8月20日追記 濱辺
こんにちは!
クラウドファンディング「シャーク復活プロジェクト」OPENから、早くも1週間以上が経ちました。
ありがたいことに、初日で目標金額の100万円を突破し、現在はネクストゴールに挑戦中です!
そして先日、なんと300万円を達成いたしました。
ご支援くださった皆様、本当に本当にありがとうございます!!
シャークの復活を心待ちにしてくださっている方がこんなにも多くいらっしゃることに、心から感動すると同時に、身が引き締まる思いでいっぱいです。
また、皆様から佐渡での思い出や、かつてシャークと過ごした大切なエピソードを聞かせていただき、とても嬉しく思っています。
皆様の思いをのせて、このまま最後まで走り抜けたいと思います。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
こんにちは。佐渡島にある小さな集落「達者(たっしゃ)」で生まれ育った、濱辺 祐と申します。
みなさんは佐渡島をご存知でしょうか?
新潟県の沖合に浮かぶ、東京23区がすっぽり入るほどの広さをもつ日本最大級の離島です。海・山・棚田・森といった多彩な自然に恵まれ、四季折々の表情を楽しめる島として、観光地としても人気が高まっています。
中でも注目を集めているのが、2024年に世界遺産に登録された「佐渡金山」。江戸時代から続く金の採掘跡が残るこの地では、巨大な坑道や当時の作業風景を再現した展示を通して、歴史とスケールを体感できます。
佐渡金山の象徴的な景観「道遊の割戸」
また、近年は「ラピュタのよう」と話題になっている「北沢浮遊選鉱場跡」も見どころのひとつ。苔むした遺構が立ち並ぶ景観は、まるで時が止まったような不思議な静けさに包まれています。

そんな佐渡島の西海岸にある、小さな海辺の集落「達者(たっしゃ)」。
ここは、僕が生まれ育った大切なふるさとです。
かつて、達者集落は観光の拠点としてにぎわい、集落にはたくさんの民宿や観光客の姿がありました。
その中心にいたのが、海中透視船「シャーク」。
透き通る海の中をのぞき込めるその船は、子どもから大人まで多くの人に親しまれていました。
でも今では、観光客の減少や施設の閉鎖などを経て、達者は静かな集落に...
今回、私がクラウドファンディングに挑戦するのは、かつてこの達者地区で多くの観光客を魅了した海中透視船「シャーク」を再活用し、「泊まれる船」としてよみがえらせるためです。
このプロジェクトでは、「シャーク」を1棟貸し宿泊施設としてリノベーションし、達者ならではの自然・文化・人とのふれあいを体感できる宿泊体験を提供します。
ただの宿ではありません。 ここで過ごす時間が、「ああ、また来たい」「今度はもっと長くいたい」と思える、誰かの“第二のふるさと”になるような場所にしていきたいと思っています。


佐渡島の「達者」という地名は、古くは「安寿と厨子王」伝説に由来しています。盲目となった母が、息子の厨子王と再会した場所が、この佐渡の達者でした。「達者」という地名は、互いの無事を喜び合った母子の言葉に由来しているそうです。「達者でまた会いましょう」の舞台だったんですね。
この達者地区は、尖閣湾観光の窓口として栄え、民宿もたくさんある、島内きっての賑やかな集落でした。海中透視船「シャーク」は、床面が透明部分があり、そこから海の中の景色を楽しめる観光船として、たくさんのお客様に愛され、多くの人に親しまれていました。
しかし、団体旅行から個人旅行への時代の変化や高齢化、観光施設の廃業などを背景に、かつては複数あった民宿も現在では大幅に減少。「シャーク」も、その役割を終え、十年以上の間、達者地区の隣にある小川という場所の海岸沿いで、眠ることになったのです。
そんなシャークの姿は、車で通るたびに毎日目にする光景でした。その姿は、かつての隆盛を表すというよりも、この地域から人々がいなくなった象徴のように、寂しく感じていました。それでも、達者の海の美しさは、今も変わりません。私は、その様子を眺めるだけでした。
そんな中、この達者地区でSUP・ナイトカヤックなどのアクティビティ事業にチャレンジする仲間がいます。移住者の方がカフェを開いています。私と同じように、澄んだ海、夕日、星空が好きで、この地域を盛り上げようとする仲間がいることで、私自身も勇気づけられました。
今、達者は“かつての賑わい”を越えて、新たな魅力とともに生まれ変わろうとしています。
達者には、仲間たちの活躍で、島内外の人流が生まれていますが、「達者で遊んだあと、泊まる場所がない」 という課題も抱えています。車で10分程度のところに行く方が多く、飲食店出店の足枷にもなっていると感じていました。
だから私は決めました。 もう一度この地に、人が集まる灯りをともしたい。シャークを宿として蘇らせる。
現役時代のシャーク
この宿は、単なる宿泊施設ではありません。
宿の名前は Harbor Base SHARK(ハーバー・ベース・シャーク)
海と人とつながる場所で、佐渡の港に復活した、家族の “冒険基地”
目指すのは、地域と人がつながり、新しい関係が育まれる場所です。
■ 日本でも珍しい、船体そのものを使った1棟貸しの宿泊施設
■ 海に沈む夕日や透明度の高い海、満点の星空を楽しめるロケーション
■ 上部デッキにはテラスを設け、夕日や星空を楽しめる特別な時間を演出
■ カヤックやサップ、農業体験といった自然体験とセットで楽しめる滞在型観光
■ 地元の棚田米や野菜、漁師の鮮魚を味わう「地域まるごと体験」
観光船「シャーク」は姿を変えて、“泊まれる体験の場” となります。
この宿を訪れた方が、達者のファンになったり、再び足を運んでくれたり、 中にはこの集落に移住し、暮らしをともにしてくれる人も出てくるかもしれません。 そうしていつか、達者を一緒に育て、盛り上げてくれる仲間が増えていく未来を思い描いています。
「また、達者で会いましょう」Harbor Base SHARKは、そのきっかけになります。
■ 子どもの意志を尊重し、自然の中で本物の体験をさせたいご家族
■ 移住先を探しながら地域を巡っているご夫婦
■ SNS映えスポットを探している20〜30代の仲良しグループ
■ 自然派志向・アウトドア好きな本格派
■ 社員旅行やグループ旅行の新しい選択肢を求めている人たち
どのようなお客様にとっても、「ここに来てよかった」と思えるような、笑顔になれる特別な宿にしていきます。 ここでしかできない体験を、一緒に育てていけたら嬉しいです。お客様は、サメのお腹の中で大切に育まれる“キャビア”のように、Harbor Base SHARKで、ここにしかない特別な体験していただきたいです。
海辺にたたずみ、夕陽に包まれるこの特別な空間で、旅の思い出をひとつずつ心に刻んでください。そしてまた、いつか「シャークのふるさと」へ帰ってきていただけたら嬉しいです。
目に焼きつくほど美しい、特別な時間
今、佐渡島 達者集落にはたくさんの観光客が訪れています。 SUP・カヤック・自然体験――。 それでも宿泊場所がないため、多くの人が日帰りで帰っていきます。せっかく達者を好きになってくれた人も、滞在できないために、通過してしまい、体験が点で終わってしまう。Harbor Base SHARKは、そういった“空白の時間”を埋めるだけでなく、地域の空き家や人の想い、若者の挑戦が交わる「起点」になる宿です。

このプロジェクトは、将来的には 空き家や空き地を活用した“達者のプチリゾート化” を目指しています。
目指しているのは、集落の中に宿が点在し、地元の農家や漁師、職人、アーティストと連携した体験型コンテンツを楽しめる、リゾートの実現です。
海、山、棚田……自然のあらゆる表情が日常のすぐそばにある。それが、私たちの暮らす「達者」です。 それぞれがバラバラに存在するのではなく、すべてが関係し合い、調和しているこの土地は、私たちにとって何よりの誇りです。
この自然と人の暮らしの調和を活かし、新しい旅のスタイルを、達者から広げていきたいと思っています。
私たちは、そうした人たちと一緒にこの土地を盛り上げ、仲間の連鎖を生み出していくことで、 持続可能で未来につながる新しい地域の形を築いていきたいと考えています。
この船を動かすのは、あなたの名前です。
10,000円以上のご支援には、「支援の鱗(うろこ)」が含まれています。これは、私たちの新たな出航を支える大切な力です。
ご支援いただいた方のお名前や応援メッセージを、木製プレートにレーザーで刻印し、船体に“鱗”のように一枚一枚、丁寧に貼り重ねていきます。
その一枚一枚が、Harbor Base SHARKを未来へと泳がせる力になります。
今、この船はまだ港にいます。けれど、あなたが“最初の乗組員”として名前を刻んでくれたなら、このプロジェクトは、本当の意味で動き出します。
この船の“航海士”として――ぜひ、一緒に物語の最初のページに、あなたの名を残してください。

泊まれる観光船「シャーク」の挑戦
① 目標:100万円
内装・生活設備の整備ベッドや照明、空調、キッチンなど、滞在の質を高めるための空間のブラッシュアップの資金とさせていただきます。
② 目標:500万円
オーシャンビューバスの設置。海を眺めながらゆったりくつろげる、“ここでしかできない体験”をつくります。
③ 目標:1,000万円
BBQサイト・デッキテラスの整備。開放感あるBBQスペースとテラス席を設置し、グループや家族で、海を見ながら食事や語らいを楽しめる空間に。
④ 目標:2,000万円
船長室へ登るための外階段と手すりを設置します。展望スペース船長室は、実は綺麗な状態で残っていますので、それをシャーク(客室)の屋上に設置し、船長気分を味わえる体験ができるようになります。夕日や星空を眺める特別な時間を届けます。
⑤ 目標:3,000万円
フロント棟の新設・サウナ小屋の設置。チェックインや交流に使える「フロント棟」と、船の横に「プライベートサウナ」を設置。宿泊体験に、くつろぎと整いを加えます。
この宿は当初、観光船「シャーク」が活躍していた達者地区での開業を予定していました。 しかし最終的に選んだ場所は、小川集落。実はこここそが、シャークが現役を引退した後、静かに眠っていた場所でもあります。 そんな想い出深いこの地で、シャークは再び目を覚まし、新たな航海を始めたいと思っています。
私は、ホテル業界のプロでも、地域創生なんて題目を掲げられるようなスキルもありません。ただの、達者で生まれ、達者で育ち、達者が好きでたまらない一人です。このプロジェクトには、支援いただく皆様をはじめ、ご協力を頂かなければ、成し得ません。
この宿を通して、達者をもっと好きになってくれる人を増やしたい。 そして、「昔はここに宿があってな…達者に人が増えるきっかけだったんだよ」と語り継がれるような、新しい伝説の始まりを一緒につくっていきたいんです。
InstagramやFacebookでは、シャークが宿になるまでの裏側を公開しています。
ぜひフォローして、復活までの道のりを一緒に見届けてください!
達者で、シャークの宿で、皆さんにお会いできる日を、心から楽しみにしています。
濱辺 祐
最新の活動報告
もっと見るリターン発送に関するお知らせ
2025/10/29 17:18こちらの活動報告は支援者限定の公開です。食品衛生責任者
2025/10/05 16:26食品衛生責任者 講習 修了! 先日、講習会に参加し 全課程を無事修了 しました!SHARKの事業は「素泊まり」のため必須ではありませんが、勉強のため、そして何よりお客様に安心して宿泊していただくために受講しました。講習では食品だけでなく、宿泊にも共通する「清潔」「衛生」「安心」について多く学ぶことができ、参加して本当に良かったです!これからも、常に清潔で気持ちよく、安心して泊まっていただけるよう心を込めて運営してまいります! もっと見る報告とお礼
2025/09/17 20:23報告とお礼が遅くなり申し訳ありません。9月15日をもちましてクラウドファンディングが無事終了いたしました。そして最終日、諦めかけていた「500万円」という大きな目標を、皆様の熱いご支援のお陰で達成することができました!本当に心より感謝申し上げます。まだ一旦諦めざるを得なかった工事や、これから取り組みたい工事も多くありますが、まずは今回集まった資金でしっかりと設備を整え、皆様に満足していただける宿を目指してまいります。改めまして、支援・応援くださった皆様、本当にありがとうございました! もっと見る








コメント
もっと見る