皆様、はじめまして。
私は熊本県球磨郡にて活動しております「NPO法人ネコハル」 代表の和泉嘉奈と申します。
私たちのチャレンジに目を止めてくださりありがとうございます。
NPO法人ネコハルは「人知れず死んでいく猫たちを救いたい」という想いを持つ10人のメンバーが集まり、2023年11月に任意団体を立ち上げました。
地域に広くTNR活動を広める目標のもと、2024年にNPO法人ネコハルを設立しました。
もともとは10年以上前から個人で100匹以上の野良猫の保護やTNRなどを行っておりましたが、高齢者による多頭飼育崩壊現場の悲惨な現実を目の当たりにしたことをきっかけに、私たちの本格的な活動が始まりました。
左:和泉初子、右:和泉嘉奈
このプロジェクトでは多頭飼育崩壊現場の猫をはじめ、飼い主がいない状況の猫や地域住民のトラブルとなっている猫を今以上に増やさないために不妊・去勢手術費用100匹分を目指します。
それと同時に不妊手術の重要性を地域住民に理解していただき、猫と人が共存できる地域づくりを目指します。


ネコハル活動拠点である「あさぎり町」の高齢化率は*39.5%と高い水準となっており、身体的な理由や経済的な理由などから不妊去勢手術ができない状況下にある高齢者が多く存在しています。(*2024年4月1日現在)
さまざまな理由により未手術のまま放置された猫は爆発的に増え、結果的に多頭飼育崩壊という最悪な状況に陥り、人も猫も不幸になっているのが現実です。
増え続ける猫は、発情⇨出産を繰り返し、そのため保護依頼も増え、負のスパイラルとなり、私たちのような小さなボランティア団体や個人で活動されている方では保護対応もパンクしています。
熊本県では野良猫の無料手術の取り組みをされていますが、保健所までの交通手段・捕獲器の取り扱い・人慣れしていない野良猫の捕獲など、高齢者にとっては難易度が高く結局そのまま放置してしまう状況も少なくありません。
そのため私たちは増え続ける野良猫の根本的な部分を改善しようと思い、より迅速に効率よくできるだけ猫への負担も費用も抑えてTNR活動していくため、『にじのはしスペイクリニック』様より移動式手術車を昨年9月から定期的に手配。野良猫の不妊・去勢手術を計117匹実施してきました。

しかし多頭飼育崩壊やお金を払う人がそもそも存在しない場所では私たちが自己負担で対応しており、このまま活動を継続していくには限界があります。
また、私たちの地域では未手術の野良猫への無責任な餌やりが猫を増やす大きな原因の一つとなっており、住民レベルでの意識改革も大きな課題です。
移動式手術室(手術車)でTNR活動を行うと同時に地域猫の啓発活動を行うことで、「不妊去勢手術が当たりまえ」となる地域を目指しています。
・活動期間:R6年8月にNPO法人ネコハルを設立。地域猫・保護猫活動を行い、R6年9月よりにじのはしスペイクリニックのモバイルスペイを手配し、計7回117匹のTNRを実施
・活動場所:自宅で保護、TNRを実施
・活動体制:NPO法人ネコハルとして活動。地域ボランティア様とも連携あり
今後の活動計画
・活動期間:R7年9月末〜R7年12月で計4回手術車を手配。100匹の不妊去勢手術の実施及び地域コミュティ施設にてTNR説明会、相談会を月に1度開催。
・活動場所:自宅敷地内にてTNR手術車を手配。地域コミュニティ施設(ぽっぽー館1Fギャラリー)
・活動体制:NPO法人ネコハルとして活動を行う
現在の活動状況
・猫舎にて13頭の飼育、自宅にて治療、介護が必要な猫・譲渡待ちの猫、周辺の地域猫を含め全40頭を管理
・InstagramにてTNRの報告、保護猫の様子、活動状況を投稿し、TNR説明会に向けて資料を準備中
今後の活動計画
・活動内容:引き続き月に1〜2回のTNR、TNR説明会を実施
・活動場所:自宅で保護猫のお世話、譲渡、TNR手術を行う
・活動体制:NPO法人ネコハルとして、スタッフ10人で地域猫活動、保護猫活動を行う

1,000円〜5,000円: 感謝メール、TNR実施デジタル報告書
10,000円: 感謝のお手紙、ネコハルステッカー、TNR実施デジタル報告書
30,000円: 特別感謝状・ネコハルエコバッグ、TNR実施デジタル報告書
50,000円:特別感謝状・ネコハルエコバッグ・オリジナルTシャツ・TNR実施デジタル報告書

7月〜8月 クラウドファンディングに伴い地域施設にてTNR説明会&相談会を計3回開催
8月下旬 クラウドファンディング終了
9月下旬 第1回TNR実施
10月下旬 第2回TNR実施
11月下旬 第3回TNR実施
12月下旬 最終TNR実施
今年5月、熊本県で悲惨な大規模多頭飼育崩壊が発覚しました。
助ける立場にいたはずのボランティアが助かるはずだった命を葬ったのは紛れもない事実です。決して許されることではありません。
ただ、熊本県は殺処分ゼロを謳っておきながら、これだけの崩壊が起こるということはそれだけ野良猫が多く存在し、保護して欲しい。と思ってる方が多くいる。
『殺処分がないから大丈夫』ではないということです。
ネコハルにも『保護をしてほしい』と、多くの連絡をいただきますが、今以上の受け入れは金銭的にもスペース的にも限界です。保護をすることがしたくてもできません。
保護猫活動をしている者でも、自分のキャパシティを超えた活動は崩壊を生みます。
多くの方が、捨てられた子猫を見かけても保護ができない現実があり、自分ではどうにもできなから保護してほしい。と連絡が入ります。
きっと『助けたい。助かってほしい。』と思い連絡をくれる優しい方々なんだと思います。
その優しさがあるのなら、かわいそうな子猫を保護をしなくていい未来を一緒に作っていってほしいのです。
人吉球磨地域でも野良猫による騒音や糞害など役場に寄せられる苦情が年々増えています。
特に高齢者による多頭飼育崩壊は深刻で、私たちは悲惨な現場を目の当たりにしてきました。10年以上前に個人でTNRを始めたのも、こうした猫たちの命を救いたい一心から。しかし、TNRの認知度は私たちの地域ではまだ低く「どこに相談したらいいかわからない」という住民の声が多いのが現状です。
今までは活動の多くを寄付や自費にて頑張ってきましたが、資金が足りず、もっと多くの猫を救うにはみなさまの力が必要です!ネコハルと一緒に『人吉球磨を変えるTNRプロジェクト』への応援をどうかよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る10月1日 ネコハルTNR
2025/10/08 16:16こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
ネコハルTNR
2025/08/25 11:488月18日にネコハルTNRで24頭の不妊去勢手術を実施しました。8月の猛暑の中、捕獲も大変ですが多くの方にご理解とご協力をいただき無事に終えることができました。野良猫に対して様々な考え方がありますが、野良猫はそもそも野生動物ではありません。人と共に何百年も共に生きてきました。猫に対する正しい知識もやるべき対応も私たちが怠っていたため、現在野良猫は大きな社会問題となっています。野良犬の場合は『狂犬病予防法』に基づき、野犬の捕獲が義務付けられています。そのため行政が動いてくれます。しかし野良猫場合、多くの自治体では犬のように行政が直接捕獲することはできません。野良猫は、殺傷が禁止される愛護動物であり、また犬のように登録制度がないため区別が難しく、捕獲には限界があるのが現状です。野良猫問題に対し行政でも、不妊去勢の手術費を半額もしくは無料として地域猫活動を推進するべく動かれていますが、それでも尚野良猫が増え続けている原因はなぜ地域猫活動を推進しているのか。なぜ不妊去勢手術をしてあげないといけないのか。この根本的な部分が伝わっていないため、不妊去勢手術の必要性が広まりきれていないと私は感じます。地域全体で取り組まないといけない理由がここにあると思います。地域猫活動は誰か1人だけが頑張っても限界があります。1人から始まり、それが2人になり3人になり、正しい知識の広まりがとても重要です。猫が嫌いな人に猫を好きになってもらおうとは思いません。けど、地域猫活動の原点は『猫嫌いな人のための活動』です。野良猫の保護ではなく、不妊去勢を推進しTNR+mを説明している私たちネコハルは圧倒的少数派なため不審な印象を持たれているのかもしれませんが、この活動が「みんながすること」になれば、それが当たり前になります。よくある集団心理です。メリットにもデメリットにも働くこの集団心理ですが、良い働きをしてくれるよう人にも猫にも優しい地域づくりを進めていきたいと思います。クラウドファンディングも残り2日となりました。多くのご支援をありがとうございます。最後まで応援のほどどうかよろしくお願いいたします。 もっと見るねこねこ集会
2025/07/30 18:19ねこねこ集会7月27日に地域猫説明会を行いました。私もこういうことを話すのも初めてでお聞き苦しいところばかりだったと思いますがお越しいただきありがとうございました。猫が好きな人は地域猫にも関心がある方が多いと思います。知っているようで知らないことも多い、地域猫活動についての解釈。『地域猫』という言葉が生まれた本当の意味。地域猫活動は『猫のため』と思いがちですが、本来は野良猫による苦情を減らすこと、地域環境をよくするために始まりました。つまり私たち『人のため』です。昨今メディアで地域猫を取り上げられることも増え、『猫のため』が先走りしているような話もよく聞きます。地域猫と保護猫の違いもよくわからない方が多い私たちの地域では、まず『地域猫とはなんぞや?』から始まるのかなと思います。1人が『地域猫とはなんぞや?』を知って、それを誰かと共有すればその輪は広がっていきます。大人ばかりが取り組むことが多いですが、子供たちにもぜひ関わるきっかけづくりができたらいいなと思っています。今回参加いただいた方の中で、猫によるご近所トラブルで悩まれていた方が、きちんと管理したことによって解消したというお話しがありました。猫が嫌いな方には必ずきっかけがあります。車に傷をつける、糞尿をする、鳴き声がうるさいなど色々あります。地域には、猫が好きで助けてあげたいと思っている方ばかりではありません。説明会でもお話ししましたが、地域猫を広めるにあたって以下のような考え方があります。全ての地域がこのパターンに当てはまるわけではないですが、さまざまな考え方がるという一つの指標でもあります。猫がかわいそう、助けたいと思う気持ちが先行しすぎて、『猫嫌い=悪』という偏った考え方を強要してしまうと地域猫活動が進まない原因になる場合もあります。お互いの歩み寄りが大切ですがこれがなかなか難しい…逆に人がクリアできれば地域猫活動は大きく前進します。まずは地域猫という言葉が無関心層にも届くよう、地道にやっていくしかないです。次回のねこねこ集会は8月23日を予定しています!地域猫活動は手術すれば終わりではありません。きちんと管理することが一番大切。ということで、地域猫用のトイレはどんなのがいいのか?を考えてみたいと思います。次回も今回同様、猫グッズも販売いたします♪夏休みも終盤の8月23日、お時間ある方はぜひお越しください。最後まで応援をよろしくお願いいたします。 もっと見る












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