
兵庫県神戸市長田区二葉町にある100年もの歴史を刻んできた『丸五(まるご)市場』をご存知でしょうか?最盛期には130もの店舗がひしめき合い、下町の温かい人情と多国籍な文化が共存する、神戸の魅力が凝縮された特別な場所でした。
しかし、30年前の阪神大震災の影響でその後多くの人が長田を離れ、かつて賑わいを見せた市場も現在はわずか13店舗まで減少。市場に足を踏み入れるとシャッターが目立ち、かつての輝きは失われつつあります。
長田の街をかつてのように活気のある場所にしたい。それを丸五市場から盛り上げたい。
そんな思いでSNSコミュニティ『I love KOBE』のメンバーが立ち上がりました。キーワードは『I love KOBE』のメンバーを繋いできた”アート”。アートの力で、この愛すべき長田の街に再び人々の笑顔と活気を取り戻すために、丸五市場の空きスペースをアートギャラリーに生まれ変わらせ、人が集う場所を作ります!
アートの力で挑戦するまちおこしにぜひお力をお貸しください!

『I love KOBE』は、神戸を愛する人たちが集まるSNSコミュニティです。神戸に住んでいる人はもちろん、神戸を離れ各地で生活している人、神戸という街が好きな人など日本各地の神戸を愛する人たち約2万人が所属しています。
コミュニティ名の由来は、代表が個展を開催した際、神戸をテーマにした作品が多かったことがきっかけ。神戸の魅力を発信することがコミュニティのテーマで、グルメ店のレポートや、季節や絵の投稿などが日々行われており、神戸を愛する人々のネットワークが着実に広がっています。
基本的にはSNS上でのオンライン交流ですが、時には実際に集まれる機会を作ろうとアート展も開催。新長田合同庁舎のギャラリーを借り、キッズからシルバーまで、ビギナーもベテランも、障がいある方も外国人も参加する開かれたアート展として過去3回実施しました。
アート展を通して感じたのは、アート展は単なる作品を鑑賞する場ではなく『出会い・交流の場』になり得るということ。今回のプロジェクトにおいてもアートが生み出す交流の機会がまちおこしに一役買ってくれると信じています。

私たちが目指すのは、単なるギャラリーの開設ではありません。アートを通して人と人がつながり、市場や街全体を盛り上げる拠点を作りたいと思っています!
《今回のプロジェクトに対して応援コメントも到着!》
▶︎アーティストとして、『神戸の壁』保存運動に携わった者として、応援しています。
リメンバー神戸プロジェクト『神戸の壁』保存代表 三原 泰治
▶︎活動を注目して、応援しています。
アンカー神戸メンター 宮松 寛有

今回のプロジェクトでは丸五市場の空きスペース2店舗分を使用し、より多様な目的で使用できるギャラリースペースを作る予定です。
◼︎アートギャラリー
1つ目のスペースは使用用途をアート関連に絞り、展示会で使用しやすいような作りにする予定です。私たち『I love KOBE』の活動の根幹でもある"アート"を通して人が集まるきっかけを作るための大切なスペースです。
◼︎フリースペース
2つ目のスペースは、アート展はもちろん、料理教室やワークショップ、地域の集まりなど多様な目的で使用していただける多目的スペースに。ジャンルを絞らずに使えるスペースも用意することでより多くの人が交流できる場所が作れると思っています。

スペース完成と同時に、1週間にわたる盛大なオープニングフェスティバルを企画中です。ファッションショー、海外アーティストによるライブパフォーマンス、阿波踊り、フラダンスなど、多彩なプログラムで丸五市場を盛り上げます。アート展示と文化イベントが融合した、これまでにない新しい形の地域イベントとなる予定です!

フェスティバルを開催し丸五市場復活のきっかけにするためには、まずそれまでにアートスペースを完成させることが必要です。フェスティバルの開催費用などは市の助成金を活用して確保の目処が立っていますが、肝心のスペース改装費は資金集めに苦戦している状態。
改装期間を考えると、早急に改装費用約550万円を集める必要があります。資金不足によりこのプロジェクトが頓挫してしまうと、丸五市場復活の機会は失われ、このまま長田のまちおこしも叶わなくなってしまいます。歴史ある市場を守り、私たちが愛する神戸・長田を盛り上げるためにも、ぜひ皆さまのお力をお貸しください!

丸五市場の歴史は100年以上前である1918年に開場した「丸玉市場5部」。その後、丸玉市場の付近に中央市場と新中央市場が開場し、町内の全ての路地は商店で埋め尽くされ雑貨街となりました。そして1932年、その場所に存在していた5つの市場が統合され丸五市場が誕生したのです。
1995年には阪神淡路大震災も経験した丸五市場ですが、当日は丸五市場の定休日であったために火災となることなく、震災後には現状のまま営業を再開。一体が火災による被害を受け当時の建物がほとんど残されていない長田ですが、丸五市場は震災前の古き良き長田の面影を残し歴史を今に伝えています。

かつては130もの店が並び、多くの人が行き交う場所であった丸五市場ですが、阪神淡路大震災をきっかけに被災した人たちが長田を離れたこともあり徐々に客足は遠のき、今では10分の1ほどに規模が縮小。市場のほとんどの通りはシャッター街となり、現在はその一角に様々な専門店やアジア系食品を扱う店、13店舗が集まり営業しています。
丸五市場は1階は店舗・2階が住居と知った一体型の建物が軒を連ねており、市場の人々の職場でもあり住居でもあります。そのため市場に活気がなくなりつつあるとはいえ市場自体を閉場し取り壊すわけにもいかず、今のような空きスペースが多く並ぶ場所のまま存在しているのが現状です。

神戸といえばおしゃれで洗練されたイメージを持つ方も多いと思いますが、長田はそんな中でも下町の古き良き空気が残る街。丸五市場にも人情溢れる人と人が生み出す暖かい空気が流れています。
店主は、5人の孫の送り迎えに便利な場所として丸五市場で店を始めました。商売よりも家族を大切にする気持ちが、店名の"ここ"に込められています。孫を迎えに行く時は店先に「すぐ戻ります」の貼り紙を残す、そんな下町の人情が息づいているお店です。
このお店で提供されているそばめし(焼きそばと焼き飯のチャンポン)は、働く母親が多かった下町で、子どもたちが冷ご飯を持ち込んで「これも一緒に焼いて」と頼んだのが始まりとされています。今でもテレビ取材も多い有名店です。
90歳を超えても現役で店に立つ「肉の名門まるよね」の店主。名物のぼっかけコロッケは、すじ肉とこんにゃくの甘辛煮という神戸名物の発祥とも言われています。
流暢ではないものの丁寧な日本語での接客は愛想抜群で、手作り餃子は絶品です。
ご主人の入院でうなぎは焼けなくなりましたが、手作り惣菜をSNSにアップすると「泣けてきます」というコメントが殺到。スーパーの1.5倍の量で200円という価格に、一人暮らしなら近くに住みたいと思わせる温かさがあります。

かつては関西の中心地とも言われていた神戸・長田。神戸の文化として知られている「神戸弁」や「神戸ソース」などの発祥の地とも言われており。関西ならではの鉄板焼きやお好み焼きなどの粉もの文化も根付いています。その他にもかつては履物産業でも栄え、「ズック靴」「ケミカルシューズ」「ビーチサンダル」なども実は長田が発祥です。
このように豊かな文化と歴史を持つ長田だからこそ、その魅力を再発見し、次世代に継承していく意義があると私たちは考えています。実際、神戸市も長田の再開発に注目し、助成金の支援を積極的に実施。行政も長田に活気を取り戻すための動きに注力している今こそ、民間からのボトムアップの力が重要です。

こちらは一例です!この他にも"アート"をテーマにしたリターンを多数ご用意しています!ぜひこの機会にアート体験を楽しんでください!

7月10日:プロジェクト開始
8月31日:プロジェクト終了
8月中:順次リターン開始。
11月10日:丸五展示会場オープニング
11月11日:新長田合同庁舎ギャラリー、オープニング
11月15日:丸五市場でライブ開催
11月16日:I LOVE KOBEアート展終了

Facebookの公開グループ love KOBEを主宰しているArashi Kitakazeです。私たちは、神戸の魅力を発信し交流を図るグループです。その一環として、これまで新長田合同庁舎のギャラリーで過去3回アート展を実施。KOBEをテーマにキッズからシルバーまで、ビギナーもベテランも、障がいある方も外国人も参加する開かれたアート展です。
回数を重ねるうちに、メンバーから「アート展に併せて写真展をやりたい」「個人展をやりたい」という声が出て来ました。そこで頭に浮かんだのが、新長田合同庁舎近くにある丸五市場にある空き店舗のスペースだったのです。
丸五市場は100年以上の歴史を持ち、あの淡路・神戸大震災でも、その日が定休日で火を使っていなかった為、奇跡的に焼けずに済みました。しかし、市場の現状は店舗数は最盛期の1割しかありません。最初は少し手を加えて新長田合同庁舎で開催する展示会の第2会場として使うつもりでした。
しかしある日、「神戸の壁」保存運動で知られる画家三原泰治氏に作品の出展依頼に伺ったところ、「折角やられるのなら、皆さんも使えるきちんとしたものをされたらどうですか」と言われたのです。
昨年アート展に併せて個展をやりたくて、長田地区でギャラリーを探した経験を持つ私は、長田区には合同庁舎のギャラリーしかないことを知っていました。そこで、アート展だけでなく、自由な集まり、発表の場にも使えれば、市場の活性化、地域への貢献が出来るのではと考えたのです。
丸五市場はシャッター街となった部分もありますが、そこに住み続ける人々がいる限り、簡単に取り壊すことはできません。だからこそ、既存のコミュニティを大切にしながら、新しい魅力を加えていくアプローチが必要なのです。私たちのプロジェクトが成功すれば、周辺住民の皆さまはもちろん、神戸市全体にも貢献できる意義深い取り組みになると確信しています。
古きものを残し、新しきものを作る。私たちはKOBEを愛し、下町長田が大好きです。アートの力を信じて取り組む私たちをぜひ応援してください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。







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