戦争が続くイスラエル・パレスチナで、日本の若者が平和の未来の種をまく!

日本の若者たちが紛争地パレスチナ・イスラエルに赴き、難民キャンプや学校、戦地付近を訪問し、紛争の中で生きる同世代の若者や現地の人々と対話するツアーです。現地で見聞きし、感じた生の声を、日本そして世界へと伝えていくことを目的としています。皆さまのご支援が、草の根の平和を未来へ繋ぐ確かな一歩となります。

現在の支援総額

101,000

2%

目標金額は4,000,000円

支援者数

13

募集終了まで残り

48

戦争が続くイスラエル・パレスチナで、日本の若者が平和の未来の種をまく!

現在の支援総額

101,000

2%達成

あと 48

目標金額4,000,000

支援者数13

日本の若者たちが紛争地パレスチナ・イスラエルに赴き、難民キャンプや学校、戦地付近を訪問し、紛争の中で生きる同世代の若者や現地の人々と対話するツアーです。現地で見聞きし、感じた生の声を、日本そして世界へと伝えていくことを目的としています。皆さまのご支援が、草の根の平和を未来へ繋ぐ確かな一歩となります。

◤ はじめに ◢

はじめまして、認定NPO法人「聖地のこどもを支える会」理事長の 井上 弘子 と申します。

長年紛争が続くパレスチナとイスラエルにおいて、教育支援と若者同士の対話を通じた平和交流を育む草の根活動を30年以上続けており、今回のクラウドファンディングの代表を務めさせていただきます。


1939年 神奈川県生まれ、早稲田大学第一文学部英文科卒
パリカトリック大学、エルサレム聖書学考古学研究所で聖書学専攻

私たちは1990年以来、「教育こそ和平への道」という信念のもと、イスラエルとパレスチナを中心に、長年にわたり平和を担う人材を育てる活動を続けてきました。

人種や宗教、立場の違いを越えて、同じ人間として向き合い、理解し合うことが、分断を乗り越えるための一歩になると信じています。

こうした考えのもと、教育支援や青少年の国際交流を軸に、イスラエル・パレスチナ・日本の若者たちが出会い、対話する場をつくってきました。

その中核となる取り組みの一つが、日本の若者が現地を訪れ、紛争の中で生きる同世代の若者や人々と直接対話するスタディツアーです。このスタディツアーは2006年に始まり、20周年 (今回で計17回目)を迎えます。

2022年、エルサレムにて
イスラエル・パレスチナ・日本の若者が、対話を通して互いを知る時間を共有

もちろん、この活動が、紛争をすぐに解決できるような大きな力を持つものだとは考えていません。

それでも、草の根の取り組みとして、プロジェクトに参加してきた若者たち、そしてその周囲の人々の意識は、確かに少しずつ変化してきました。

そうした小さな積み重ねが、いつか花開くことを信じ、私たちは、終わりの見えない紛争の中で、「平和の種」をまき続けています。

イスラエルとパレスチナ、それぞれの国に暮らす若者たち。
立場や国境を越えて、同じ人間として、ひとつの友情で結ばれています

◤ いま、現地で起きていること  ◢

日本は、戦争や紛争を「遠い世界の出来事」として生きていくことができる立場にあります。一方で、世界では、3人に1人が紛争地域に暮らしていると言われています。紛争だけでなく、移民・難民問題、テロなど、平和を脅かす出来事は世界各地で続いています。

ロシア・ウクライナの紛争をはじめ、世界各地で武力衝突が続く中、イスラエル・パレスチナは、宗教・民族・政治が複雑に絡み合い、長年にわたって紛争が続いてきた地域です。難民問題やテロなど多くの課題を抱える一方で、そこには私たちと同じように日常を送り、未来について考えながら生きる人々がいます。

イスラエルパレスチナ国籍のアラブ系の子供達が通う
エルサレムの小学校にて

2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの越境攻撃以降、ガザ地区では激しい攻撃が続いています。この約20か月で、死者は数えられているだけで約7万人を超え、子どもだけでも約2万人が命を落としたと報告されています(2025年12月時点)。被害はガザにとどまらず、東エルサレムやヨルダン川西岸地区でも、入植地の拡大や人権侵害が続いています。

これまでに当NPOの平和活動に参加した若者の中には、ガザ地区出身の参加者もいます。いまもなお、彼らやその友人たちは、日常の中で常に生命の危機を感じながら暮らしています。
断続的に届く連絡に触れるたび、私たちは胸が締めつけられる思いで、ただ友人たちの無事を祈る日々を過ごしています。

ガザの青年 (過去のプロジェクト参加者) から
家の前で起こった爆撃の写真

一方、イスラエル側もまた、厳しい状況に置かれています。2025年6月にはイランとイスラエルの間でミサイルの応酬が起こり、市民にも死傷者が出ました。2023年10月7日に拉致された人質の家族は、今も帰りを待ち続けています。また、徴兵によって子どもが兵士として戦地に送られ、命を落とした家庭もあります。

このあまりにも過酷な現状を前に、嘆き悲しみながらも、自由に声を上げることができず、ただ国や立場の異なる友人たちの安全を静かに祈り続けているイスラエルの若者もいます。

一方で、同じ現実を前にしながらも、行動を選ぶ若者たちもいます。過去に当法人の平和活動や青少年国際交流プロジェクトに関わった参加者の中には、イスラエル人とパレスチナ人がともに参加し、対話と連帯を通じて平和を目指す市民運動 Standing Together に加わる人や、イスラエル人でありながらパレスチナの人々を支援し、ヘブロン周辺で農地の整備(畑から石を取り除く作業)などの活動に参加している若者もいます。

彼らは、自らの命を危険にさらし、ときに「裏切り者」として排斥されかねない立場に置かれながらも、それでもなお、勇気をもって平和のために行動しています。そうした若者たちが、確かにこの地に存在しています。


屋外, 建物, ゾウ, 座る が含まれている画像 自動的に生成された説明ベツレヘム(パレスチナ側)とエルサレムを隔てた分離壁。
いつか行きたい憧れのエルサレムの姿を描いたグラフィティ

現地の状況が日々苛烈さを増す中で、両社会全体の大きな流れとして互いに対する憎悪が強まり続けています。その中で、「和平」や「対話」という言葉を口にすることは、ときに自分たちの立場を危うくする行為と受け取られ、ますます声に出しにくくなっています

それでも、分断のただ中で生きる人々の日常は続いています。だからこそ私たちは、ニュースの向こう側ではなく、人と人が直接向き合い、声を交わす場を失ってはならないと考えています。

パレスチナ・ヘブロンにて
母の日に現地の子供達から花束をプレゼントしてもらう

◤ 平和を願う若者たちに、学びの機会を届けたい ◢

「同じ人間として、理解し、和解し、赦し合う」。

この思いを胸に、私たちは長年にわたり、イスラエル・パレスチナを舞台に、若者同士の対話と交流を通じた平和構築の取り組みを続けてきました。

しかし、現地の状況が悪化し、分断と憎悪が深まるいま、対話の場を持つこと自体が、これまで以上に難しくなっています。それでもなお、対話をあきらめてしまえば、相手を「知る機会」そのものが失われてしまうと、私たちは感じています。

だからこそ、紛争とは遠い場所に暮らす日本の若者が、現地に赴き、いま起きている現実を自らの目で見て、当事者の声に耳を傾け、同世代の若者と向き合うことには意味があります。


ニュースや教科書ではなく、対話と共同生活、ボランティア活動を通して得た実感を持ち帰り、日本、そして次の世代へと伝えていくこと。それが、このスタディツアーの大切な目的です。

一方で、正直に申し上げると、コロナ禍以降、このスタディツアーはコロナ禍以降、毎年赤字での運営を余儀なくされております。長引く紛争の影響で、現地の若者や関係者の生活はより困難になり、当法人としてもガザ地区をはじめとする現地への緊急支援が増えています。

加えて、航空券の高騰や円安の影響により、日本から参加する若者の渡航費や、現地での活動費の確保が、これまで以上に大きな課題となっています。参加を希望する若者の中には、経済的な事情から、参加費を用意できず断念する人も少なくありません。

それでも私たちは、経済的な理由で、学びの機会をあきらめてほしくないと考えています。

このような状況を受け、クラウドファンディングを通じて、皆さまのお力をお借りしたいと考えています。本プロジェクトへのご支援は、単なるイベント運営への協力ではありません。分断が深まる現実の中で、対話をあきらめない若者たちと、その学びの場を支えることにつながります。

中東情勢がこれまでにないほど苛烈を極める今この時代においても、私たちは平和の未来に向けた「種まき」を続けたい。どうか、未来への希望を、ともに育てていただけないでしょうか。

エルサレムの中学・高等教育機関にて

長崎の原爆爆心地にて

◤ プロジェクトの内容 ◢

本スタディツアーでは、日本の若者がイスラエル・パレスチナを訪れ、以下のような学びと体験を重ねます。

◤ 過去参加者の声 ◢

本スタディツアーには、これまで多くの日本の若者が参加してきました。現地での対話や交流を通して得た経験は、帰国後もそれぞれの価値観や考え方に深く影響を与えています。

これまでに参加した若者の中には、現在、国連職員、医師、ジャーナリスト、NPO・NGO職員などとして、それぞれの立場から「平和をつくる現場」に関わり続けている人も多数います。

ここでは、直近の2022年スタディツアーの参加者が、現地で感じたこと、学んだことについて語ってくれた声をご紹介します。

「ベツレヘムで現地の学生から「パレスチナのことは、ここに来なければ分からない。来てくれてありがとう」と言われました。実際に現地を訪れ、人と出会い、話を聞くことでしか見えない現実があるのだと強く感じました。」

「実際に現地を訪れてみて、紛争の複雑さが、自分の想像をはるかに超えていることを痛感しました。国境のチェックポイントや両国の生活格差、家族を失った人々の話を聞き、「自分に何ができるのか」を改めて考えるきっかけになりました。将来、この活動を次の世代につないでいきたいと思っています。

また、スタディツアーでの経験は、帰国後すぐに終わるものではありません。
数年の時を経て社会に出た今もなお、その体験は、進路選択や仕事への向き合い方、社会との関わり方に確かな形で息づいています。

ここでは、2013年に本プロジェクトに参加し、現在は社会人として歩んでいるK. Yさん 朝日新聞記者に、このスタディツアーがご自身の人生にどのような影響を与えたのかを振り返っていただきました。

「イスラエルパレスチナの現地で過ごした2週間は今でも忘れられない時間です。どきどきしながらもその場所に赴き、その地に生きる人たちの生活に触れること、立場や考えに違いがあっても対話をすること、お互いの痛みや喜びを知ること、そうした瞬間瞬間に湧き上がってくる感情は言葉になりません。スタディツアーでこうした経験をさせていただいたことは、今の仕事にも通ずる原点になっているように思います。またスタディツアーで出会った仲間は今も連絡を取り合う大切な友達になりました。」


◤ リターンについて ◢

ご支援いただいた方には、感謝の気持ちを込めたリターンを用意しております。

「1万円以下の方」


「3万円以上の方」

東京・神田にあるアラビアン地中海料理 (パレスチナ料理) ALMINA のご食事券を返礼させていただきます。有効期限は 27年3月31日迄です。

食べログ: https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13107930/
ホームページ: https://www.almina-restaurant.com/


◤ 応援コメント ◢

出川 展恒氏  

NHK解説主幹

「イスラエルとパレスチナの若者たちは、生まれてから、互いに相手を「敵」と教えられて育ち、直接会って言葉を交わす機会もありません。遠く離れた日本での交流プログラムで、対話と共通の体験を重ねることで、初めて、同じ心を持った人間どうしだと認識できるのです。その機会をつくり支えてゆくことが、敵対する2つの民族の和解と平和共存の礎になってゆくのだと、取材を通して実感しています。スタディー・ツアーは、この交流を仲介する日本の若者が現地で交流の芽を膨らませ、広めるための学びと実践の機会となるでしょう。」


村上 宏一氏 

元朝日新聞 中東アフリカ総局長・当法人副理事長

「当法人は、現地では顔を合わせる機会がほとんどないイスラエルとパレスチナの若者が、日本で直接出会い、互いを知るための貴重な交流の場も実施しています。今回は、その交流活動に日本から参加した若者たちが中心となり企画をしています。現地で学んだ経験を、少しでも交流の促進につなげたいという彼らの志を、ぜひ資金面で支えていただけますと幸いです。


◤ スケジュール ◢

2月7~8日 プログラム参加者の事前勉強会

2月24日 プログラムスタート

3月4日 プログラム終了 (帰国)

3~4月 活動報告記載 (CampFire上)

4月以降 報告書作成・リターン発送


◤ 最後に ◢

繰り返しにはなりますが、私たちがこのプロジェクトを通して大切にしている思いを、改めてお伝えさせてください。

このプロジェクトを通じて、イスラエル・パレスチナという紛争のただ中に生きる若者たちが、互いを「敵」ではなく、同じ人間として理解し合うきっかけが生まれることを、私たちは願っています。

また、日本から参加する若者にとっても、将来、平和をつくる側として社会と関わっていくための、かけがえのない学びの機会になると信じています

平和は、誰かが一方的に与えるものではなく、人と人が出会い、対話を重ねる中で、少しずつ育まれていくものです。その歩みはとても小さく、すぐに成果が見えるものではありません。

それでも、こうした草の根の積み重ねこそが、未来につながると、私たちはこれまでの活動を通して実感してきました。

中東情勢がこれまでにないほど緊迫する今だからこそ、対話をあきらめず、次の世代へ希望を手渡す取り組みを続けていきたいと考えています。どうか、私たちのこの挑戦にご賛同いただき、未来への「種まき」をともに支えていただけないでしょうか。

皆さまからの温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。

※現在、イスラエル・パレスチナおよび近隣の中東諸国では不安定な情勢が続いており、本イベントの開催については現時点で確約できる状況にありません。今後の情勢や参加者の安全を最優先に判断し、やむを得ず招聘が困難となる可能性もございます。

万が一、今夏の開催が叶わなかった場合には、来年のX月に延期する予定です。皆さまからのご支援金は、その時まで大切に預からせていただきます。


※本スタディツアーへの参加にご興味をお持ちの方は、年齢を問わず受け付けております。
詳細につきましては、当法人ホームページよりお気軽にお問い合わせください。


※当法人の活動について詳しく知りたい方は、NHKで紹介された映像をこちらのリンクよりご視聴いただけます。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

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