マルカンビル大食堂の「レトロな箸立て」が存続危機!完全復刻して思い出を守りたい!

昭和48年の開店当初からマルカンビル大食堂で使用されている「箸立て」が存続危機に陥っています。設計図や金型も残っていない箸立てを、ようやく復刻してくれる企業に出会いました。でも、0から製造するため莫大な費用に・・。昭和の風景と文化を次世代へつなぐため、ご支援をお願いします!

現在の支援総額

2,367,803

47%

目標金額は5,000,000円

支援者数

225

24時間以内に6人からの支援がありました

募集終了まで残り

24

マルカンビル大食堂の「レトロな箸立て」が存続危機!完全復刻して思い出を守りたい!

現在の支援総額

2,367,803

47%達成

あと 24

目標金額5,000,000

支援者数225

昭和48年の開店当初からマルカンビル大食堂で使用されている「箸立て」が存続危機に陥っています。設計図や金型も残っていない箸立てを、ようやく復刻してくれる企業に出会いました。でも、0から製造するため莫大な費用に・・。昭和の風景と文化を次世代へつなぐため、ご支援をお願いします!

昭和から守り続けた「箸立て」がもうどこにも売っていない・・・

今まで公表はしていなかったのですが、
実は、マルカンビル大食堂のシンボルとも言える箸立て存続危機になっています。

【ボロボロになった箸立て】

この箸立ては、約60年の間マルカンビル大食堂を訪れる皆様に愛されてきました。
しかし、長年の使用で多くの箸立てが割れたり、くすんだりと劣化が進んでいます。本来であれば同じ型のものを購入し、新品と入れ替えたいところですが、同じ型のものは何十年も前から廃盤、販売されておらず、新たに手に入れることは叶いません。
このままでは、いずれ箸立てが壊れてしまい、使用できなくなり、食堂のシンボルが消えてしまう危機に瀕しています。

さらに深刻なのは、この箸立てを製造していた会社が既に存在せず設計図や金型も残っていないことです。

つまり、その会社に個別でオーダーメイド生産の依頼もできない状況です。

私たちはこのシンボルを失いたくない、何とかこの文化を守りたいと、全国の製造会社に7年間当たってきました。


オリジナルデザインを忠実に再現できる会社を探す旅は、想像以上に困難でした。

ようやく完全復元いただける企業に出会えましたが、忠実に再現するには大きな費用がかかることがわかりました。
そこで、今回クラウドファンディングを実行することにしました。

どうか、マルカンビル大食堂のシンボルを一緒に守っていただけませんか?
守るだけでなく、この箸立てを全国各地でも使ってほしい、文化を次の世代に一緒に繋げていただけませんか?
完全受注で製造する復刻版箸立てを、リターン品にもしています。

背景・詳細を書いているので、ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです。

◼︎資金の使い道
いただいた支援金は、主に箸立ての金型製造に使用いたします。

・箸立ての金型製造費

目標金額に到達した場合
・箸立て製造費(支援金額に応じて、発注できる数が変わります
・プロジェクト運営費
・皆さまへのリターン費用


マルカンビル大食堂の歴史と現在

マルカンビル大食堂は、昭和48年(1973年)から現在の場所で営業している花巻市のシンボル的存在です。
開業当初から多くの市民に愛され、家族の記念日や大切な集まりの場として利用されてきました。

【マルカンビル外観】

提供:「マルカン思い出写真集」製作委員会

一時は閉店の危機もありましたが、地域とファンの方々の熱い思いと支援により、私たち株式会社上町家守舎が運営を引き継ぎ、昭和レトロな雰囲気と味を大切に守りながら営業を続けています。
いつもは大半が地元の方々のご利用ですが、大型連休等には観光客の割合が4割に達することもあり、花巻を訪れる方の大切な観光スポットとしても機能しています。


【普段のマルカンビル大食堂の様子】


「割り箸でソフトクリームを食べる」花巻の不思議な文化

少し話はそれますが、当店には全国でも珍しい文化があります。
それは「ソフトクリームを割り箸で食べる」という独特の習慣です。
花巻の人々にとっては当たり前の光景ですが、初めて訪れる方は驚かれます。「どうして箸なの?」と。

【ソフトクリームを割り箸で食べている様子】

実はこの文化、いつ頃から始まったのか定かではありません。
食堂では注文したものが順番に届くスタイルで、「まだラーメンを食べている途中なのにソフトクリームが届いてしまった」などの状況から、手元にあった箸でそのまま食べ始めたのではないか…という説もあります。

オレンジ色の箸立てから箸をとり、長いソフトクリームを食べる
この花巻の名物ともいえる大事な文化を今後も守り続けたいと思っています。


箸立て復刻プロジェクトの詳細

今回のプロジェクトでは、昭和40年代から使われてきた箸立てを忠実に再現します。
オリジナルデザインの継承にこだわった理由は、
長年愛され続けてきたその形そのものに価値があると考えているからです。
現代のものに変えて新しくする方が簡単ですが、それは私たちが目指してきた地域の文化を残すことにはなりません。

近年、多くの日本製の製品の製造拠点は海外へ移管されてしまいました。それらの製品と違わず、現在この箸立ては国内では製造されておらず、長年の間製造していただける会社を探しておりましたが、ついに長野県伊那市に本社を構えます製品設計会社「SWANY(スワニー)」社に出会うことができました。

「メイドINジャパンを再定義する」という理念のもと、デジタルツールと生産技術を最大限に活かし人の心を動かす製品づくりを掲げる「SWANY」社が、箸立ての復刻に共鳴し、本製品の忠実な復刻版の具現化に挑戦してくださることになりました。

そこで、「SWANY」社との打ち合わせを重ね、素材や質感、色合いまで可能な限り忠実に再現する計画です。現代の製造技術を活かしながらも、昭和の雰囲気を損なわないよう細心の注意を払って完全復刻します。


他の飲食店様やご家庭でも、この箸立てをテーブルに並べ、花巻の文化を体験していただきたいです。そして、その体験が次の世代へと受け継がれていき、大食堂も花巻のシンボルとしてあり続ける未来を描いています。


【復刻予定の箸立てのイメージ】


【復刻する箸立てのイメージ図をもとに設計をするSWANY(スワニー)のメンバー】


【箸立て復刻への想い 有限会社スワニー代表取締役社長 橋爪良博様より】

復刻版の箸立ては、私が子供のころ自宅にもあり、今回のお話をいただいたときには懐かしさを感じました。 プラスチック製品の量産には金型が必要で、少量生産では初期費用の回収が難しいという課題があります。 

しかし、昭和の記憶を呼び起こすこの製品が、食卓での会話や家族との時間を楽しむきっかけになればと思い、引き受けました。 生産は少量からのスタートになりますが、「Made in Japan」の製品開発におけるSWANYの技術を知っていただく機会にもなると考えています。 

また、弊社が運営する内職ワークスペースや障がい者雇用の現場でも、組立や検査を通じてスタッフのモチベーション向上につながるプロダクトだと感じており、その点でも意義のある取り組みとして引き受けました。



支援金の使いみち

今回の支援金は、主に箸立ての金型製造費に充てさせていただきます。
オリジナルデザインを再現するためには、専用の金型が必要となりますが、その製作費用が非常に高額です。

また、集まった支援金によって、どれだけの数量を製造できるかが決まります。
目標金額に達した場合は、大食堂の全テーブルに新しい箸立てを設置できるだけでなく、応援してくださった皆様のお手元に、全国の食卓に、飲食店様にお届けすることが可能になります。


リターン内容のご紹介

支援してくださる皆様には、心を込めたリターンをご用意しました。

シリアルナンバー入りの復刻したレトロ箸立て、オリジナルグッズ、名物マルカンソフトクリーム巻き体験、復刻記念パーティなど
クラウドファンディング限定のリターンをたくさん用意しています!

【リターン品の一部紹介】

詳細は各リターン欄をご覧ください。


プロジェクトスケジュール

・2026年1月~:支援状況を見ながら製造開始
・2026年3月頃:箸立て完成、リターン発送開始
・2026年4月:大食堂への設置完了

支援金の集まり具合によって製造数量が変動するため、製造期間も変わる可能性がございます。
進捗状況は随時ご報告させていただきます。


運営チームのご紹介

株式会社上町家守舎は、花巻市の中心市街地活性化を目指し、マルカンビル大食堂の他にも複数の飲食店や施設を運営しています。

そのほか、地域に根ざした事業展開を行っております。


【マルカンビル大食堂を運営する上町家守舎のメンバー】

花巻の歴史と文化を守りながら、新しい価値も創造していきたいと考えています。


【箸立て復刻への想い 株式会社上町家守舎 代表小友康広より】

私の一番古い記憶である幼稚園時代の大食堂にも「あの箸立て」がありました。
小学生の頃は他の飲食店でも同じような箸立てをちらほら見かけた記憶もあります。
中学、高校生の頃、大食堂にはありましたが、気づけば周りでは見なくなっていました
大学時代、東京に進学した私が東京で同じような箸立てを見ることはありませんでした。


そして、東京から友達を花巻に連れてきた時に「なにこれ!こんな箸立てはじめてみた!」「あ~、ウチの地元にも昔あったわ!」という話になり、「これは花巻の文化として誇れるものなんだ」と気が付きました。
約9年前に様々な巡り合わせで大食堂の運営を引き継がせていただく一員となった際に「箸立てはもう壊れたらなくなっていく存在」と知りました。


なんとか「この箸立て」を大食堂の当たり前の存在として残しつつ、商品としても様々なご家庭や飲食店でも使っていただけるようにできないか?と考えていました。
今使っている箸立てはプリントスレや一部欠損しているものが沢山ありますので、そろそろ休ませてあげられたらと思っています。


皆様のお力を貸していただけますよう何卒よろしくお願いいたします。


この文化を未来へつなぐために

「割り箸でソフトクリームを食べる」という一見シンプルな文化ですが、これは花巻の人々が長年かけて育んできた大切な財産です。
全国どこを探しても、このような文化はここにしかありません。


今回のプロジェクトは、単なる器具の復刻ではなく、地域の文化と記憶を守る取り組みだと思っています。


皆様からの支援は、花巻の文化を次の世代に伝えるための大きな力となります。
ぜひこのプロジェクトにご参加いただき、一緒に大切な文化を守っていただければ幸いです。
全国のレトロファンの皆さま、この箸立てを覚えていらっしゃる方、この箸立てを新鮮に思ってくださる方へどうぞ届きますように。

最後になりましたが、このプロジェクトにご関心をお寄せいただき、
ここまでお読みいただいたことに心から感謝申し上げます。

皆様のご支援を心よりお待ちしております。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 箸立ての金型製造費、箸立ての製造費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

ヘルプページを見る

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください

最新の活動報告

もっと見る
  • いつもありがとうございます。マルカンビル大食堂です!先日、地元の新聞社である岩手日日新聞社様、岩手日報社様、河北新報社様に当プロジェクトの記事を載せていただきました。岩手日日(11月23日発行)岩手日報(11月24日発行)河北新報(12月1日発行)お陰様で支援額は目標の40%(203万円)に達しました!皆様からの温かいご支援、本当にありがとうございます。さて、今回はこのプロジェクトを全国に、より多くの方に知っていただきたく、SNS配信用のショート動画を作成いたしました。マルカンビル大食堂の魅力と、割り箸でソフトクリームを食べるという花巻の文化、この度のクラウドファンディングについてギュギュっと詰めた動画となっております。SNSという媒体を通し、より幅広い世代にこのプロジェクトを知っていただけたらと思います。動画は公式X、Facebookにて投稿となっておりますので、ぜひご覧いただき、知人にもシェアしていただけると幸いです。 <公式Xはこちら!> <公式Facebookはこちら!>■目標500万円まで残り60%(約296万円)より多くの方へこの活動を届け、未来へ思い出をつなぐために、引き続き追加リターンや活動報告も更新してまいります。思い出の場所を次世代へつなぐ「箸立て復活プロジェクト」。もしよろしければ、ご家族・ご友人にもシェア&応援いただけますと大変励みになります。皆様からのお声が、私たちの大きな原動力です。これからも進捗をお届けしてまいりますので、引き続きご支援・応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • いつもありがとうございます。マルカンビル大食堂です。クラウドファンディング開始から約1ヵ月が経ちました。現在の達成率はまもなく 25%、そして 100名以上 の皆様よりご支援をいただいております。温かい応援・ご支援に、心より感謝申し上げます。今回は 新たに追加したリターンのご紹介です!【旧・箸立て】「旧」と名付けていますが、実際に現在のマルカンビル大食堂で使用している、東和化成株式会社製「トーワ箸立て」です。花柄プリントの擦れや小さなキズなど、長年大切に使われてきた“味わい”が残る箸立て。クラウドファンディングを機に新調することとなり、現在使用中の中から比較的状態の良いものを限定30個で ご用意しました!数に限りがございますので、ぜひお早めにチェックしてみてください。【レトロ画像】スタッフが昭和レトロなウェイトレス衣装&昭和ヘアメイクで撮影した、今回のプロジェクト限定のオリジナル画像です。マルカンビル大食堂は、天井・壁紙・照明・床の模様・レジ上のステンドグラスなど、昭和当時の面影をそのまま残している場所。そんな空間で、箸立てや名物のソフトクリームと一緒に撮影した“ここでしか手に入らない1枚”となっています。リターンは・1枚・3枚セット・5枚セット+シークレットの3種類をご用意。ご支援いただいた方へメールでお届けします。以上が今回追加したリターンのご紹介です。リターンの詳細は「プロジェクトを支援する」ページよりご確認いただけますので、ぜひ覗いてみてくださいね!■目標500万円まで残り75%(約3,750,000円)より多くの方へこの活動を届け、未来へ思い出をつなぐために、引き続き追加リターンや活動報告も更新してまいります。思い出の場所を次世代へつなぐ「箸立て復活プロジェクト」。もしよろしければ、ご家族・ご友人にもシェア&応援いただけますと大変励みになります。皆様からのお声が、私たちの大きな原動力です。これからも進捗をお届けしてまいりますので、引き続きご支援・応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
  • いつもありがとうございます。マルカンビル大食堂です。箸立て復刻のクラウドファンディングを開始して約3週間が経過しました。お陰様で目標の15%である、75万円を達成いたしました!皆様からのあたたかいご支援、本当にありがとうございます。温かいコメントもたくさん頂戴しており、毎日ありがたく読ませていただいております。ここで、皆様からの応援メッセージを一部ご紹介いたします。以下 “X”より いただいたコメントです。「祖母の家が花巻で小さい頃から行っていた」「妻との初デートの場所」「昔はこういう箸立てがいろんな店にあった」など、マルカンビル大食堂という場所が、皆様の思い出の一部分になっていることを改めて感じさせてもらえるような温かい応援メッセージを数々いただいております。地元のみならず、全国各地より応援・ご支援をいただき誠にありがとうございます。全国各地から集まるエールが、私たちの力となっています。■目標の500万円まで、残り85%(およそ4,250,000円)この活動をもっと多くの方に広め、未来へ思い出をつなげるため、追加リターン企画や活動報告も随時お届けしてまいります。思い出の場所を次世代につなぐ「箸立て復活プロジェクト」もしよろしければ、ご家族・ご友人にもぜひシェア&応援いただけると嬉しいです!皆様からのお声がプロジェクトを動かす原動力です。これからも進捗をお届けしますので、引き続きご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします。 もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


  1. 2025/11/04 17:09

    わあ、御社のプロジェクトは本当に素晴らしいですね! 正直に申し上げると、そのアイデアにはとても興味を引かれましたし、非常に大きな可能性を秘めていると感じます。もっと詳しくお話を伺えたら嬉しいです。拝見したところ、集められた資金は実現に向けた主要なステップに充てられるご予定とのことでしたが、このプロジェクトが完全に実現した際、人々の生活にどのような変化をもたらすとお考えでしょうか?ぜひ詳細についてお話しできる機会を楽しみにしています!もしよろしければ、私のプロフィールに記載しているメールアドレス、または個別メッセージでご連絡いただけると幸いです。追加のサポートが必要であれば、資金面でお力になれるかもしれません。

    1. 2025/11/04 17:45

      kawahigashi様  温かいコメントとご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。 絶滅寸前となっているこの箸立てが再び全国の飲食店やご家庭に広がることで、昭和の食卓を彩った懐かしい風景が現代に蘇り、多くの方々の食卓にささやかな楽しさや温かみをもたらす一助となれば幸いです。 また、この箸立てをきっかけとして、花巻のマルカンビル大食堂には「割り箸でソフトクリームを食べる」という独自の食文化が根付いていることも、全国の皆さまに知っていただければ嬉しく思います。 なお、追加のご支援につきましては、現在クラウドファンディングが実施中のため、こちらのページよりご参加・ご応援いただけますと幸いです。 今後とも応援・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。


同じカテゴリーの人気プロジェクト

あなたにおすすめのプロジェクト

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!

24時間以内に6人が支援しました