初めに
旧柳川藩主立花家のお屋敷を、今も立花家の末裔が守り続けている料亭旅館「御花」。400年の歴史・文化を受け継ぎ、現在は屋敷の全敷地7,000坪が国指定の文化財(国指定名勝)であり、日本で唯一泊まれる国指定名勝です。その中で毎夏、夜な夜な開催される提灯展示大型アートイベント『奇怪夜行』。

奇怪夜行とは
2021年から始まった「奇怪夜行」は、経済産業大臣指定伝統的工芸品である「八女提灯」を210年以上つくり続けている伊藤権次郎商店の8代目伊藤博紀(作家名:CRAFCULT)の作品である妖怪・怪奇な提灯を、国指定の文化財である柳川藩主立花邸 御花内に展示する、伝統工芸と文化財をコラボレーションさせたアートイベントです。

提灯職人 伊藤博紀
伊藤権次郎商店/CRAFCULT代表取締役社長
1990年福岡県生まれ。大学でマーケティングを学び、卒業後はファッションビルのプロモーションを経験。その後、福岡県八女市で200年以上の歴史を有する「伊藤権次郎商店」で職人として本格的に提灯製作を始める。現在は8代目として伝統を守りながらも新たな取り組みに日々挑戦している。
CRAFCULTは、福岡県八女市で創業200年の提灯屋「伊藤権次郎商店」の8代目・伊藤博紀が代表を務めるクリエイティブ・ユニットです。伝統工芸としてつくる傍ら、提灯の現代的な表現を発表し続けています。
今回の理由
今年で奇怪夜行も5周年を迎えることが出来ました。これまでご来場いただいたお客様へとても感謝しております。
5周年を迎えるにあたり、多くの方に文化財、伝統的工芸品である提灯をより身近に、日本に昔からいる妖怪と一緒に『奇怪夜行』を通じてより楽しんでいただく為に企画のパワーアップを考えております!
その目玉企画『きききの奇怪夜行』!
メインイベントである妖怪・奇怪な提灯の展示とスペシャルゲストとして漫画家の佐々岡けんじ先生の原画展を開催いたします。今回、原画を展示するにあたって新しい装飾什器が必要となります。文化財内部での展示になりますので装飾や什器も柱や床など意匠を傷つけないものを用意しなくてはなりません。なので今回の為に装飾什器を製作する費用を支援していただきたいです。

佐々岡 健二(ささおかけんじ、1942年 - )島根県浜田市旭町丸原 出身。 1960年 芸術学院卒業 1961年 漫画家 赤松節子/牧一馬先生に師事 怪奇ロマンシリーズ、トンガラ脱線シリーズ等 単行本多数 1968年 水木しげるプロダクション入社 チーフアシスタント 漫画サンデー賞。以後、漫画アクション・トップコミック・プレイコミック等連載 1997年 水木しげる先生とヨーロッパ ホラーツアーに同行。

佐々岡 健二作/提灯小僧 ゴン君
文化財での怪談会
そして、柳川から全国へ――あの「怪談会」を、今年はオンラインで!
毎年完売御霊の大人気イベント柳川藩主立花邸御花で開催される【奇怪夜行・怪談会】。
怪談師には城谷渉氏を迎え、提灯と優しくも怪しい光と文化財の中で情緒溢れる空間で行われる当怪談会を今年はより多くの方にお楽しみいただけるよう、オンラインライブ配信に挑戦します。

しかし、文化財という特別な空間から安全に、そして最高の雰囲気を損なうことなくお届けするためには、機材・配信体制の準備に通常以上のコストが必要となります。

城谷 歩(しろたに わたる、1980年2月16日 - )は、日本の怪談師、俳優、演出家、脚本家、YouTuber。北海道小樽市出身。所属事務所は株式会社サン・オフィスと株式会社センテナリア。怪談師として語る際には、「城谷節」と称される落語家や講談師を思わせる独特な語り口が特徴であるが、これは落語や講談・弁士の語りを独学で研究したものであり、誰かの下に弟子入りをして修業を積んだわけではない。怪談師としての口演回数は現在まで1万回以上であり、保有話数は実話・古典を合わせて約500話ほどある。
この挑戦を、皆さまと一緒に実現したい!
文化財を未来に守り伝えるため、200年以上続く八女提灯の魅力を全国へ広げるため、
そして何より、城谷渉さんの極上の怪談を一人でも多くの方へ届けるため、
今回クラウドファンディングに挑戦いたします。

文化財、伝統工芸、怪談文化――
それぞれを未来につなぐこのプロジェクトに、ぜひあなたの力をお貸しください。
皆さまの温かいご支援、心よりお待ちしております。
右 株式会社御花 代表取締役社長 立花 千月香氏
左 伊藤権次郎商店8代目 伊藤博紀
寄稿
株式会社御花 代表取締役社長。立花家18代。
立花 千月香さんより寄稿
2020年夏、「御花初の夜間拝観」として始まったのが奇怪夜行です。きっかけは知人からの相談でした。「八女の伝統工芸の提灯を作っている、伊藤権次郎商店の伊藤さん、知っていますか。彼がNYで個展を開こうと準備していたんだけど、コロナで渡米できなくなって、どこか個展をする場所を探しているんですよね。」それを聞いた時、御花でやってみたら面白いのでは、とさっそく繋いでもらいました。伊藤さんがやりたい個展は伝統工芸としての提灯ではなく、アートとして妖怪提灯を展示したいとのこと、そして、立花家には、江戸時代に伝来した「芸州武太夫物語絵巻」という当時大ブレイクした妖怪の絵巻物がとてもいい状態で残っていました。子供達に少しでも立花家史料館に親しんでもらおうと、毎年夏になるとこの絵巻物を展示していましたが、この妖怪絵巻の魅力を「もっと多くの方に知ってもらえないか」そんな悩みがありました。伊藤さんとだったらこの妖怪絵巻も一緒に盛り上げてもらえるのでは、と相談したところ、お互いの想いがぴったり重なり合い、ならばぜひ面白い企画にしよう、と始まったのが奇怪夜行です。最初は、夜間拝観にも初めてのチャレンジで、かつ当時はコロナ禍だったこともあり、本当にお客様が来てくれるのかなと不安もありましたが、毎年思考をこらし続けることで、年々楽しみにしてくださっているお客様も増え、今では御花に欠かせない『夏の風物詩』になりました。伝統工芸や文化財を後世に残すには、多くの人の目に留まり、楽しんでいただくことが大切です。本物の価値を残すために、新しいことにチャレンジする。そんな取り組みがここにはあります。伊藤さんの妖怪提灯と今年で築115年を迎える大広間や西洋館の文化財。この『ホンモノ x 本物』にしか生み出せない、圧倒的な景色が皆さんの目の前に広がります。この景色を後世に残すためにも、ぜひ皆様の応援をお待ちしております。
佐々岡先生談
『私は平成22年4月からのNHK朝のドラマ〈ゲゲゲの女房〉で水木プロダクションのアシスタントの1人として出ていました。「あ~ッ、あれが私だな~」と思い出しながら懐かしく見ました。 あの頃、私は実におとなしく真面目で、面白くない人物だったので、ドラマの中でも目立たない存在でしたが、いつも仕事場で青いシャツを着て仕事の指示をしていた人物です。先生夫婦に仲人を頼みに行った人…。あれが私なのです。』
リターンについて
①奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
②奇怪夜行怪談会チケット + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
③怪談会ライブ配信チケット + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
④BONちょうちん【小】 + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
⑤BONちょうちん【中】 + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
⑥BONちょうちん【大】 + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
⑦名前入りちょうちん(小) + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
⑧名前入りちょうちん(中) + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
⑨名前入りちょうちん(大) + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
⑩紋入り弓張りちょうちん + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
⑪妖怪アマビエ紋ちょうちん + 奇怪夜行 入場チケット + 限定ステッカー
スケジュール
8月13日 奇怪夜行 怪談会 開催
8月15日~ 奇怪夜行 前半開始
8月17日
8月22日 ~ 奇怪夜行 後半開始
8月24日
10月頃 リターン発送




コメント
もっと見る