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筑波大学学園祭実行委員会です!
今年度、第51回目を迎える筑波大学学園祭「雙峰祭」。
これまでの50回の雙峰祭の歩みは、どのようなものだったのでしょうか。
過去の資料と共に、少し覗いてみましょう...!
(本記事は、第50回筑波大学学園祭「雙峰祭」にて実施された、学園祭歴史展示での展示内容を再構成したものです。
1. 学園祭のはじまり
1973年に開学した筑波大学は、翌年4月に第1期生を迎え、彼らの声から筑波大学学園祭は誕生しました。
1975年の第1回学園祭には、筑波大学の校章である「桐葉」と、紫峰と呼ばれる筑波山を由来とする「紫桐祭」という名称が付けられました。
(当時のパンフレットの表紙)
第1回の学園祭では、一般企画の他に、映画上映企画やスポーツ企画などが行われました。
ただ、当時は時代背景もあってか、度々学生と大学の間で衝突が起きていたようです。
「筑波大学の学園祭はどうあるべきか」という大きな問に対し、様々な思いが溢れた学園祭であったことが伺えます。
「ここで再度希望する。このたびの学園祭では、大学の建学の精神をふまえた上で創意を生かし、筑波大学の学園祭の伝統の第一ページを飾ってもらいたい。」
(『第一回学園祭の開催にあたって』 初代筑波大学学⻑ 三輪 知雄 より一部抜粋。)
『紫桐祭は、この大学での、新しい学術、文化を、我々の若い知性と想像力と主体性を駆使して、創り上げ、そして、その文化を地域文化の一翼を担うものとして位置づける場であると共に、我々が、これからの大学を建設するものとし、いかに考え、いかに行動するかを問い直す場でもあります。』
(『第一回学園祭の開催にあたって』 実行委員会から より一部抜粋。)
第二回学園祭からは現在まで受け継がれている筑波大学学園祭「雙峰祭」の名称が使用され、学園祭の規模も少しずつ大きくなっていきました。
(第1回〜第20回までのパンフレットの表紙一覧。卒業生の皆さんが学生だった頃のパンフレットもあるかも?)
2. 全国有数規模の学園祭へ
1990年代以降、雙峰祭の規模は徐々に大きくなり、2000年代初めには企画数400超を誇る、全国有数規模の学園祭となりました。
2005年にはつくばエクスプレス(TX)が開通。この年の雙峰祭は雨に見舞われたにも関わらず、埼玉県や東京都から訪れた多くの来場者で賑わいました。
筑波大学でも、学群改組や、モジュール制の導入など、今の筑波大学に繋がる大きな変化が多く起こった時期です。
(第21回〜第45回までのパンフレットの表紙一覧)
3. コロナ禍による開催中止
2020年に初めて感染者が報告された新型コロナウイルス感染症によって、雙峰祭も開催が困難に。
延期案として3月の開催も計画されていましたが、感染拡大への懸念が拭えず、第46回雙峰祭は中止。
第47回での雙峰祭復活を目指し、学園祭実行委員会を構成する1年生、2年生に加え、学園祭運営の経験がある3年生が加わった形で学園祭の準備が進められました。
実行委員の努力や、大学側の協力もあり、史上初となる雙峰祭のオンライン開催が実現。
制限も多い中、70を超える企画が用意されました。『雙峰祭オンライン開催の詳細はこちら』
4. 対面開催の復活に向けて
2022年の雙峰祭は、対面‧オンライン併用での開催を行うことに。
入場はオンラインでの事前予約制であり、各日7000人に限られましたが、雙峰祭の対面開催復活の大きな一歩となりました。
そして2023年の春、屋外企画の復活、オンライン企画の不実施が決定。人数制限のない、屋外屋内全面開放での雙峰祭が帰ってきました。
(第48回〜第50回までのパンフレットの表紙一覧)
昨年度、記念すべき第50回の開催を迎え、大きな区切りを迎えた筑波大学学園祭「雙峰祭」。
次の50年のはじまりは、どんな色を見せてくれるのか......。
ぜひ11月、会場に足を運んでいただければ嬉しいです!





