はじめまして。この度ONE VOW 3rd produce「夕凪の街 桜の国」に出演させていただく岡田恵奈と申します。

私は広島で生まれ育ち、幼・小・中・高・大と平和教育を受けてきました。

特に通っていた中高は被曝校であり、校舎内にある職員生徒慰霊碑とともに学習していました。

私の母校の生徒が全員持つ、先輩方の被曝文集とMy Hiroshimaという戦争と原爆の悲劇をやさしい英文で描いた絵本は今でも大切に保管し読み返しています。

私にとって原爆とは決して忘れてはいけない、忘れることのできない出来事であり、教育から知識を、被爆者の方々から記憶・想いを受け取った私たちは後世に伝えていく使命を負っていると考えています。

中学生の頃、県外の人へ慰霊碑案内をする機会がありました。

参加してくれたのは県外の中学生で原爆についてのプログラムの一貫で広島へ訪れた方々だったのですが私はそこで初めて平和教育の激しい格差を知り衝撃を受けました。

参加してくれた方々から、県外では原爆について興味を持っていたとしても学校教育の中でヒロシマ・ナガサキの原爆を扱うことが少なく、地域的に被曝体験を聞く経験を得ることが難しいという現状を教えていただき、広島で育った私たちとは前提知識や原爆に対する意識に隔たりがあることを実感しました。

また、私の通う大学は学生の7割が県外出身なのですが、大学での平和科目の授業においてディスカッションをした際はより原爆に対する意識の相違を感じました。

これらの経験から、原爆慰霊碑にもある通り「過ちを繰返さぬ」ためにも、平和の実現のためにも、被爆者の高齢化が進む今だからこそ貴重な経験を得てきた自分ができることを精一杯取り組みたいとより強く考えています。

そんな中でこの舞台の存在を知り非常に感銘を受けました。

原爆は怖い・恐ろしいといった感情が切っても切れない関係にあるため、人にとっては触れにくい、近寄りがたいものであると感じており、その感情こそが継承・伝承のハードルだと考えています。そのため今回の演劇という表現を用いることで原爆、ヒロシマの伝承を広めていく大きな一歩になると信じています。

この舞台に関わらせていただいていることを大変光栄に思っております。ヒロシマの想いを発信し、平和実現の一歩となるよう全身全霊で演じます。

この舞台がヒロシマの想いを伝え、関わった人全てに自身にとっての原爆や平和の意味を考えるきっかけとなることを祈っています。

岡田恵奈

クラウドファンディング達成率　24%（1,080,000円/4,500,000円）

残り10日　支援者39名様

これからの僕たちが語り継がなければならない物語があります。
広島に生きる僕たちだからこそ一生をかけて届けたい舞台があります。
どうかこの挑戦に皆様のお力をお貸しください。
どうぞ前向きなご検討・ご支援のほどよろしくお願いいたします。
ONE VOW 3rd Produce『夕凪の街 桜の国』出演者・スタッフ一同

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【舞台『夕凪の街 桜の国』　ワンバウプロデュース公演詳細】

日時：2025年8月3日(日)　16時〜

劇場： 広島県民文化センター ホール

住所：〒731-0051 広島県広島市中区大手町１丁目５−３

チケット販売ページ：

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2519786&rlsCd=001

【出演】

今西あやな

那波隆史

瀬戸みちる　河口玄

西浦ひの　高瀬丈一郎

柏木花音　浅枝由紀　小田珠希　西條由夏

田中翔貴　原田優菜　仁田峠茉里　

金しょうたつ　武田皓嗣　尾崎陽子　竹井りえ　知美　

三坂春陽　黒瀬朱音　萩原ふみか　和田優乃愛　片山絹佳　

初音えま　岡田恵奈　井上月愛　山崎栞蓮　安永真奈美

福井花菜　おおためい　橋根夕奈   平本良子　山崎純礼

原本夏来　大川由枝　いろは

中原和宏

ONE VOW 3rd Produce 『夕凪の街 桜の国』製作委員会