
おしごとMUSE EXPO2025
このたび、WECAフェスのイベント名称が「おしごとMUSE EXPO2025」に決まりました。
MUSE(ミューズ)とは、古代ギリシャ神話で芸術や学問の女神たちを意味し、インスピレーションを与える存在として語り継がれてきました。私たちがこの言葉を選んだのは、「仕事を通じて、自分の中に眠る可能性に出会える場所」を作りたいと考えたからです。
現代社会において「仕事」とは、収入を得る手段であると同時に、自分らしさを表現する大切な舞台でもあります。
ですが一方で、会社員かフリーランスか、安定か挑戦か・・・そんな二者択一の枠に縛られて、思い描くキャリアにしっくりこない人も少なくありません。
とくに女性の場合、ライフイベントや家庭の状況によって働き方が制約されやすく、「本当はもっと自分らしい働き方があるのでは?」と模索している方が多いのではないでしょうか。
おしごとMUSEは、そうした方々にとっての「選択肢の見える化」と「挑戦のきっかけ」を提供する場です。
WECAフェスでの体験
おしごとMUSE EXPO2025が開催されるWECAフェスの会場には、全国から集まった女性起業家やクリエイターたちが、自分たちの事業や活動をブース出展します。
そこには単なる商品販売やサービス紹介だけでなく、「なぜこの仕事を始めたのか」「どんな思いで続けているのか」といったストーリーが詰まっています。
たとえば、子育てをしながら在宅でできる仕事を工夫してつくり上げた人。大企業を辞めて、地域の課題解決に挑むことを選んだ人。趣味で始めた活動が、多くの人を笑顔にする事業へと育った人。
それぞれの背景は異なりますが、共通しているのは「自分らしい仕事のかたちを模索し、つくり出してきた」という点です。
来場者は、そんなリアルな声や活動に触れることで、教科書的なキャリア論では得られない「生の働き方のヒント」を受け取ることができます。
自分の現在地と重ね合わせて、「私もこういう形で挑戦できるかもしれない」と感じてもらえたら、それがまさにおしごとMUSEの役割です。
枠を超えてつながる仕掛け
もうひとつ大切にしているのは、「出会いから次につながる場」にすることです。フェスで得た学びや気づきが一過性で終わってしまうのではなく、新しい人とのつながり、次の挑戦へのきっかけになるように設計しています。
具体的には、ブースでの交流だけでなく、出版やクラウドファンディングの体験コーナーを設け、「アイデアを形にする第一歩」をサポートします。また、WECA理事メンバーや出展者同士もネットワークを広げ、フェス後も連携できる体制を整えていきます。
挑戦を応援する仕組みが、ここで生まれる。それは、個人のキャリアだけでなく、地域経済や社会全体にとっても大きな力になると信じています。
今後への思い
おしごとMUSEは、今回のフェスから始まる第一歩にすぎません。今後は継続的に、仕事づくりに関する情報発信やコミュニティづくりを広げていく構想を持っています。
「人でなくてもできる仕事はITに任せ、人は人にしかできないことに注力する」──これは私たちWECAが大切にしている理念です。おしごとMUSEは、その理念を体現する場として、挑戦する女性たちの物語を未来へつないでいきます。
今回のフェスで出会う一人の起業家、一つのアイデアが、あなたにとって新しい扉を開く鍵になるかもしれません。どうぞご期待ください。



