自己紹介
和歌山県の上富田町で梅干しの加工業を営んでいる株式会社kimaruと申します。
白浜で生まれ育ち、地域の農業関連会社に勤務する中で、30年前に梅と出会いました。

自社は地域農家さんから梅を仕入れ製造加工を行うため、地域の農家さんと苦労を共にしながら、私たちが出来ることを模索しながら、日々精進しています。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちは、
『地元の雇用・活力の創出を梅産業が支える未来を創る』
を目標にクラウドファンディングを立ち上げました。壮大な目標になりますが、このように考えたのは日本全土の農業が抱える問題からでした。
現在、日本の農業は①生産者の高齢化・担い手減少と②異常気象という大きな問題を抱えています。

まずは、①生産者の高齢化・担い手減少
現在、日本の基幹的農業従事者の70%以上が65歳以上の方々で占めており、2050年には基幹的農業従事者が2020年対比で7割減になると見込まれています。
農林水産省ホームページから参照
農業協同組合新聞 2024年1月15日から参照
周辺の梅農家さんでも同様に高齢者が深刻となり、廃業・耕作放棄地が増加し、年々生産量が減少傾向にあります。
②異常気象
また、近年では地球温暖化の影響から様々なところで異常気象が発生し、集中豪雨や高温被害によって農作物に甚大な被害をもたらしています。
和歌山でも2年連続でひょう被害の影響を受け、昨年2024年は南高梅の歴史上一番の凶作の年となりました



特産品のウメへの被害が47億1240万円に!
この写真はひょうの降った当日の写真です。

今年こそはとの思いで農家の方々と励んできましたが、昨年に続き今年もひょう被害を受けて壊滅的な状況となりました。


写真のような梅が約70%になってきています。きれいな梅が不作も兼ね合い不足して
原料梅の価格が約2倍に高騰し、多くのメーカーが20〜30%の値上げまたは内容量縮小といった対応を余儀なくされました。
特選ランク(A級)の紀州産南高梅は極端に希少で価格も高く、しばしば棚から撤退対象となるケースも増えています 。
梅干しのピンチなのです!
プロジェクト立ち上げの背景
いつもお世話になる70代の農家さんの一言でした。
2年続けて不作、ましてやこんなに甚大なひょう被害があるとやる気も起こらないし、跡取りなんかに頼めない!!!梅の収穫を手伝ってくれる人材もいない。不作で、人も雇えない。収量が減る。このままでこのままで産地としての力もない。失業者も増え、生活困難な地域になる。このまま現状が続けば、産地として存続も怪しくなります。生産者が減少すると生産量が減少し、国産梅が海外産の梅に取って代わってしまう未来がすぐそこまで近づいています。
そこで私たちは、紀州南高梅の皆さまに知っていただき、“紀州南高梅の価値向上に努めたい”と考えています。
価値向上の方法①:万能性のある梅の認識拡大
現在、若い世代の梅離れが進み忘れられつつありますが、
白いご飯といえば梅干し一粒をイメージしませんか?

これは梅には腐敗防止作用があることから昔からお弁当に入れられていたからです。
“梅はその日の難逃れ”ということわざがあるように、昔から梅は暮らしの中で親しまれてきました。食卓に取り入れることで、先人たちは健やかな毎日を願っていたと伝えられています。その他にも梅干しは万能調味料として“鶏料理”“魚料理”など様々な料理の様々な場面で活用されています!!!
私たちはその梅を皆さまに味わっていただき、日本国内全土で価値向上を図りたいと考えます。
価値向上の方法②:農業体験による梅を知ってもらう
収穫といった作業を通じて、梅について知ってもらい、収穫後の梅を、梅ジュ-スや、梅シロップの作り方教室などを開き、職業としての農業を視野に入れてもらえるように進めていきます。当社の協力企業のホテルで、宿泊をしてもらいます。

価値向上の方法③:放置園減らし、程よい環境保全
このプロジェクトが成功することで、梅畑や果樹園の放置園を再生するプロジェクトに移行できると思っています。高齢化で出来なくなった梅畑の再生も初めて、農業体験・梅もぎ体験・梅干し教室などを実施することで、農業という職種の見直しが出来れば、このプロジェクトの完成になります。非農耕地にすむ獣害の減らし方など、やりたいことがありすぎて、一度にできません。まずは、このプロジェクトを成功して、観光農園を作ります

現在の準備状況
傷のついた梅での、練り梅の研究
理解のある宿泊施設での、宿泊プラン
梅干しの使った料理を食べていただきたく、料理人の確保
リタ-ンについて
①梅収穫体験、白浜温泉で宿泊
白浜温泉 ホテル花飾璃

温泉ソムリエがいるホテルで、農業体験の疲れを取り、当社の梅干しを使っている料理を堪能いただけます。収穫してきた梅で、ジュ-ス、シロップの作り方などを教えてくれます。
生梅10kgと宿泊券
②限定70個 和歌山県産キヌヒカリ10kg、はちみつ梅干し1.6kg


新米10㎏と当社自慢のはちみつ味1㎏、令和7年度産キヌヒカリ10kg、令和7年度産紀州南高梅はちみつ味塩分5% 1㎏
スケジュール
10月上旬 リターン発送
令和8年6月 農業体験開始
きのくに信用金庫様より応援メッセージ
株式会社kimaru様は、和歌山県産品を多くの方々に届けるため、日々生産業者様とともに力を合わせながら事業を営んでいます。
本事業においては、2年連続のひょう被害を受けながらも地元産業を盛り立てるため、被害を受けた"紀州南高梅"を活用したリターン品を交えたプロジェクトになっています。
"梅"王国である和歌山から梅の価値をあらためて発信することで、地方創生と新たな雇用創出に繋がる取り組みになります。
きのくに信用金庫は、地域のブランド力向上・地方創生につながる同社の取り組みを全力で応援します。
最後に
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。この挑戦は、私一人では決して成し遂げません。
私達の微力な力と、皆様の応援が、梅干しの未来を変える力になります。
どうか、この思いに力を貸してください。
一緒に、この夢を実現させましょう!
最新の活動報告
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高齢による作業が出来ないので、選定作業のお手伝い。
2025/10/29 11:04当社の社長と、専務がお世話になっている農家さんのお手伝い!社長は選定経験が豊富な方で、高齢によってはしごに登れないことも考慮して低くする選定をしています。この様な作業をしながら、梅干しの生産に協力していくこと小さなことから、コツコツと!がんばっていきます もっと見る






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