はじめに

こんにちは。 服飾作家の飛田美穂と申します。
ブランド名は je suis comme je suis(ジュ・スイ・コム・ジュ・スイ)。フランス語で「私は私のままで」という意味です。
「私が私でいられる服」をコンセプトに、リネンやコットンなど天然素材を使い、一点ずつ手作業で洋服を仕立てています。
着る人がふっと力を抜いて、自分らしくいられる。そんな服作りを続けてきました。
家庭科が大の苦手だった私
洋裁が上手な母の元で育ちながらも、私は家庭科が大の苦手。
被服の授業は毎回のように居残り、宿題は母にお願いするほどでした。
そんな私が、なぜいま服を作り続けているのか。
少しだけ、お話させてください。
はじまり
きっかけは、妊娠中に見た一冊の雑誌。
「生まれてくる子に、何か作ってあげたいな」──そう思って初めて手にしたのは、ミシンを使わずに作れる布のおもちゃ。
近所の手芸店で布と糸を選び、夢中になって作ったのを今でもよく覚えています。
「好きな生地で、好きなものを作れるって、なんて自由で楽しいんだろう!」
そんなふうに思ったあの日が、すべての始まりでした。
母子手帳ケース、ポーチ、子ども服、やがて大人の女性に向けた服へ──
少しずつ手を動かすうちに、私の暮らしには「布でものをつくる日々」が根づいていきました。
活動を始めたのは、今から約20年前。作品と自分の世界観とともに移ろい、2022年に現在のブランド名「je suis comme je suis(私は私のままで)」にたどり着きました。
今もこうしてこの道を歩いているのは、『私らしさ』がこぼれた服が、誰かの「安心」や「希望」になれたら...きっとそう願っているからだと思います。
そしてその願いが、いつか誰かの「日常の光」になってくれたら──
そんな想いを、今日も一針一針に込めています。

「je suis comme je suis」と名づけた理由
この名前は、私自身へ宛てたメッセージでもあります。
「私は私のままでいい」──それは簡単なようで、人生の中で何度も忘れそうになる言葉でした。
自分を疑った日、無理をしすぎた日、誰かと比べて落ち込んだ日。そんな時、私が私でいられるように。
そして、服を着た誰かが「これが私」と感じられるように。その願いを名前に託したのです。
かつて家庭科が大の苦手だった私が、今では「服を作ること」が人生の歩みそのものになっています。
作ることは、生きること。
日々の手仕事の中に、感情も迷いも喜びも全部織り込まれていく。それが「作品」となって、誰かの暮らしと交差していく。
これからも、ありのままの私で作品を作り続けていきたいと思っています。

クラウドファンディングに今、挑戦する理由
いつか自分の服を海外に届けたい。
長年、そんな夢を心のどこかに抱きながら活動を続けてきました。
台湾は文化や手仕事や人のあたたかさなど、惹かれるものがたくさんあって「いつか、こんな場所で私の服を届けられたら」と思い描いていた憧れの土地でした。
そんなある日、台湾の大規模イベント主催者様から、突然「あなたの服を展示しませんか?」とお声がけをいただいたのです。
初めてその知らせを受けたとき、心臓がドクンと鳴って、手が震えるような感動に包まれました。
このお話をいただいたのは、私が人生の大きな節目を迎えていた時。
長年住んだ場所を離れ、新しい土地での暮らしを始めようとしている今、この機会は私の長い服飾での経験における大きな転機の象徴のように感じています。
ですが、私の夢を実現するうえで、現実的に乗り越えるべき大きな壁があります。
渡航費・作品の運送費、現地での滞在費用、通訳や国内外でサポートしていただく方々への謝礼……。
これらを一個人でまかなうには、どうしても大きな負担になってしまいます。
それでも、このチャンスを私は逃したくありません。
この壁を乗り越えるには多くのサポートが必要です。
私の夢を支援という形で応援・共感していただければ、皆様とともに大きな夢への第一歩を踏み出すことができると確信しています。
私自身、この一歩を踏み出すには、とても勇気がいりました。
でも今の私は、夢をひとりで叶えることよりも、色んな方々と協力して歩むことの方がずっと大切だと感じています。
「一緒に夢を叶える」その喜びを、支援という形で分かち合っていただけたら...。
そうした想いを込めて、クラウドファンディングという形を選びました。
ぜひ私たちとともに「私が私でいられる」その一歩を踏み出してみませんか?
実現目標
このプロジェクトで実現したい3つの目標は、シンプルですがとても大切なことです。
1. 台湾のお客様に、私の手で服を直接届けたい
2. 『私が私でいられる服』を、国境や文化を越えて共有したい
3. 台湾という場で、自分のブランドを新たな視点で見つめなおしたい
『私が私でいられる服』を、海の向こうに届ける旅。
その第一歩に、もしあなたがいれば、こんなに心強いことはありません。

活動・経歴
【 je suis comme je suis / 飛田美穂 】
・2016年、前身である「je suis」スタート。天然素材にこだわった一点ものの服を制作・販売
・全国各地のギャラリーや店舗で展示販売を開催
・お客様との密接な関わりを意識したオンライン販売や展示会・即売会の開催
・蕾のように丸みのあるシルエットから名付けられた「蕾パンツ」は、男女問わず長年人気の定番アイテム
書籍
・オリジナルパターン本『雰囲気のある大人服(2021・日本ヴォーグ社)』の出版
・『雰囲気のある大人服』韓国版の出版(2022)
・『すてきにハンドメイド 2024年10月号(NHK出版)』掲載


リターンの製品紹介
支援へのリターンとして、以下の製品をお届けします。
【蕾パンツ】
その名の通り、「蕾(つぼみ)」のようなふっくらとしたシルエットが特徴。
ウエストゴム&タック入りで、ラクに動けて美しい形。
天然素材ならではの風合いが心地よく、季節を問わず楽しめます。
男女問わず人気の定番アイテムを、台湾で出展予定のイベント限定カラーでお届けします。
小柄な方や細身の男性にも◎


サイズ(平置き)
総丈 約94cm|股上 約47cm|股下 約47cm|裾幅 約23cm
ヒップ 約70cm(ぐるり140cm程度)|ウエスト最大 約100cm程度
素材 綿 85%|麻 15%
台湾限定カラー 淡ブルー/ブラウン
【灯のストール】
やわらかな風をはらむ、秋の装いに灯る一枚。
繊細なウールガーゼで仕立てた、ふんわり軽やかな大判ストール。
まるで空気をまとうような軽さと、肩にかけたときの安心感。
その日の気分や装いに合わせて、羽織る・巻く・包むなど自由なアレンジが楽しめます。
ひとつひとつ仕上げ洗いを施し、ウールガーゼ特有のふんわりとした風合いと馴染みの良さを引き出しています。台湾イベント限定カラー/支援者限定カラーをそれぞれご用意しています。

サイズ(平置き)
幅 約67cm|長さ 約190cm
素材 ウール 100%
台湾限定カラー ボルドー/サックスブルー
支援者限定カラー パープル(3枚限定商品)
◎発送:11月末〜12月中予定
その他にも、様々なかたちの応援方法をご用意いたしました。
気軽に応援していただけるものから、このプロジェクトでしか味わうことができないレア製品のリターンや人気商品の詰め合わせ等、あらゆるニーズにお応えできるよう、調整いたしました。
実施スケジュール
・クラファン期間 2025年6月27日 〜 7月21日
・台湾出展 2025年 10月18日(土) 19日(日)
・リターン制作 8月1日〜10月31日
・リターン発送 11月末〜12月末予定(年内発送が最優先の目標です)
最後に
夢を叶えることって、本当に怖いものです。
私はこれまで、「どうせ無理だ」と思って、いくつもの夢を諦めてきました。
でも、誰かのひとことや応援があるだけで、夢は少しずつ、現実に近づいていく。
そんな奇跡のような瞬間を、何度も経験してきました。
きっとこの旅は、服を運ぶだけのものではありません。
今一度「私自身が、私であること」を受け入れ、世界に発信していく旅だと感じています。
そんな旅のはじまりに、あなたがそっと背中を押してくれたなら、きっと私は一歩ずつ、自分の人生を歩いていけます。

その道の先で、あなたに笑顔で「ありがとう」を伝えられますように。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
何卒よろしくお願いいたします。
「私らしさを包む服を、台湾へ。人生を編みなおす海の旅。」

最新の活動報告
もっと見る雑貨女子博へ向けて
2025/09/25 15:12こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【リニューアルオープンしました】クラファンとあわせて、今の私からのご提案です
2025/07/07 16:55こんにちは。今回はオンライン受注会リニューアルのお知らせをこちらでもご紹介させていただきます。受付期間:2025年7月11日(金) 9:00 〜7月27日(日) 22:00プレビュー期間:7月7日(月)〜10日(木)クラファンと並行してのご案内になるのですが──今の自分にできること 届けられるかたちをもう一度考えた末、久しぶりにオンライン受注会をオープンします。展示や旅のプロジェクトとはまた違うかたちで『あなたの日常に寄り添う服』をお届けする受注会です。クラファンではストールやポーチなどのリターンを、受注会ではこれまで通りパンツやトップスを。どちらも「私が私でいられる服」という軸は変わらず今の気持ちを込めて制作しています。もしよろしければクラファンの応援とあわせて受注会も覗いていただけたら嬉しいです。オンライン受注会のページはこちら https://jesuis.theshop.jp/旅の途中でも、日々の装いは静かに続いていく。 そんな想いで服を縫い続けています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る




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