち石」です

今一度、箔打ち石と共に私に京都で縁付け金箔を守らせてください!

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • 金箔加工における備品費用

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

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  • 例年年末が近づきますと、意外な依頼品が届きますが、やってみたいと、ずっと思っていたミニカの依頼が期間中に舞い込みました。本当は本物の車の車体をゴールドにしたいのですが、叶いません。さて、樹脂系の作品は接着剤の選択に悩み試行錯誤しました。今回は窓枠をきれいにすることに苦心しましたが、出来上がってみると、やはり黄金のミニカはカッコよろしおす!もう2点「黄金の貯金箱」を作っていますが、未完成のため、アップできません。 もっと見る
  • 出来上がってみますと、ミニカは窓の部分が大変でしたが、カッコよく仕上がりましたグラスは手で掴むところだけ金にしないで仕上げました もっと見る
  • はじめてのクラウドファンディングにつき、自分ができることを精一杯多方面の方々に知って頂きたく、公開のお知らせと拡散のお願いを行なっています。おかげさまでクラウドファンディング中でも、金箔加工のご依頼は頂いていまして、ビフォーアフターという形でご紹介できればと思います。では約1か月よろしくお願いいたします。こちらは下地に摺り漆をして、金箔・プラチナ箔2回貼りです  もっと見る

コメント

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  1. 2025/11/04 19:53

    わあ、御社のプロジェクトは本当に素晴らしいですね! 正直に申し上げると、そのアイデアにはとても興味を引かれましたし、非常に大きな可能性を秘めていると感じます。もっと詳しくお話を伺えたら嬉しいです。拝見したところ、集められた資金は実現に向けた主要なステップに充てられるご予定とのことでしたが、このプロジェクトが完全に実現した際、人々の生活にどのような変化をもたらすとお考えでしょうか?ぜひ詳細についてお話しできる機会を楽しみにしています!もしよろしければ、私のプロフィールに記載しているメールアドレス、または個別メッセージでご連絡いただけると幸いです。追加のサポートが必要であれば、資金面でお力になれるかもしれません。

    1. 2025/11/05 11:09

      kawahigashiさま、コメントありがとうございます。プロフィールのアドレスがエラーになっておりまして、こちらへメール返信させて頂きます。日本の手作り「縁付け金箔」の美しさを多くの方に知って頂くきっかけに、そして金の高騰で仕入れすら儘ならない職人が状況を打破する思いで今回は取り組んでおります。残念ながらアドレスがエラーになっておりますので、宜しければHPhttps://www.gomei.ne.jp/ 内の問合せアドレスから今一度お話しできればと思います


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