
― 元会社役員の私が米農家になり、始めた挑戦 ―
はじめまして。新潟で米農家をしている、曽我と申します。
私は長年にわたって会社役員として働いてきました。数字と結果を追い続ける日々。多くの責任と判断が求められる仕事でしたが、ある時ふと立ち止まり、思ったのです。
「このままでいいのか? 本当に自分がやりたかったことは何だったのか?」
そしてたどり着いた答えが、「米をつくる」ことでした。

先祖代々200年続く農地を受け継ぎました。幼いころから田んぼに親しみ、土と共にある暮らしの価値を肌で感じて育ちました。
だからこそ、人生の後半をかけて、あらためて本気で米づくりに向き合おうと決意したのです。
私自身お米が大好きです。
新潟県産のコシヒカリ。その甘み、つや、粘り、香り。ひと口で「幸せ」を感じられるほどの美味しさに、私はすっかり魅了されています。
そして今、そのお米を全国の子どもたちに届けるプロジェクトを始めます。

4人の子を育てた父として、胸が張り裂ける想い
米の価格が高騰し、困っている人が多い。
SNSからいただいたコメントを見て、1番困っているのは子どもたちだと知りました。
私は、4人の子どもの父です。
夜泣きに悩んだ日、初めての運動会、受験で張りつめた夜。子育てにはいろんなドラマがありました。どんなに忙しくても、子どもたちの笑顔を見れば疲れが吹き飛びました。
子どもは、未来そのもの。かけがえのない存在です。
農家として独立した私は、「自分の仕事で、誰かの役に立ちたい」と思い、
自費で300kgの新米を確保しました。
「困っている人にお米を届けるため」SNSで送り先を募集したのです。
すると、300件を超えるコメントが届きました。

「困っている子どもたちに送ってください」
「児童養護施設はどうか」
「子ども食堂に送ってください」
“子どもたちを救ってほしい”という声に
私は胸を突かれました。
子育てをしてきたからこそ、その声が痛いほど伝わってきます。
そして何より、励ましの言葉
――「応援しています」「頑張ってください」――
私の背中を押してくれました。

農業は決して楽な道ではありません。自然は時に厳しく、思うようにいかないことも多いです。
そんな中で「あなたの活動を応援しています」と言ってくださる方がひとりでもいるなら、私は頑張ります。
その時、心から思ったのです。「農業をやっていて、本当によかった」と。
しかし、自費で用意した300kgではまったく足りない。もっと多くの子どもたちに届けたい。そう強く思い、このクラウドファンディングを立ち上げることを決めました。

目標は全国150カ所、2500kg分のお米を届けること
このプロジェクトで実現したいのは、以下の2つです。
全国47都道府県の児童養護施設:50カ所
(各都道府県1つ、東京3つ、新潟2つ) ⇒ 各施設に【新米30kgずつ】全国の子ども食堂:100カ所
⇒ 各施設に【新米10kgずつ】
合計2,500kgの新潟県産コシヒカリを、子どもたちへ無償で届けます。
(現在、送り先は行政や関連団体と協議中。9月を目処に決定予定)
すべての子どもたちに届けることは出来ません。けれど、ひとりでも多くの子どもたちに届くようにしたいです。
私はこの活動を今年限りのものにするつもりはありません。米配り農家として、これから毎年続けていきたい。そう心に決めています。

ただのお米じゃない。“愛情”で育てたコシヒカリ
私の田んぼでは、阿賀野川上流から引いた澄んだ冷たい水を使っています。肥料も、アミノ酸やミネラル、鉄分などを含む、自然と調和したものを使用。
与えすぎればお米が美味しくなくなるため、タイミングや量を毎日調整しながら育てています。
苗の成長を見守る時間は、まるで子どもを育てるようです。
収穫後もこだわっています。
一気に乾燥させると米粒が痩せてしまうため、遠赤外線乾燥機で時間をかけてじっくり乾燥。
こうして育てたコシヒカリは、炊き立てはもちろん、冷めても甘く、旨みがしっかり感じられるお米になります。
ご飯と味噌汁だけでも、十分に幸せを感じられる。そんなお米を、子どもたちにも届けたいです。
子どもたちは、日々の暮らしの中で大人の都合や社会の事情に振り回されてしまう存在です。けれど、そんな彼らにこそ、「あなたを思っている人がいるよ」「頑張って生きていこうね」と、心を込めて伝えたい。その手段として、お米はとても力を持っていると信じています。

ご支援いただいた皆さまへのリターン
ご支援いただいた皆さまには、感謝の気持ちを込めて【新潟県産コシヒカリの新米5kg】をお送りします。
冷めても美味しい、毎日食べたくなるようなお米です。自然の恵みと人の手で育てた自信作を、ぜひご賞味ください。金額に送料も含まれています。
クラウドファンディング資金の使い道
今回のクラウドファンディングで集まった資金は以下の用途に充てさせていただきます。
新米の費用 約330万円
発送にかかる送料 約83万円
袋や箱などの資材費用 約20万円
クラウドファンディング手数料 約95万円

5月:田植え完了
9月中旬:稲刈り
10月下旬:子どもたちがいる各施設へ発送
10月下旬:ご支援者様へのリターン発送

最後に――子どもたちに、温かいごはんを
「今日もちゃんとご飯を食べられた」その一言が、どれだけ大切か。
農家になってから、米には“心を満たす力”があると改めて気づきました。
肥料や燃料の価格も上がり続けています。
それ以上に米の価格が上がりました。
今まで見たことのない金額です。
困っている子どもたちがいます。
ひとりでも多くの人に食事で幸せになってもらうことが
日本の主食を作る米農家としての使命だと思っています。
私一人の力では、限界があります。
でも、皆さんの力が加われば、もっと多くの子どもたちを笑顔にできます。
一口のご支援が、たくさんの笑顔に変わります。
どうか、力を貸してください。心からのご支援、よろしくお願いいたします。
米配り農家 曽我和容
最新の活動報告
もっと見るご支援くださった皆さまへ
2025/10/13 08:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
コシヒカリ収穫!
2025/09/12 13:43コシヒカリの収穫を開始しました。今年は猛暑と雨不足で収量が心配されましたが、水と栄養の管理を徹底した結果、粒も大きく育ちました!現時点で、私の田んぼで収穫する米はすべて一等米になっています!全国の子どもたち、ご支援いただいた皆様へコシヒカリの一等米をお送りします!10月中旬以降の発送になります。もうしばらくお待ちください。 もっと見る
稲刈りまでカウントダウン開始
2025/08/17 07:03クラウドファンディング終了まで一日となりました。今まで応援していただいた多くの方々に感謝致します。稲刈りまであと少しです。先日の雨で見違えるように成長した稲たちは元気いっぱいに育っています。きっと美味しいお米になってくれると思います。ラストスパート頑張ります! もっと見る






来年もやりますか? その時はまた、支援させてください。