
ついにこの日を迎えました。
2024年8月2日。
石崎奉燈祭、2年ぶりの通常開催です。
震災から1年半。あの日、静まり返った町に立ち尽くしたあの感覚を、今も覚えています。
通れなくなった道。崩れた家々。誰もいない港。「今年も無理かもしれない」
——その不安と何度も向き合いながら、ここまで来ました。
震災で軒先が失われ、例年のように提灯を吊るせない家や店舗も多くありました。
それでも町内会や有志の力で、提灯用のポールを50本以上設置し、配線を引き、なんとか「町に灯りを戻す」ことができました。
土台の準備から、灯りのひとつひとつまで——全ては、「あの風景をもう一度」という想いの結晶です。
ようやく、子どもたちの笑い声が響き、町には、久しぶりに「祭りの匂い」が戻ってきました。
でも、今も心の奥に、不安と緊張、これからどうなっていくのだろうという空虚感も残っているのも事実です。
おかげさまで、これまでに63名の方からご支援をいただき、194万円超の支援が集まっております。本当に心から感謝しています。
けれど、祭りを未来へつなげていくには、まだまだ支援が必要です。
石崎の灯を、今年で終わらせるわけにはいきません。
2026年、2027年、2028年・・・と、僕らが生まれる遥か昔からあるこの祭りを、今まで通り当たり前のように紡いでいきたいと強く思っております。
どうか、この「今日」という特別な日に、もう少しだけ力を貸してはいただけないでしょうか。
石崎は今、再生の一歩を踏み出します。
どうかその一歩を、支えてください。
お引き立てのほど、伏してお願い奉ります。
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