

私たち特定非営利活動法人 笑いと未来の絆/いちごレイラニ保育園は、
沖縄県うるま市と名護市で保育園を運営しながら「おやこ食堂」という取り組みを行ってきました。
これはよくある「子ども食堂」とは異なり、子どもだけでなく親や祖父母も一緒に参加できる、
沖縄では唯一の場所です。
しかし今、この活動は存続の危機に直面しています。
建設業者による工事不備により、なんと2600箇所もの瑕疵が発覚。
3年以上にわたって施設が使用できない状況が続き、
このままでは多くの子どもたちと親たちの大切な居場所が永遠に失われてしまいます。
このままでは、多くの子どもたちと親たちの大切な居場所が失われてしまいます。

私たちが開催している「おやこ食堂」は、名前の通り「親子」が一緒に参加できる食堂です。
単に食事を提供するだけでなく、親と子のコミュニケーションの場、親同士の情報交換の場、そして地域の人々が交流する場として機能しています。
毎回100~150の親子や地域の方々が参加し、温かい食事とともに笑顔と会話が溢れる時間を過ごしています。
特に若い親御さんにとって、子育ての孤独感を和らげ、悩みを共有できる貴重な機会となっています。
そして、この活動は沖縄県名護市の生活支援課など行政機関とも連携しており、
困りごとを抱える家庭を行政サービスへとつなげる「橋渡し」の役割も果たしています。
このような官民連携のモデルケースとして、全国からも注目を集めてきました。


これは私たち「笑いと未来の絆」の代表理事である大橋康郎の言葉です。
忙しい現代社会では、家族そろって食卓を囲む機会が減少しています。
私たちのおやこ食堂は、そんな大切な時間を提供する場となっています。
親子で一緒に食事をし、他の家族と交流することで、家庭内では見られない子どもの一面を発見したり、
親同士で子育ての悩みを分かち合ったりする光景が日常的に見られます。

特に沖縄では、県外から移住してきた若い親や、ひとり親家庭など、地域との繋がりが薄く、孤立しがちな家庭が少なくありません。
おやこ食堂は、そんな親たちの孤独感を和らげる役割も果たしています。
「ここに来るようになって、初めて地域の人と話せるようになった」
「子育ての悩みを相談できる人ができて、精神的に楽になった」
このような声を、参加者の方々からよく聞きます。
子育ては時に孤独で不安な道のりですが、
同じ悩みを持つ親同士が繋がることで、大きな心の支えとなっているのです。

私たちのおやこ食堂の特徴は、名護市の生活支援課など行政機関と連携していることです。
おやこ食堂には、行政の相談窓口も設置され、生活困窮や子育て、健康など、
様々な悩みをその場で専門家に相談できる体制が整っています。
食事の場を通じて自然な形で行政サービスにつながることで、
通常なら相談に行くハードルが高い家庭も、必要な支援を受けられるようになっています。
この「民間と行政の橋渡し」モデルは全国的にも珍しく、各地の保育園関係者やNPO、
学校教員などから視察や問い合わせが増えていました。

順調に活動を続けてきた私たちですが、大きな危機に見舞われました。
うるま市の具志川にある保育園から、家賃負担を軽減するために、
2021年11月にうるま市田場に470坪の土地と63.51坪の建物を取得しました。
2022年3月には「児童発達支援」サービスを開始する予定でしたが、
建設完了後の検査で深刻な問題が発覚したのです。

この建設費用として3500万円以上もの借入を行い、ようやく完成を迎えようとしていた矢先、工事不備が発覚したのです。
住宅診断士と一級建築士による調査の結果、なんと2600箇所もの瑕疵が見つかりました。
✅木材の防虫処理が未実施
✅コンクリート下の防虫シートが未設置
✅軽量鉄骨の代わりに木材を使用
✅耐火基準を満たしていない構造
建設業者15社を集めた話し合いの最中、4回目に建設業者から「残金を払え」という裁判を起こされ、全ての工程が停止してしまいました。
現在、2025年5月12日に那覇裁判所での現場検証が予定されており、裁判長1名、左陪席2名、
那覇裁判所の一級建築士、建設会社とその弁護士、私たちの弁護士など多くの関係者が問題の解決に向けて動いています。


この危機が最も影響するのは、私たちの保育園に通う子どもたちと、おやこ食堂を利用する親子たちです。
保育園が閉園を余儀なくされれば、多くの子どもたちが慣れ親しんだ環境を失い、
保護者も新たな保育先を探さなければなりません。
また、二ヶ月に一度の開催で定着していたおやこ食堂も継続できなくなれば、
多くの親子が大切な居場所と繋がりを失うことになります。
すでに地域の方々からは心配の声が寄せられ、保護者を中心に署名活動が行われました。

私たちのおやこ食堂は、これまで二ヶ月に一度の割合で、10回以上も継続的に開催してきました。
決して単発ではなく、地域に根付いた継続的な活動として定着しています。
毎回70~100人もの親子や地域の方々が参加し、リピーターも多数いらっしゃいます。
中には「この日を楽しみに生活している」という声もあり、多くの方々の生活の一部となっていることを実感しています。

私たちの「おやこ食堂」の取り組みは、その特徴的なアプローチから、沖縄県内でも注目を集めてきました。
県内メディアや行政の広報にも取り上げられ、認知度も徐々に高まっていました。
特に、親も一緒に参加できる「おやこ食堂」を行政と連携して継続的に開催している例は、全国的にも珍しく、沖縄県内では私たちが初めての試みです。
この取り組みに賛同する声も多く、将来的には沖縄全域、さらには全国へと広げていきたいと考えています。

おやこ食堂は、食事提供の場を超えて地域の文化交流の拠点としても機能してきました。
名護市の三育中学校の生徒さんがボランティアとして参加し、各所からオカリナの先生やアコーディオン奏者、
中学校のブラスバンドやハンドベルの演奏者が来てくれるなど、多彩な文化活動の輪が広がる場所になっています。
驚くべきことに名護とうるま市田場は50km離れているにも関わらず、名護の人たちからも「ぜひ行きたい」という声が寄せられています。

私たちは現在、うるま市に2ヶ所(具志川、大中)、名護市に1ヶ所、計3ヶ所の保育園を運営しています。
県の人口増に伴って事業を拡大し、多くの子どもたちの成長を見守ってきました。
単なる保育サービスの提供だけでなく、子育て家庭の様々な悩みに寄り添い、地域全体で子どもを育てる環境づくりに貢献してきました。
おやこ食堂もその一環であり、保育園を拠点とした総合的な子育て支援の形を模索し続けています。

私たちのおやこ食堂の特徴は、名護市の生活支援課など行政機関と連携していることです。
15年間にわたって多くの親御さんたちの子育て相談に乗ってきた実績があり、
NPO法人だからこそ可能な「行政のたらい回し」を防ぐ機能を果たしています。
一般の方では相談したい部署にたどり着くのが困難なケースでも、私たちが橋渡しとなることで、
必要な支援を受けられるようになっています。
おやこ食堂には、行政の相談窓口も設置され、
生活困窮や子育て、健康など、様々な悩みをその場で専門家に相談できる体制が整っています。

皆様のご支援は、目の前の危機を乗り越えるだけでなく、
より多くの子どもたちと親たちを支える活動の基盤となります。

新しい施設は畳だけでも84畳という広さを持ち、
皆さんが集う場所としての「サロン」や「子育て支援センター」のような多機能施設として活用する計画です。
寝泊まりもできるくらいの広さを活かし、
より多くの人の輪が生まれる場所にしていきます。
従来の食事提供に加えて、子育て相談、文化活動、地域交流など、
様々な機能を集約した総合的な支援拠点として発展させていく予定です。

このプロジェクトページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私たち「特定非営利活動法人 笑いと未来の絆」は、
沖縄の子どもたちと親御さんたちのために活動を続けてきましたが、予期せぬ工事不備により、
今、存続の危機に立たされています。
子育ては時に孤独で、不安を抱えることも多いものです。特に沖縄では、ひとり親家庭や地域とのつながりが薄い家庭も少なくありません。そんな中で私たちのおやこ食堂は、「子どもだけでなく親も一緒に参加できる場所」として、多くの方々の心の拠り所となってきました。
「ここに来ると子どもが笑顔になる」
「悩みを相談できる仲間ができた」
「行政の支援につながるきっかけになった」
このような声を聞くたびに、私たちの活動の意義を実感してきました。
数千万円もの負債を抱え、二重の家賃負担という重荷の中、法的解決にも時間がかかる現状では、残念ながら自分たちの力だけでは活動を続けることが難しくなっています。
しかし、何としても子どもたちと親御さんたちの笑顔を守り抜きたい。
その一心で、今回皆様のお力をお借りすることを決意しました。
どうか、沖縄の親子の居場所を守るため、お力添えをいただけないでしょうか。
ご支援だけでなく、このプロジェクトを周りの方に知らせていただくだけでも大きな力となります。
一人でも多くの子どもたちと親御さんたちの笑顔を守るため、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。
特定非営利活動法人
笑いと未来の絆
いちごレイラニ保育園













8月末:プロジェクト公開
11月14日;プロジェクト終了
11月〜:順次リターン送付

・建設不備の解消に要する費用
・クラウドファンディング手数料
・諸経費(申請・事務処理など)






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