大学生の挑戦!香川県にある歴史的な空き家の改修を通じて地域活性化に貢献したい!

香川県笠島地区は、重伝建に指定された歴史ある街並みが残る地域です。近年は少子高齢化により空き家が増え、文化や人のつながりの希薄化が懸念されています。私たちは空き家を改修し、若年層が暮らしたくなる環境づくりに取り組んでおり、今回はその第一弾として街や日本家屋の魅力を伝えるプログラムを実施します!

現在の支援総額

166,000

24%

目標金額は670,000円

支援者数

17

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/08/04に募集を開始し、 17人の支援により 166,000円の資金を集め、 2025/09/21に募集を終了しました

大学生の挑戦!香川県にある歴史的な空き家の改修を通じて地域活性化に貢献したい!

現在の支援総額

166,000

24%達成

終了

目標金額670,000

支援者数17

このプロジェクトは、2025/08/04に募集を開始し、 17人の支援により 166,000円の資金を集め、 2025/09/21に募集を終了しました

香川県笠島地区は、重伝建に指定された歴史ある街並みが残る地域です。近年は少子高齢化により空き家が増え、文化や人のつながりの希薄化が懸念されています。私たちは空き家を改修し、若年層が暮らしたくなる環境づくりに取り組んでおり、今回はその第一弾として街や日本家屋の魅力を伝えるプログラムを実施します!

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

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私たちは香川大学プロジェクトチーム『笠島 スタジオ(Kasashima studio)』です!メンバーは香川大学創造工学部の学部生・大学院生で構成されており、現在、私たちはNPO本島町笠島まち並保存協力会、丸亀市と協力し、瀬戸内海に浮かぶ本島笠島地区にある歴史ある古民家の改修プロジェクトに取り組んでいます!

笠島スタジオHP:https://studentproject.kamalab.org/

笠島スタジオInstgram:https://www.instagram.com/kagawa.univ.kasashima_studio/?igsh =MmxwNjZtYWN6OWl4#

NPO本島町笠島まち並保存協力会HP:http://wwwe.pikara.ne.jp/honjima/




笠島は香川県丸亀市の本島にある瀬戸内の穏やかな海に面した伝統的なまち並みが残る港町であり、また瀬戸内国際芸術2025秋会期の会場の1つになっています。

江戸末期から昭和初期に建てられた100棟あまりの建物が残り、全国で129箇所ある重要伝統的建造物群保存地区のうち、香川県では唯一、丸亀市塩飽本島町笠島が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、北前船で栄えた港町の歴史と文化が今もなお残っています。また宮大工として名をはせた塩飽大工の拠点でもあります。

塩飽大工とは?

塩飽大工とは、瀬戸内海の中央部・塩飽諸島を拠点に、江戸時代から明治にかけて、主に岡山県・香川県で数多くの神社・仏閣・民家を県立した一大大工集団です。彼らの技術とデザインは、地域の文化や歴史に深く根付いています。また笠島地区内にも塩飽大工によって建てられた貴重な建物がたくさん残っています。


笠島は現在、少子高齢化や過疎化、人口流出、空き家の増加、そして歴史的建造物の維持困難といった、さまざまな地域課題を抱えています。特に歴史的建造物の保存については、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されていることから、税金によってまち並みの保全は日本トップレベルの水準で行われています。しかしその一方で、空き家率も全国トップクラスであり、「保存」という形式的なクオリティと、地域の実態とが乖離しているのが現状です。

このままでは、地域に根ざした記憶や文化が少しずつ失われ、住民同士のつながりや交流も希薄化していくという強い懸念があります。そこで私たちは、次の根本的な問いを出発点として、このプロジェクトを立ち上げました。


「なぜ今の私たちは、笠島のような場所に住みたいと思わないのだろうか?」


この問いに対し、私たちは次のような仮説を立てています。


「現代人の感覚が、伝統的な空間の豊かさからずれてきているのではないか。」


この仮説をもとに、笠島の価値を再認識し、地域の文化や記憶を取り戻すプログラムを企画しました。

特筆すべきは、このプロジェクトが学生主体であることです。資金調達から設計・施工、行政や地域住民との協働に至るまで、学生が企画・運営・実行のすべてを担う、長期的かつ実践的な地域活性化プロジェクトです。


この形式は、香川県丸亀市本島町笠島において、学生が空き家改修や地域交流、観光情報発信など多角的に関わることで、地域保存への貢献と学びの機会を両立しています。

対象としたのは、空き家となっていた歴史ある古民家です。私たちはそれを自らの手で再生し、単なるリノベーションにとどまらず、地元の方々との対話を重ねながら、地域資源や歴史的景観を活かした新たな活用を模索しました。

具体的には、その古民家を「サテライトキャンパス」「音楽スタジオ」として活用することで、外部の人々が笠島に滞在し、地域住民と交流できる場をつくっています。日本の伝統的な住空間が持つ豊かさを体感してもらうことも大切にしており、単なる宿泊や活動拠点にとどまらない、文化体験の場としても機能しています。

こうした新たな人の流れや文化の交差点を生み出すことで、笠島のまちおこしに貢献し、将来的には、若年層がこの地に魅力を感じ、暮らしの拠点として選ぶような地域づくりにつなげたいと考えています。


 瀬戸内国際芸術祭(以下:瀬戸芸)2025開催の年から始まった本プロジェクトは、瀬戸芸の三年の一度の開催という周期に合わせて、計6年間の長期プロジェクトを計画しています。



実現計画 

【第1ターム|2025〜2028年:空き家の再生と拠点整備】

2025 年:豊島邸の改修開始。伝統的日本家屋の空間性や素材の魅力を活かした

      展示・ 体験空間を整備。(音の実験室

2026〜2027 年:水回り・炊事場・土間などの機能整備。

 2028 年:学生のサテライトキャンパス・宿泊施設として運用可能な状態に。

若年層が笠島に頻繁に行き来するシステムを構築


【第2ターム|2028〜2031年:まちとしての環境整備と若年定住の促進】 

空き家のさらなる活用(住居/滞在型ワークスペースなど)を行い、地域住民や移住者とともに日常の暮らしの循環を形成

 若年層の移住者が現れ、町並みに加え、生活の姿も笠島の魅力となる




今年度は、船大工をルーツに持つ塩飽大工によって建てられ、現在は空き家となっている『豊島邸』を『音の実験室』に改修します!

豊嶋邸の現状

今年度はこの豊嶋邸を『笠島や伝統的な家屋の良さを多くの人に伝える』ことをテーマとして、以下の3つの取り組みを実施します!



①地域資源を用いた内装デザイン


和の暮らしと洋の暮らしを対比させるデザインを通じて、日本家屋がもつ「間」や豊かな空間の魅力を体感していただくことを目的とします。

1)組子を用いた音響建具

塩飽大工によって建てられた家屋の音響的な特性と、香川県を代表する伝統工芸品の1つである組子を用いた音響建具を、森本建具店様と共同開発します!

黄金比や白銀比を取り入れた新たな組子のデザインを考えております!

図面

2)和の生活様式にあった座布団

年々減少している畳敷き空間において、畳の上で座ったり寝転んだりする心地よさを体験できるよう、その空間に適したデザインの座布団を、熊井綿業様と共同で開発します。


②記憶を触れるアーカイブに

収集した笠島の環境音を、豊嶋邸内に設置するスピーカーから再生し、笠島の地域に根ざした記憶や文化に触れられる空間を創出します。また、実際に豊嶋邸で暮らしていた方の語りも録音し、地域の物語を伝えていく予定です。

③魅力発信型イベントの開催

本島の笠島地区を舞台に、島の住民から島外からの来訪者も対象とした魅力発信型イベントを開催します。これにより、香川県外からの参加者も含めて笠島の歴史・文化・風景に触れてもらう場を設け、地域の認知度と関心を高めます。


イベント日程


8月20日に開催予定のワークショップでは、組子を用いた音響建具の一部を参加者が組み立てます。同日、丸亀~本島間のフェリー旅客運賃が無料となる『毎月20日航路運賃無料デー』が実施されますので、アクセスもしやすいです。

また10月3日には、笠島在住のフラメンコ・ギタリスト山内裕之さんをお迎えし、豊嶋邸にて音楽ライブを開催します。美しい組子建具に囲まれた会場で、豊かな演奏をお楽しみいただく予定です。


イベントの開催費用、アーティストさんへの謝礼代、学生の島までの交通費などに使わせていただきます。



 


リターンB

瀬戸内国際芸術2025秋会期の期間中に、豊島邸内にお名前を掲載させていただきます。

※場所・形態未定

リターンC

NPO法人本島町笠島まち並保存協力会会長の三宅邦夫さんが、2012年度から年間200日を費やす活動で、塩飽大工の構造物と大工名について調査研究を行った結果を記した学術研究書お届けします!地域の大工文化に関心がある方、建築や地域史に興味がある方には、とても貴重な資料です。



リターンD

笠島ガイドツアーでは1回につき1人~50人ほどまでご利用いただけます!

ガイドとしての受賞歴を持つ三宅邦夫さんをはじめ、NPO法人本島町笠島まち並保存協力会の皆さんによる本島ガイドは、本島の歴史や魅力を深く知ることができる、大変貴重な体験です。

リターンE

笠島内にある江戸時代の古民家『大倉邸』を一日貸し切りでご利用いただけます!さらに宿泊時に使える割引クーポン(2名様分)が付いてきます。

なんと1名当たり1泊につき3500円割引(50%OFF)!!!

・利用人数2名~10名

・3室(8畳、8畳、6畳)の和室とキッチンの間取り
 お風呂は家庭用サイズ、トイレは簡易水洗

※素泊まりですが、寝具、電子レンジ、冷蔵庫、炊飯器、鍋、食器類は揃ってい ます
※食材はお持ち込み下さい。近所に昔ながらのよろず屋さんはありますが、生鮮品は置いていません

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!

皆様のご支援で、笠島に残る美しいまち並みに新たな価値を吹き込み、若い世代が暮らしたくなる環境をつくりたいと考えています。

このプロジェクトは、地域再生に向けた一歩であると同時に、私たち学生にとっても貴重な学びと挑戦の場です。

どうか、この取り組みにご賛同いただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

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最新の活動報告

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  • 「組子製作ワークショップ」を、9月にも開催することが決定しました!改修プロジェクトのメインとなる“組子建具”の製作に焦点を当てた内容となっております。建具に興味のある方はもちろん、週末のちょっとしたお出かけにもぴったり。さらに当日は、丸亀港・児島港からのフェリーが【無料】でご利用いただけます!いつもより気軽に本島へ渡れるこの機会に、ぜひご参加ください! もっと見る
  • 本島にお住まいの皆さまに、直接チラシをお渡ししたり、お店に置かせていただいたりしました。喫茶・軽食太陽の家本島店様にチラシを貼らせていただきました!さらに、本島以外でも、メンバーのアルバイト先にチラシを置かせていただくなど、さまざまな方々にご協力いただいています。生パスタ工房アルボーレ太田店様にも置かせていただいております!ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございます!プロジェクトのことをより多くの方に知っていただき、そして応援していただけるよう、これからも頑張ってまいります。チラシの掲示などにご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけますと幸いです。 もっと見る
  • 8月2日(土)、丸亀市にあるマルタスにて開催されたまるがめまちなか未来ビジョン~未来を語るオープントーク~に参加しました。マルタスでは灯篭作り教室が開かれていたり、小さな子どもが本を借りに来ていたりと、作業や勉強に訪れる人もいて、世代を問わずさまざまな人が集まる交流の場になっているのを感じました。今回のテーマは#自分たちが住む街は自分たちで創る学生、地域の方、行政の方など、さまざまな立場の人たちと一緒に、「自分たちにできること」についてざっくばらんに話し合いました。私たちの意見を発表する機会もいただき、「建築の力で本島を活気づける!」ことを宣言しました。話し合いの様子はグラフィックレコーディングという手法で記録されていて、なんと、私たち2人の姿も描いていただきました。(私たちは3枚目の左上に描いていただいています!)今後も地域の集まりに参加して、本島での活動や、建築を通して地域を盛り上げたいという想いをどんどん広げていきたいです。 もっと見る

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