「【緊急】大津祭「孔明祈水山」巡行危機!車輪修理へご支援を」プロジェクトオーナーの孔明祈水山保存会 岸本です。この度は、本プロジェクトに多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。 皆様からお預かりしたご支援で進めております車輪の修理につきまして、現在の進捗状況をご報告いたします。結論から申し上げますと、現在、車輪を「新しく製作する(新調)」か、「既存のものを活かして修理する」かという基本方針の決定に、想定よりも時間を要しております。先日、大津市ご担当の方などとの協議が行われましたが、主に以下の3つの方向性で議論がまとまらず、引き続き検討が必要な状況となっております。1.文化庁の方向性(新調を推奨) ・「修理」の場合、既存の部品に合わせて加工する必要があり、作業が非常に複雑で難易度が高い。 ・「新調」であれば、既存のものに合わせる必要がなく、製作が(修理に比べ)比較的容易である。2.専門家委員の意見(部分的な修理を推奨) ・全てを取り替える必要はなく、分解(バラ)した上で、必要な部品だけを新しく交換すべき。3.所有者(中堀町)の意向 ・(専門家の意見通り)問題なく修理できるのであれば、費用を抑えられる安価な方法が望ましい。現在、この3つの選択肢をテーブルに乗せ、どの方法が最善であるかを慎重に議論している段階です。また、これに加えて、入札(発注)に関する課題もございます。 例えば、職人のお一人は、木材の観点から「修理」であれば応札(受注)できるが、「新調」は難しいとの意向です。 今後、国庫での入札となった場合、どの業者が応札し、どこが落札するかは現時点では未確定です。こうした複雑な事情が重なり、最終的な方針決定に今しばらく時間がかかる見通しである、との連絡がございました。なお、使用する木材の種類につきましては、「赤樫(あかがし)」で決定いたしましたことを、併せてご報告いたします。皆様にはご支援をいただきながら、ご報告が遅れておりますこと、またプロジェクトの進行にお時間をいただいておりますこと、心よりお詫び申し上げます。方針が固まり次第、改めて皆様にご報告させていただきます。プロジェクト終了の12月15日まで、関係者一同尽力してまいります。 引き続き、本プロジェクトへのご理解と孔明祈水山への応援を何卒よろしくお願い申し上げます。この度は、多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。 重ねて御礼申し上げます。孔明祈水山保存会 岸本




