
近年、結婚式や入学・卒業式、地域のお祭りなどが小規模化・簡略化されるなか、着物を着る機会そのものが減ってきています。特に夏の花火大会やイベントの減少により、浴衣を楽しむ習慣も、いつの間にか遠のいてしまいました。
着物を着る人が減れば、クリーニングやメンテナンス、仕立て直しなどの職人の仕事も減ってしまいます。
そして、その影響は一部だけでは済みません。絞りの浴衣が生まれるまでには、くくり職人の手仕事があり、それを染める焚き染め屋がいて、染めのための染料や道具を支える職人たちもいます。
このように、職人の世界はまるで生態系のようにつながっていて、ひとつの工程が止まると、連鎖的に他の仕事も失われていくのです。
受注が少なければ染料すら仕入れられず、色の選択肢も狭まります。
そしていま、この構造全体が静かに危機に瀕しています。
表に名前が出る“作家”の奥には、たくさんの名もなき職人の手が重なっています。
きものの製造に関わる職人、洗い・仕立て直し・メンテナンスを担う職人。そのすべてが揃ってはじめて、一枚の美しい着物が成り立つのです。
この仕事を未来につなぐために――
私たちは、まず「きものに触れてもらう」きっかけを増やしていきたいと考えています。

"着物の製造に関わる職人、
洗いやメンテナンスに関わる職人。
それらの仕事を少しでも確保してなんとか存続させたい!"
きものに「こんな加工ができるなんて!」そう驚かれる方が少なくありません。
例えば…
「久しぶりに浴衣を新調してみようかな」
「母の着物を、今の自分に似合う形に直して着てみたいな」
そんな気持ちが芽生えるだけで、きものの世界はぐっと近づいてくるものです。
ただ、「きものはお金がかかる」というイメージで、最初の一歩をためらってしまう方も多いのが現実。
そこで今回、クラウドファンディングの特典として、“チケットご利用で、よりお得に加工を体験いただける”ご案内をご用意いたしました。

■ 着物の加工は〈診断〉から始まります
きもののクリーニングは、ただ洗えばいいというものではありません。
衿や袖の汚れを一枚ずつ丁寧に下洗いし、生地の状態を見極めながら最適な洗い方を選びます。目立つ汚れは、手作業でシミ抜きを行います。洗いで落ちない黄ばみには、漂白と色挿しという高度な技術が必要です。
経験と知識を積んだ職人が、着物に負担をかけないよう慎重に手を加えます。
目で確認して手作業でシミ抜き
■ 〈仕上げ(アイロンがけ)〉もまた、職人の技の見せどころ
ただシワを伸ばすのではなく、裏地と表地の“釣れ合い”を整えたり、「キセ」と呼ばれる縫い目の1〜2ミリのふくらみをきれいに出すなど、細部まで美しく整えるのが本物の仕上げです。
これらすべてには時間がかかり、経験も必要。一人前になるには10年・20年とかかる世界です。その技術を未来につなぐには、職人たちに「仕事」が必要なのです。
仕上げ(アイロンかけ)ももちろん手作業

もし、今タンスの中に眠ったままの着物があるなら、それを“また着たくなる一枚”へとよみがえらせてみませんか?単に変色を隠すだけ、色を染め替えるだけでは、本当に着たくなる仕上がりにはなりません。
どんな場面で、どんな方が着るのか――お一人おひとりの想いをお伺いしながら、最適な方法をご提案します。
【リメイクの一例】
◎派手な色の色無地を…
A1. お茶席向けに、落ち着いた色味で顔映りのよい無地に染め替え
A2. 柄を挿して、小紋感覚で楽しめるお洒落着に
A3. 入卒式やお祝い事にも使える訪問着に仕立て直し
◎譲り受けた着物を…
寸法を今の自分サイズに調整し、“着られる一枚”としてよみがえらせる
すべては、お客様の想いやご希望をしっかり伺うことから始まります。あなたのためだけの、世界に一枚のきものを一緒につくりましょう!

着物には、“ワクワクするような楽しさ”がなければ着ないし、作られません。
私たちは単に「きものを残したい」のではなく、そこに込められた想いや価値、美しさを次の世代へ届けたいと考えています。いまは、レンタルや化繊の着物、プリント着物など、気軽に楽しめる手段も増えました。それはそれで素晴らしい選択肢です。
でも、一度でいいから「職人がつくる本物の着物」の魅力に触れてみてほしいのです。
柄や質感を眺めているだけで、心がときめく。そんな着物には、100年先にも色あせない魅力があります。
七五三、成人式、結婚式など――人生の節目を彩る着物には、家族の想いと願いが込められます。
衣服以上の意味を持つ、それが“きもの”。日本では、室町時代から美術工芸としての価値も認められ、家の財産として大切に受け継がれてきました。
だからこそ、今を生きる私たちも、次の世代へこの美しさを手渡していけたら。その一歩として、クラウドファンディングを通じて多くの方に「きものとの出会い」を届けたいと願っています。

【支援金の使い道】
ご支援いただいた資金は、より多くの方に商品・サービスを届けるための活動に大切に使わせていただきます。
・販売促進のための広告や発信活動
・ご自宅にいながら商品を体感いただけるライブコマース導入
皆さまのご協力が、プロジェクトの未来を切り拓く力になります!
【ご利用にあたってのご案内】
・チケットのご利用方法や対象となるサービスについては、店舗ごとに異なる場合がございます。 詳細は、ご利用予定の店舗までお気軽にお問い合わせください。
・クリーニングや加工のご依頼は、店頭へのお持ち込みのほか、郵送でも承っております。 ※郵送をご希望の場合、往復の送料はお客様のご負担となります。
・よりスムーズなご案内のため、事前に一度ご連絡いただくことをおすすめしております。 「こんなことできるかな?」といったご相談も、どうぞ遠慮なくお寄せください。

【店舗の詳細情報】
『きもの乙(きのと)』
定休日:火曜日
電話番号:0463-64-2060
住所: 神奈川県伊勢原市桜台1-13−2 1F
(伊勢原駅南口から徒歩1分)
https://kimono-kinoto.com/#top






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