わたしたちのまち 「いなべ市」 のご紹介
こんにちは!いなべ市です。
いなべ市は三重県最北端に位置し、豊かな自然に恵まれたまちです。
花の百名山と名高い藤原岳や、登山愛好家に大人気の竜ヶ岳、野外保育に活用される宇賀川など、たくさんの自然体験フィールドがあります。

地域の団体等が環境保全活動も行う竜ヶ岳
藤原岳のミノコバイモ
また、西日本人気ナンバーワンとなった青川峡キャンピングパークをはじめ3つのキャンプ場、地域の生き物を展示した「藤原岳自然科学館」など、自然をテーマとした学びや遊びの場所にあふれています。

テント泊、コテージ泊などさまざまなキャンプスタイルが楽しめる青川峡キャンピングパーク。
わたしたちは、令和3年から「グリーンインフラ※」の取り組みで、身近な里山や緑地・川辺を、こどもたちや保護者のみなさんにもっと触れていただく機会を設けてきました。
(※グリーンインフラ …自然環境のはたらきを活用して社会の課題を解決する考え方で、持続可能な地域づくりに寄与します。)
体験イベント「Inabe Green Lab.」(以下IGL)では、これまで延べ2000人以上のみなさんに、川遊びや、火おこし体験、里山歩き、生き物観察などに参加していただきました。

宇賀川。流れがゆるく、川遊びに適しています!イベントでも大人の見守りはもちろん必須です。

薪割りも火おこしも、こどもたちがチャレンジ。

市内でとれた野菜、ジビエでカレーを作りました!
イベントのスタッフとして、生き物や自然体験に知見がある市民、大学、企業、近隣市町の方にお手伝いいただいています。会場整備や駐車場案内には地域のボランティアの皆さんにも大変お世話になっています。

川遊びは特に安全管理が必要。毎回20名以上のスタッフが集まります。

株式会社バイオーム、京都産業大学による生き物観察アプリのブースをひらいてもらいました。
こどもたちと接するスタッフには、イベント前に安全管理の研修も行っています。
これまで「山での安全対策」「キャンプでの安全対策」「応急手当」などのテーマ別座学と実習、会場をフィールドにした実地研修など、さまざまな研修を実施してきました。

安全管理研修(座学)
イベントに参加した保護者からは「川遊びをする機会がないのでイベントで楽しめるのはうれしい」「毎年楽しみにしている」「色々なことを知っているスタッフが多く安心」などの嬉しいお声をいただいています。

また、スタッフは「得意分野をさらに活かした体験をつくってみたい」「自然体験の知識や技術をもっと磨いていきたい」といった意欲的な姿勢で活動をしています。

自然に触れることで、こどもたちが生き生きと活動したり、地域住民の活躍の場がうまれたり、さまざまな関係者間のつながりが生まれたことは、このイベントの大きな収穫となっています。
このプロジェクトで実現したいこと
実現したいのは 「もっとこども向け自然体験イベントの回数、内容を増やし、グリーンインフラの取り組みを広げていきたい!」です。
その理由は、これまでのイベントを通して課題が見えてきたからです。
地域の皆さんの協力のもと、令和3年からIGLを実施していますが、参加者側、スタッフ側から次のような意見が出ています。
イベントに参加した保護者の皆さんからのご意見です。
「定期的にイベントを実施してほしい」
「イベントでは遊びに来られるけれど、自分たちだけでどこに遊びにいったらいいかわからない」
「一緒に自然体験ができる仲間がいると安心」

みんなで星空観察
日常的に自然の中でこどもたちに体験をしてほしくても、保護者の皆さんが気軽に連れていけない状況にあります。しかし、市が実施する大規模なイベントは年に1~2回に限られています。
一方で、IGLのスタッフの皆さんは「もっとこうしたい」という熱意にあふれ、1度のイベントでは実現しきれない量の遊び・学びのアイデアが生まれています。さらに、地域の企業からも、取り組みを応援したいというお声をいただいています。

これから先、地域のみなさんが主体となりイベントやワークを企画することで、回数も多く、内容も豊富な自然体験がこどもたちに提供できると考えています。
そこで、いなべ市では、市民のほか活動に興味がある個人、団体、企業が自主的に自然体験イベントを企画できるよう、サポートすることとしました。
【目標】
令和10年度までに年間「2回」の体験イベントを市民らが実施できる体制をつくります。
step1 : 令和7年度 自然体験イベント実施のためのスキルアップの研修
step2 : 令和8~9年度 自然体験イベントのテスト実施(年間1回程度)
step3 : 令和10年度~ 自然体験イベントの地域実装(年間2回程度)
【今回ご協力いただくご支援の使い道】
inabe Green Lab.でご活動いただいている方や活動に賛同いただいている方が、イベント企画・運営ができるよう人材育成研修「人to 自然to暮らしtoつながるLab.」を行います。
【「人to 自然to暮らしtoつながるLab.」とは…】
自然の中での体験を自分の暮らしに生かせる人・次世代に伝える人づくりを目的とした研修プログラム。
フィールドは、いなべ市。自然の中で「教わる」「学ぶ」というよりも、自ら「探求すること」のはじまりになるよう願いを込めて。2023年からLab.(研究室)をスタートしました。
地域住民が主体となり、2023、2024年はまちづくり法人のサポートによる実施、2025年は一部は市の事業として実施していますが、毎年市民が講師として運営を行っています。里山の整備やこどもたちの見守りを実践を通し伝えています。
研修プログラムの様子。
スケジュール
8月 クラウドファンディング開始
9月 クラウドファンディング終了
10~11月 人 to 自然 to 暮らし to つながるLab. などリターン関連イベント実施
11月~ リターン発送
3月 支援金による取り組みのご報告(いなべ市ホームページでの記事掲載)
取り組みに関わる皆さん、応援していただいている皆さんの声
才賀美奈さん

いなべ市に暮らし始めて17年、それまで子どもたちの自然体験や環境教育に携わってきた土台を活かして、自然保育や自然育児など「人が自然と共にある暮らしを取り戻す」をテーマに日々活動しています。IGLに関わらせていただく中で、自然の知識や何らかの技術を得るよりも前に、大人も子どもも「自然の中にいて楽しいと感じる心」に気づいてもらうことが大切だと実感しています。
田端昇さん

IGLでは会場整備のほか、企画立案、運営にも関わらせていただいています。人が暮らすことで土地も良くなる、そんな価値観や手法を、遊びの中で感じてもらえたらと思い取り組んできました。こうしたイベントで体験した事、感じた事を、暮らしに落とし込んでいく人が増えていって、このいなべの風景が美しく保たれていくことを願っています。今回のクラファンが、体験の質の向上と続けていくための力になるように期待しております!
一般社団法人グリーンクリエイティブいなべの皆さん

岡恵美さん
IGLに参加し、いなべの豊かな自然と向き合う中で、地域資源を活かしながら守ることの大切さを実感しました。この貴重な体験が多くの人に届き、いなべの未来を育む力と自然と人が共に生きる場になりますように。
荒木愛美さん
IGLを通して、たくさんの子どもたちや保護者の皆さんが、身体を通して自然を感じることが出来る場を届けてきました。「自然のなかで遊ぶことはたのしい!」参加者の皆さまから、そんな発見や声をたくさんいただいています。地域の自然の魅力に触れる、その価値に出合うことができる、そんなきっかけをこれからもつくっていきたいです
服部純子さん
いなべ子育てネットワーク いなこねの服部純子です。いなべ市は、四季折々の移ろいを肌で感じられるフィールドがたくさんあります。
自然体験が特別なものではなく、日常にとけ込んでるものとして、日々の暮らしを通じて、大人も子どもも楽しめるまちであって欲しいですね。放課後や長期休みもいなべの自然を感じながら、探究心を育められることが、人としてかけがえのない経験ですね。仲間を増やしながら、つながりがもてるまちいなべに私も賛同させていただきます。
竜のコバ ゼネラルマネージャー 松永愛さん

宇賀渓は、国定公園、重要里地里山に選定されている生物多様上重要な地域です。七大字生産森林組合は、この大自然を五感で体験できるイベントを随時開催し、環境保全と自然の大切さを伝える活動を行っています。自然観察指導員による自然観察会では動植物の不思議を発見します。日帰りツアーでは、より深く自然に触れます。0歳から遊べるみえ森林教育ステーションは冷暖房完備。
京都産業大学 生命科学部 教授 西田貴明先生
私は、いなべで学生と一緒にグリーンインフラの研究に取り組んでおり、山や森、川、街など、様々な空間で自然の保全や活用を模索しています。いなべは、グリーンインフラ、豊かな自然環境の活用に関して、全国的にも注目が集まる取り組みが始まっています。ぜひ、多くの皆さんに関わっていただき、いなべにおいて自然の活かし方を一緒に学びたいです。
いなべ市市民活動センター 田中佳奈さん
自然豊かな環境で子育てをしているのに、どうやって遊んだらいいかわからないーそんな私たちを導いてくれたのが、野外保育や環境活動に関わる方々でした。いなべ市は自然体験や里山保全などの市民活動も盛んです。このプロジェクトは地域で活動する人を育て、裾野をひろげてくれるプロジェクトと期待しています!
いなべの里山を守る会代表 辻久好さん
子ども達は、野原や川で遊ぶことが大好きです。
野原で花摘み、虫取り、木登り、こんな楽しい遊びができる場所作り、それが私たちの活動です。未来を支える子ども達の心を育む活動が、いなべの里山を守る会の活動です。このプロジェクトも子ども達の活動の場が広がるものと思い、応援しています。
いなべこども活動支援センター事務局長 近藤順子さん

いなべこども活動支援センターでは、子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりを目指しています。そじて、色々な体験を通して生きる力を身につけるためのフィールドとして、安全に自然体験ができる場を求めています。このプロジェクトはそんな私たちの想いと重なることが多く、ぜひ、実現していただきたいです。
現在の準備状況
・ご協力いただいた支援で行う研修の企画を行っています。
・取り組みと連動したリターンの準備を行っています。
・ご支援いただいたみなさまに、活動引き続き見守っていただけるようなしくみの企画検討を行っています。
リターンについて
令和8年に作成する「いなべ自然マップ」へのお名前記載のほか、いなべの自然を活かしたおやつ、お茶などの食のリターン、実際に私たちの活動を体験・見学していただくご招待券などをご準備しています。
企業、自治体の皆様には、これまでいなべ市が取り組んできたグリーンインフラの取り組みのご紹介プランもおすすめです。
クラウドファンディング実施期間中も、追加予定です。リターンを通していなべの自然の魅力を感じてください!
最後に
わたしたちの暮らすいなべ市は、身近な場所に森林、河川、田んぼ、畑などがあり、いつでも自然にふれられら素晴らしい環境に恵まれています。
しかし、近年、遊び・学びの多様化や、地域のつながりの希薄化、気候変動、安全管理に関する意識の変化などのさまざまな原因で、自然は近くにあっても訪れにくい場所となっています。訪れにくいため、適切な手入れがされず放置され、より近づきにくくなってしまうという負の循環が起こっています。

こどもたちにとっての自然体験は、五感を育み、こころ豊かな成長を促します。
こどもたちだけでなく、体験を支える地域の人、団体、企業の活動の場ともなり、まち全体の活性化にもつながります。
さらに、体験を通し、自然の中に入り、自然のはたらきを知ることで、気候変動対策、生物多様性の確保、ウェルビーイングの向上など、より大きな課題の解決へとつながる可能性もあります。
地域から出たたくさんのアイデアを、ひとつでも多く実現し、「自然のなかで思い切り遊びたい!」というこどもたち、保護者の皆さんの願いをかなえていきます。

ぜひ活動にご関心をお寄せいただき、ご支援くださるとうれしいです。
【リターンについて】
下記のリターンにつき、ご注意点がございます。
〇 3,000円 お礼の手紙+「いなべ自然マップ(仮称)」1部 ※お名前記載無し
「備考欄」が「入力必須」となっていますが、入力が必要な内容はございません。任意の文字を入力して、お申込みください。システム上入力が必要となりますが、入力された文字(情報)をいなべ市が使用することはありません。
〇 9,000円 人to暮らしto自然toつながるLab.「地域の自然資源を知る」研修プログラムへのご招待券 ~1名~ ●日程:令和7年10 ⽉25 ⽇(⼟)
詳細説明欄に「10月27日(月)」とありますが、「10 ⽉25 ⽇(⼟)」の誤りです。研修は10 ⽉25 ⽇(⼟)に実施しますのでご承知おきのうえ、お申込みください。




コメント
もっと見る