目標達成のお礼と、ネクストゴール設定のご報告
9月6日 目標金額500万円達成!
ご支援いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
次の目標、ネクストゴールは700万円!
「岡山芸術交流2025」は、より多くの方に気軽に鑑賞していただけるよう、今回限りすべての会場で鑑賞料無料とします。
作品制作や展覧会の運営には、まだまだ皆さまのご支援が必要です。
新たな目標達成に向け、引き続きご支援よろしくお願いいたします!
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9月26日、岡山芸術交流2025 開幕!
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「岡山芸術交流2025」とは
「岡山芸術交流」は岡山城・岡山後楽園周辺の歴史・文化施設等を会場に、2016年から3年に1度開催している国際現代美術展です。
徒歩で回遊できるコンパクトな会場配置が特色のひとつで、芸術鑑賞と街歩きをともに楽しむことができます。
イベント開催概要
名 称:岡山芸術交流2025
タイトル:The Parks of Aomame/青豆の公園
会 期:2025年9月26日(金)~11月24日(月・休)
休館日:月曜日
ただし、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)開館、
10月14日(火)、11月4日(火)休館
会 場:旧内山下小学校/岡山県天神山文化プラザ /表町商店街 /岡山市内各所
鑑賞料:無料
主 催:岡山芸術交流実行委員会
公式サイト:https://www.okayamaartsummit.jp/2025/

ステイトメント
村上春樹の小説『1Q84』に登場する謎めいたキャラクター「青豆」に触発された「青豆の公園」が岡山市内にて展開される。相互に結びついたこれらの公園は、現実と空想が交わる場として、青豆の静かな葛藤や二つの並行する世界に生きる複雑な存在を映し出すものとなる。
「岡山芸術交流2025」は、岡山の都市空間を現実と想像が自然に交わる場へと変貌させる。この壮大なプロジェクトは、岡山の公共空間、忘れられた場所、市民公園などを再構築し、驚きに満ちた地図を作り上げる。
この芸術交流は単なる視覚芸術の展示にとどまらない。その核には、独自の表現で新しい形を生み出すアーティストや音楽家、建築家、デザイナー、科学者、作家、思想家たちが世界中から集結する「ギルド」が形成される。
フィリップ・パレーノ《メンブレン》2024年
Courtesy of the artist
©2025 岡山芸術交流実行委員会
撮影:市川靖史
ライアン・ガンダー《The Find(発見)》2023年
Courtesy of the artist
©2025 岡山芸術交流実行委員会撮影:市川靖史
本作はファクトリー・インターナショナルがマンチェスター・インターナショナル・フェスティバルのために制作を委嘱した作品です。
ジェームズ・チンランド《レインボーバスライン》2025年
Courtesy of the artist
©2025 岡山芸術交流実行委員会
撮影:市川靖史
岡山芸術交流の3つの特徴
1.岡山市中心部で2016年から3年ごとに開催している国際現代美術展
◇「岡山芸術交流2016」2016.10.9 ‐ 11.27
タイトル:開発 / Development
Liam Gillick Development 2016 Aluminium, artificial grass, paint Collection of Ishikawa Foundation Courtesy of the artist and TARO NASU, Tokyo ⒸOkayama Art Summit 2016 Photo: Yasushi Ichikawa
◇「岡山芸術交流2019」2019.9.27 ‐ 11.24
タイトル:IF THE SNAKE / もし蛇が
IF THE SNAKE, Okayama Art Summit, 2019 John Gerrard X. laevis (Spacelab), 2017 Courtesy of the artist, Thomas Dane Gallery and Simon Preston Gallery Pamela Rosenkranz Skin Pool (Oromom), 2019 Courtesy of the artist, Karma International, Miguel Abreu Gallery and Spruth Magers Photo: Ola Rindal
◇「岡山芸術交流2022」2022.9.30 ‐ 11.27
タイトル:Do we dream under the same sky /僕らは同じ空のもと夢をみているのだろうか
Rirkrit Tiravanija, DO WE DREAM UNDER THE SAME SKY, 2022 Courtesy of the artist and Tommy Simoens,GALLERY SIDE 2 Special thanks to CHUBU Inc. Gert Robijins, Reset Mobile(Sky), 2022 Coutesy of the artist and Tommy Simoens
Ⓒ2022 Okayama Art Summit Executive committee Photo: Yasushi Ichikawa
2.岡山城・後楽園周辺の徒歩で巡ることができる歴史・文化施設等に展示
コンパクトな会場配置で、徒歩ですべての作品を巡ることができます。
同時期に開催される「瀬戸内国際芸術祭2025」秋会期(10/3-11/9)+1dayで楽しめる展覧会です。
過去の開催風景
3.海外著名アーティストをディレクターとして招聘
「岡山芸術交流2025」のアーティスティック・ディレクターを務めるのは、フィリップ・パレーノ。
現代のフランス美術を代表するアーティストの一人です。
Photo © Ola Rindal
フィリップ・パレーノ Philippe Parreno
[略歴・紹介]
1964 年、フランス生まれ。現在はパリにて制 作活動。映画、ドローイング、テキストなど、 さまざまなメディアにわたる作品で高い評価 を得ている。 パレーノは展覧会を媒体として捉え、その構 築をプロセスの中心に置くことで、展示体験 を根本的に再定義することを試みてきた。 個々の作品の集合体としてではなく、一貫し た「もの」としての展覧会の可能性を模索し 続けている。 国内では2025年に個展「この場所、あの空」がポーラ 美術館(箱根)にて開催。その他の近年の主 な展覧会に2025年「Haus Der Kunst」(ミュン ヘン)、2024年「VOICES」リウム美術館(ソウ ル)、2023年「Marilyn」 エスパス・ルイ・ヴィトン(ミュンヘン)、2022年「 Echo2: a Carte Blanche to Philippe Parreno」 Rotunda of the Bourse de Commerce、ピノーコクション(パリ)、「La Quinta del Sordo」プラ ド美術館(マドリード)、2019-2020年「A Manifestation of Objects,」ワタリウム 美術館(東京)、2017年「 Synchronicity」ロ ックバンド美術館(上海)、2016年「 Anywhen, Hyundai Commission 2016」タービンホール、テート・モダン(ロンドン)、2015年「H {N)Y P N(Y} OSIS」パーク・アヴェニュー アーモリー(ニューヨーク)、2014年「The Illusion Of Light」フランソワ・ピノー財団 パラッツィオ・グラッシ(ベネツィア)、 2013 年「Anywhere, Anywhere Out Of The World」パレ・ド・トーキョー(パリ)、2012 年「Philippe Parreno」バイエラー財団(バーゼル)他。ヨーロッパをはじめ、アメ リカ、日本、韓国を含むアジアなど各国の主要美術館、ギャラリーにて展覧会歴多数。 また、岡山では、2014年「歴史まちづくり回遊社会実験」の一環として開催した現 代アート展として実施された「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」、岡山芸術交流 2016 にアーティストとして参加。
このプロジェクトで実現したいこと
「岡山芸術交流2025」は、次の3点に力を入れて取り組みます。
◆ 地元への浸透
市民・県民、産業界、教育機関、文化団体など様々な主体の参画や鑑賞を促し、多くの人が3年ぶりの開催を待ちわびる、地域に根付いた国際現代美術展としていきます。
◆ 子どもの鑑賞
これからの時代を担う多くの子どもに、世界的な現代アート作品を生で体験する貴重な機会を提供します。
◆ 県外・海外からの観光誘客
世界的な国際現代美術展として「岡山芸術交流」の確立及び岡山のイメージ向上に努め、インバウンド観光を強化し、国内外から多くの誘客を促進するとともに、開催地・岡山の魅力発信も併せて展開し、海外からの誘客に結び付けます。
過去の開催風景
プロジェクト立ち上げの背景
"屋外の都市空間を多く活用し、岡山の街全体が作品になる"というフィリップ・パレーノの構想から、今回に限り鑑賞無料としました。
現代美術を限られた人のものではなく、国・地域・性別・世代の違いを超えて誰もが気軽に楽しめるものにしたい。そんな思いが込められています。
私たちの開催趣旨に共感いただける方に、一緒に「岡山芸術交流2025」を盛り上げてもらいたいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。
現在の準備状況
9月26日(金)の開幕に向け、「岡山芸術交流2025」の参加ゲストたちが岡山を訪れて作品の構想を練ったり、制作に取り組んだりしています。
どのような作品になるのか、私たち事務局スタッフも楽しみです♪
リターンについて
ご支援のリターンとして、本プロジェクトのために特別に制作したフィリップ・パレーノの限定作品や、ライアン・ガンダーの限定グッズ、朝吹真理子氏書き下ろしの小説フォーマットのカタログをご用意しました。
また、「返礼品はいらないけれど応援したい!」という方のために、感謝の気持ちを込めたお礼のメール等をお送りする応援コースもあります。
◆【作家直筆サイン入り限定作品】Philippe Parreno “Membrane”ドローイング
Philippe Parreno “Membrane”ドローイング

※作家直筆サインが入ります。
※下記の通り、サイズが変更になりましたのでお知らせいたします。
サイズ:42 x 59.4 cm(シート)/45 x 62.4 cm(額装)
Philippe Parreno
岡山芸術交流2025の「顔」ともいえるフィリップ・パレーノの作品「メンブレン」は学習型のAIと複数のセンサーを搭載した、塔の形をした巨大な立体作品である。周囲の環境を感覚として捉え、理性として理解していくプログラムを内蔵したこのロボットとしての彫刻は、機械の体と人間の女の心をもつ存在という想定で制作され、その声を女優・石田ゆり子が担当した。進化する AIと人間社会との関係という、極めて現代的な問題意識を問いかける本作品であるが、と同時に古典的な文学イメージである「塔のなかの姫君」にもたとえられるようなロマンティックな側面をも併せもつ点に、パレーノらしい豊かな想像力と独特の個性が集約されている。近年は映画の監督としても積極的に活躍し始めたパレーノがメンブレンを描いた鉛筆ドローイングは、メンブレンをめぐる彼の世界観を表現した、まるで映画のストーリーボードからの抜粋のようでもある。

“Membrane”ドローイング制作過程
◆【作家直筆サイン入り限定グッズ】Ryan Gander コインホルダー(キーホルダー型)付きコインポーチ

※作家直筆サインが入ります。
Ryan Gander
岡山芸術交流2016への参加以来、2回目の芸術交流参加となるRyan Gander。アーティストとしてのキャリアの初期段階から、ガンダーはコインというモチーフを好んで用いてきた。今回の岡山芸術交流では2023年に開催されたマンチェスター・インターナショナル・フェスティバルで展示された人気のプロジェクトを岡山でも再現する。「The Find(発見)」と題されたこのプロジェクトは、市内各所にひそかに設置されたガンダーのデザインになるコイン型の小型彫刻を鑑賞者が探して歩くというもので、発見者は彫刻を無償で自分の発見物として取得することができる。今回は「コイン」を収納するためのコインケースをガンダー自身が特別にデザインした。ケース上のOKロゴは、ガンダーの友人であり、数々の名盤レコードジャケットのグラフィックデザインを担当したことでもしられるピーター・サヴィルによるもの。ガンダーとサヴィルの共作ともいえるケースは、アートとデザインの境界線を軽快に飛び越えて自由な創造の世界へと誘う。
ライアン・ガンダー Ryan Gander
[略歴・紹介]
チェスター生まれ。現在はロンドンおよびサフォークを拠点に制作活動。2022年ロイヤル・アカデミーの正会員(彫刻部門)に選出。2019年アーモリー・ショーにてポメリー賞、2017年大英帝国勲章、2009年チューリッヒ芸術賞受賞。新世代のコンセプチュアルアートの実践者であるライアン・ガンダーはその多彩な作風で知られている。身の回りにある日用品にヒントを得た作品や、言語からインスピレーションを得たもの、文化の差異を主題とするものなど、ガンダーがとりあげるテーマは多岐にわたるが、そこには常に新しい知覚や認識を開くポータルとしてのアートのエネルギーとその可能性の呈示がコンセプトとして存在する。ガンダーは「岡山芸術交流2016 開発」にて「墜落した隕石」状の作品を展示し、アートファンのみならず市民の注目も集めた。主な展覧会に、「ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー」ポーラ美術館(神奈川、2025年)、「Together, but not the same」福岡醤油ギャラリー(岡山、2025年)、「Grunts, hoots, whimpers, barks and screams」ヘルガ・デ・アルヴェアール現代美術館(カセレス、2024年)、「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」東京オペラシティアートギャラリー(東京、2022年)、「The 500 Million Year Collaboration」クンストハレ・ベルン(ベルン、2019年)、「ライアン・ガンダー―この翼は飛ぶためのものではない」国立国際美術館(大阪、2017年)など。第10回リバプール・ビエンナーレ(2018年)、第12回ハバナ・ビエンナーレ(2015年)、第9回上海ビエンナーレ(2012年)、ドクメンタ13(カッセル、2012年)、第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ(2011年)など国際展への参加も多数。
スケジュール
8月5日 クラウドファンディング開始
9月26日 「岡山芸術交流2025」開幕
10月23日 クラウドファンディング終了
11月24日 「岡山芸術交流2025」閉幕
3月下旬 リターン発送(予定)
最後に
「岡山芸術交流2025」の開催趣旨に共感いただける方、アートを通じて岡山市の新たな魅力づくりに貢献したい方、現代美術ファンの方、ぜひご支援をよろしくお願いいたします。
皆さまからご支援いただく資金は大切に使わせていただきます。
秋の岡山では「岡山芸術交流2025」の他に、岡山後楽園の紅葉や、ピオーネやマスカットなど旬の果物もお楽しみいただけます。
”芸術の秋”と”食欲の秋”を同時に満喫できる絶好のチャンスです。
遠方にお住いの方も、この機会にぜひ「岡山芸術交流2025」にお越しください!

最新の活動報告
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岡山芸術交流2025、閉幕いたしました
2025/11/28 10:439月26日(金)に開幕した国際現代美術展「岡山芸術交流2025」は、11月24日(月・休)に閉幕を迎えました。アーティスティック・ディレクターにフィリップ・パレーノを迎え、パレーノと11カ国30組の参加ゲストによる作品が集結し、全52日間にわたり最先端の現代アートが展示されました。皆様のご支援に、心より御礼申し上げます。[延べ来場者数]424,917人 (速報値)※過去最多[岡山芸術交流2025開催概要]会期:2025年9月26日(金)~ 11月24日(月・休)タイトル:The Parks of Aomame 青豆の公園会場:旧内山下小学校(校庭・プール)/岡山県天神山文化プラザ/岡山市立オリエント美術館(入口前)/岡山神社/出石町空き地/岡山県立図書館/丸の内ハウス/旧寫真イガラシ/城下地下広場/岡山シンフォニービル/表町商店街/岡山天満屋/旧西川橋交番/西川緑道公園/岡山市内各所 もっと見る「岡山芸術交流2025」へのご支援ありがとうございました
2025/10/24 09:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
「岡山芸術交流2025」ご来場延べ人数が10万人を突破しました
2025/10/16 09:53こんにちは、岡山芸術交流実行委員会事務局です。「岡山芸術交流2025」は開催20日目となる10月15日(水)に、過去最速でご来場延べ人数が10万人を突破しました!これもひとえにご支援いただいた皆さまのおかげです。ありがとうございます。「岡山芸術交流2025」は11月24日(月・休)まで、岡山城・岡山後楽園周辺エリアの旧内山下小学校、表町商店街など市内各所で開催しています。今回に限り鑑賞料無料!過ごしやすい季節になりましたので、まだ鑑賞されていない方はぜひ「岡山芸術交流2025」にお越しください。また、会期を通して変化する作品もありますので、「もう行ったよ!」という方も気軽に何度でも足を運んでいただけると嬉しいです。なお、10月23日(木)のクラウドファンディング終了まで、残り1週間となりました。ご家族や友人の中に、このプロジェクトに興味を持っていただけそうな方がいましたら、お声掛けいただけると嬉しいです。最後まで引き続きご支援どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る





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