
はじめまして、塩田香織です。
私は現在、3100kmの日本縦断マラソンに挑戦しながら、不登校やいじめ、精神疾患などで苦しんでいる方に向けた発信を行っています。
なぜ私が今このような活動を行っているのか、それには、私自身の過去が深く関係しています。
このプロジェクトは、私のように苦しんでいる人を一人でも多く救いたい、勇気づけたいという思いを込めて実施いたします。
「生きづらい」と言われる現代社会において、様々なことに苦しみ、孤独を感じている方の光になれたらと、希望を込めて走ります。
共感していただける方、応援してくださる方がいれば、こんなに心強いことはありません。

プロジェクトを実施するきっかけとなった過去の私に起きた出来事を、少しお話させてください。
わたしは学生時代、いじめによる不登校を経験しました。
朝が来ることが辛く、なぜわたしだけがこんな思いをしなければならないんだ…と、絶望の日々が続きました。学校に行くことがつらくなり、気づけば不登校に。
そのまま卒業を迎えましたが、20代になり今度は精神疾患を発症。

30代半ばからは、リストカットやODによる自殺未遂を繰り返すようになりました。家族が親身になって支えてくれましたが、その頃の私は病気の影響もあり、自分自身を信じることすらできない状況。
自殺未遂を繰り返し、誰の事も信じられず、心を閉ざすことで自分を守っていたんだと思います。
その後は周囲の助けもあり長期入院し落ち着いたところで、障がい者雇用として働き始めました。環境にも恵まれ、問題なく働くことができていましたが、ここである思いが芽生えます。
様々な経験を経て、今自分はとても安定した生活を送っている。しかし、同じように苦しんでいる人もいるはずだ。自分になにかできることはないだろうか…。
そんな時に思いついたのが、日本縦断マラソンでした。

しかし、当時勤めていた会社は病気以外での長期休暇はとれず、働きながら挑戦することは難しい。
そして病気についても理解してもらえていたので、離れるのは相当悩み、覚悟が必要でした。
ですが、「今しかない!後悔するならやって後悔したい」と考え、7年務めた会社を退職してチャレンジすることを決断しました。

いじめや自殺未遂など苦しい日々を送っていた私の人生を変えてくれたもの、それが「マラソン」です。
走ることが私に与えてくれたのは、身体的な力だけではありません。
100k以上走りはじめて、40代を過ぎたころには支えてくれる仲間たちに出会えました。みんな過酷なレースにも果敢に挑戦する、リスペクトすべき仲間です。
また、 心が少しずつ解放され、「自分らしく生きていいんだ」という前向きな気持ちを持つことができました。そしてその気持ちを、今度は同じように苦しんでいる人々に届けたいと強く思っています。
私は、どんなにつらい過去を持っていても、きっかけさえあれば「自分らしく生きる力」を取り戻せるということを証明したいと思っています。
自分自身がマラソンを通じて自信を得たように、今苦しんでいる人にも何か自分を救えるものに出会ってほしい。
それを伝えるため、私はマラソンで日本縦断しながら思いを発信します。

今回のプロジェクトの目的は、大きく3つあります。
①親子で不登校やいじめに悩む方の役に立つ
いじめは、受けている子どもだけではなく、親にとっても深刻な問題です。令和6年度の文科省の調査によると、小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数は732,568件で、昨年より7.4%も増加しています。
子どもにとっては学校だけが世界。苦しくても行かなければいけない、不登校になったら親が悲しむかもしれないと考えて苦しむ子どもたちはたくさんいます。
私も当事者として、そんな子どもたちの気持ちが痛いほどわかります。
そして、「小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数」は397人。幼い命が、こんなにも失われている現状をもっと多くの方に知ってほしい。
当事者だからこそ伝えられる思いを背負って、日本縦断を成功させたいと考えています。
②障がい者として自立して生きる方々が暮らしやすい社会にしたい
みなさんは、「合理的配慮」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
「合理的配慮」とは、障がいのある人が日常生活や社会生活で抱える様々な制限を解消するために、個人に合った対応を講じることを指します。
令和6年4月1日からは、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。

たとえば、車いすでレストランに来店されたお客様。
「車いすのまま着席したい」との申し出があれば、既存の椅子を片付けて、車いすのまま座れるスペースを確保します。
また、難聴の方が役所などで手続きをする場合、聞き取りにくい時には筆談をするなどし、伝わりやすいコミュニケーション方法を選択することが求められます。
しかし、このように他者から見て分かる障がい以外に、目に見えない障がいもあります。
特に精神疾患は外見では分からないため、他社から理解を得ることがとても難しい病気です。
そのため、日常生活が思うように送れなかったり、窮屈な思いをしている方が存在します。
この「合理的配慮」についても、もっと一般的にしていく必要があります。
さまざまな障がいと向き合う皆さまが、少しでも生きやすい環境になれるように、マラソンを通じて発信を行います。
③「多様性」を考えるきっかけになりたい

人は、自分に似ている人に親近感を覚える一方で、違っている人に対して無意識に壁を作ってしまいます。
当たり前に学校に行き、社会に出て、ある程度成功できる人もいますが、生まれた環境や病気などにより、思ったように生きられない人も存在しています。
・自分の存在を否定してしまう子どもたち
・障がいがあることで居場所を感じられない大人たち
そんな人たちに、一人ひとりがもう少しやさしくできたら。
相手を思いやり、配慮することが当たり前になったら。
そしたらきっと、もっと生きやすい世の中になるのではないでしょうか?
様々な境遇の人がいるけれど、それを認め合える社会に少しでも近づけたい。そんな社会を実現するため、たくさんの人に多様性を考えるきっかけを作りたいと考えています。

今回の日本縦断マラソンは、2025年9月1日から10月31日を予定しています。
不登校やいじめ、精神疾患など「見えない苦しみ」に声を上げるための挑戦です。
そして走りながら全国で出会う子どもたちや親、同じように悩んでいる人たちに、「一緒に前を向こう。大丈夫だよ。」と伝えるリアルな発信の場にしたいと考えています。
ただ、先にお伝えしたように精神疾患を抱えながらの挑戦となるため、実家での休養を挟みながら、少しずつ進める予定です。
実は今回は3回目の挑戦。
1回目、今年4月1日にスタートした際は、体調やメンタル面の不調からリタイアしました。
その後4月18日に2回目のスタートを切りましたが、体調不良と時間制限の兼ね合いで泣く泣く断念。
そして3回目のチャレンジとなる今回、「また上手くいかないんじゃないか…」という不安がないわけではありません。ですが、
障害や不登校経験を理由に挑戦を諦めたくない。
挑戦を諦めたら人生も、中途半端なままで終わってしまう。
その強い思いが、今回のチャレンジを決めた大きな理由です。
休息をとり、来年に再チャレンジも検討しましたが、自分も周りも状況がどうなっているかわからない。
それなら今、気持ちの強いうちに成し遂げたいと考えました。
早く達成したいという焦りや、うまくいかない時の落ち込みなど、いろんな気持ちに左右される日々ではありますが、着実に一歩一歩進んでいきたいと思っています。
そして、過去のマラソン中にはトラブルも…。
富山に入る手前では持病の薬が切れてしまい、しんどい中何とか気合で乗り切ったこともありました。
重い荷物を背負っているため、左足首がスタート序盤の山形で2倍に腫れてパニックになったことも。仲間に連絡して、ホテルで氷を沢山もらってアイシングしながら…それでも晴れた足で前に進みました。
それでも、今回の挑戦を諦めるつもりはありません。

また、私には「長距離のマラソン、トレイルランニングの大会で世界一になりたい」という目標もあります。私の想いをもっとたくさんの人たちに伝えるためには、ここで諦めるわけにはいきません。
居心地のよかった会社を辞めるには覚悟が必要でした。ですが、その決断に後悔はありません。
一人でも多くの方の応援が力になります。
興味を持ってくださる方がいれば、本当にうれしいです。
目標金額:100万円
内訳:日本縦断マラソンの挑戦の費用
宿泊費
補給食
交通費
相殺分10万円
■お礼のメール(1,000円)

チャレンジ終了後に、達成のご報告とお礼のメールをお送りいたします。
■お礼の動画(3,000円)

チャレンジ終了後に、達成のご報告とお礼の動画をお送りいたします。
■オリジナルのロゴ入りサコッシュ(10,000円)

オリジナルのロゴ入りサコッシュをお送りいたします。
■登山体験会(20,000円)

山登り体験会を開催します。
トレイルランナーの友人と私でコーチを務めます。
わいわい楽しく登山を楽しみましょう。1口のご支援で親子での参加も可能です!
■マラソン体験会(20,000円)

マラソン体験会を開催します。
マラソン未経験の方も大歓迎!1口のご支援で親子での参加も可能です!

最後までお読みいただきありがとうございました。
今や社会問題となっているいじめも、様々な障がいも、当事者でなければそのつらさを理解することは難しいと思います。
ただ、「自分には関係のないことだから」と考える人が多ければ、つらい思いをしている方が救われる機会は失われます。
だからこそ、10代から様々な経験をしてきた私が伝える意味があるのではないか、と強く感じています。
だれでも自由に、もっと自分らしく生きる権利がある
あなたの人生は、我慢するためのものじゃない
それを、自分の足で全国を回り、できるだけ多くの方に伝えていきたいと考えています。
私は走ることで人生が変わりました。
悩み、暗闇でもがいている人たちにも、自信が持てる「何か」を見つけてほしいと心から願っています。
でも、私一人の力だけでは足りません。皆さまの応援が私の一歩一歩を支えてくれます。
そしてその先にある多くの人に「生きる力」を与えることにつながると信じています。
たくさんの応援、サポートが力になります。どうぞよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。












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