【今回の作品について】
「美しい」だけじゃ、もう満たされない。
バレエはずっと私にとって、憧れであり、居場所であり、苦しみでもありました。
クラシックバレエの枠の中で、どこか自分を押し込めて踊っていたあの頃。
正しいかどうか、綺麗かどうか——そんな「答え」を追いかけるばかりで、
心から“自由に踊る”ことが、なんだか遠い世界のことのように感じていました。
でも、ある時ふと気づいてしまったんです。
本当に観たいのは、“心が震える瞬間”だったんだと。
完璧じゃなくてもいい。型からはみ出してもいい。
ただその人の“生きた感情”が、舞台の上で踊りとなって溢れ出す——
そんなバレエを観たい、そんな舞台を創りたい。
今回の『眠れる森の美女』は、そんな想いから生まれた挑戦です。
チャイコフスキーの音楽にのせて、リラの精が優雅に舞い、オーロラ姫が目覚める——
そんな光景は、クラシックバレエでは“お約束”。
でも、私たちはそこで終わらせたくありませんでした。
物語の軸はそのままに、登場人物の心情や人間関係に新たな解釈を加え、
誰もが知るこの古典作品に、いまを生きる私たちの感情やリアルを重ねて再構築しています。
ただの「お姫さまが目覚めて幸せになる話」じゃない。
誰かを信じることの痛みと尊さ、自分を信じることの難しさと希望——
そんな、誰もが一度は抱える感情にフォーカスした、現代の“眠れる森の美女”です。
そしてここだけの話——
伝統あるクラシックの“聖域”に、私たちはほんのひとさじだけ裏切ろうとしています。
守られてきた形式をあえてほぐし、バレエという高貴な器に、感情の生々しさを混ぜ込む。
それはもはや、「ある種の“罪”」かもしれません。
クラシックに手を加えるなんて、バレエ界では“犯罪”と呼ばれてもおかしくない。
でも、それでもなお、「観た人の心を動かしたい」という欲に忠実でいたい。
正しさよりも、“伝わること”を信じたい。
——だからこそ、あなたにもこの“共犯”に加わってほしいのです。
観るだけじゃない。
つくる側として、共に“背徳の一歩”を踏み出してみませんか?
この作品が終わったあと、きっとこう思うはずです。
「罪深いほど、余韻が心地よい」と。
【ご支援いただきたい主な内容】
・ダンサーへの出演料
・照明、舞台監督、音源制作などのスタッフ費
・衣裳・プログラムなどの制作費
・リハーサル・劇場使用料
“あたりまえ”を、“あたりまえ以上”に仕上げるために。
この“美しき挑戦”に、あなたの一票を重ねてください。
【プロジェクトのスケジュール】
・2025年5月中旬:クラウドファンディング開始
・2025年6月21日:クラウドファンディング終了
・2025年6月22日:REI*ISM vol.5『眠れる森の美女』上演
・2025年7月上旬より:順次リターンの発送・対応開始予定
【共犯者になってくださる方へ】
ご支援くださった方には、REI*ISMらしい“共犯者限定リターン”をご用意しています。
メッセージ、映像、バックステージ体験などーー
世界観そのままに、あなたへお届けします。
詳細は、ぜひリターン欄をご覧ください。
【最後に、あなたへ】
REI*ISMは、バレエの「こうあるべき」から、少しだけはみ出したいと願っています。
この作品は、今の私たちにしか創れません。
でも、どうしてもひとりでは届かない場所がある。
あなたの支えが、この作品を“舞台”へと立たせてくれます。
その信頼に、誠実に応えられるように。
心を込めて、創ります。





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