ご挨拶

はじめまして!Unboxing Theatre (アンボクシング・シアター)代表の佐藤雄哉です。私たちUnboxing Theatreは、イギリスの舞台芸術・演劇学校にて異なる演劇の分野を学んできた日本人メンバーによって、ロンドンにて結成された劇団です.
メンバー紹介
私(佐藤雄哉)は、Guildford School of ActingのMA Actingを首席で卒業後、イギリス及びヨーロッパ圏にて、俳優として映画やテレビ、CMなどで3年ほど活動してきました。その傍ら、映像クリエイターとしても実績を重ね、今回「舞台」というプラットフォームで日本の創造文化をもっと盛り上げたいという想いで、このプロジェクトを始めました。
ここロンドンで出会った長野あみは、名門校のRoyal Central School of Speech and DramaにてMovement: Directing and Teachingを学んでおり、身体表現を追い求めてきた私としても今回のコラボレーションには新しい化学変化を期待しております。
また、ヨーク大学のMA Theatre-Makingを卒業した田丸葉菜はDevisingという集団創作手法をはじめ、演劇の制作を得意としており、これまで数々の作品をイギリスにて作り上げてきました。彼女の力を借りて、次々と生まれている新しいアイデアがまとめ上げられます。
Net Cafe Refugeeとは
ロンドンでは、日本の食文化やカルチャーが日常の一部として受け入れられつつあります。しかし、まだまだ十分に知られていない近年の日本独自の文化や精神性があるーそれを、最近ロンドンに渡ってきた私たち若い世代の日本人ならではの視点で伝えたい。そんな強い想いから、この作品『Net Cafe Refugee』の制作はスタートしました。作品の着想源は、「ネットカフェ難民」という言葉、そして2021年ハロウィンに起こった京王線殺傷事件の犯人の供述に発想を得て、決して軽視してはいけない社会的孤立をテーマに描かれています。
一人になりたい、けど完全に一人にはなりたくない
そんな矛盾した感情を抱えた人々の姿を描くために、劇作家が2023年、実際に舞台となる歌舞伎町のインターネットカフェに2週間滞在。現地でのインタビューを含むリサーチをベースに、私たち現代の多くの人が抱えているであろう社会的孤独、そして孤立が行き着く先を描いています。行き場を失った若者や、パパ活を行う少女、また帰る家がなく長期滞在する日雇い労働者——リサーチを通じて見えてきた、現代社会に生きる人々の“孤独”の実態に焦点を当てた作品となっています。
ディバイジング手法を使った完全オリジナル作品
本作は「ディバイジング(Devising」)という、集団創作手法で制作されています。演出家や劇作家だけでなく、演者やクリエイティブチーム全員が参加し、テーマを多角的に掘り下げながら一つの作品作品として形にしていきます。制作過程では日本人だけでなく、現地イギリス人の視点も取り入れており、日本を舞台としながらも、イギリスで培った制作手法を用いて、文化の融合と国境を越えたコラボレーションを目指しています。
ロンドン演劇祭Camden Fringe Festivalへの参加決定
この夏、私たちはロンドンで最も注目される演劇祭の一つである「Camden Fringe Festival (カムデンフリンジフェスティバル)」への参加が決定しました。上演会場は、インディーズ劇団の登竜門として知られるCamden People’s Theatre。ここから多くの作品が演劇賞を受賞し、より大きな舞台へとステップアップしています。
日本語と英語の融合演出
ロンドンの演劇祭で日本を舞台とした作品を届ける中で、本作では、日本語と英語を融合させた演出に挑戦します。
言語では翻訳しきれない日本語特有のニュアンスや文化背景を残しつつ、英語を交えることで、日本に馴染みのない観客の方にも物語が届くよう工夫を凝らしています。また、言語に頼らない身体表現・映像や音を交えることで、国籍や言語を超えた“共感”を目指しています。
現在の準備状況とご支援のお願い
2025年8月の本番に向けて、現在は「Research & Development(リサーチ&デベロップメント)」としてワークショップを重ね、作品を創り上げている最中です。7月末からは本格的なリハーサルが始まる予定で、舞台美術の設計や劇場との調整も進行中です。
全てが高いロンドンで生活をしながらの制作のため、クリエイティブ、キャストのほとんどが仕事を掛け持ちしながら自己資金での制作に取り組んでいます。劇場費や宣伝費(約30万円)は自己負担し、チケット売上にて、なんとかカバーできればと考えておりますが、その他の費用は満席を実現したとしても、賄いきれません。
ご支援いただきたいこと
今回、皆さまにぜひご支援いただきたいのは、以下の費用です:
リハーサルスペース代
美術制作費
記録映像費用
特に「ネットカフェ」という、日本特有の文化を正確に伝えるためにも、妥協のない空間演出が必要です。皆さまの温かいご支援が、作品の完成度に直結します。
リターンについて
ご支援していただいた皆様に、以下のリターンをご用意させていただきました。
2000円【ただただ応援!お礼メッセージ】
クリエイティブチームより、お礼のメッセージを送らせていただきます。
・お届け方法:メールにて送付
・お届け時期:2025年9月上旬予定
3000円【記録映像共有】
「記録映像共有」
・収録時間:70分
・提供方法:YouTubeまたはVimeoの限定公開リンクをメールで共有
・提供時期:2025年9月下旬
・注意事項:映像のリンクは第三者との共有を禁止しています。
5000円 【オンライン座談会 〜イギリス生活のあれこれ〜】(+記録映像)
3人のクリエイターの異なる視点(俳優、演出家、シアターメーカー、学生、仕事など)からイギリスで暮らすことについてトークし、Q&Aも行います。
「オンライン座談会〜イギリス生活のあれこれ〜」
・日時:2025年9月下旬(詳細は2025年8月上旬ごろご連絡予定)
・場所:オンライン(Zoomリンクを提供)
・連絡方法:事前にメールで概要をご案内
・備考:参加のための通信環境をご自身でご準備ください。
「記録映像共有」
・収録時間:70分
・提供方法:YouTubeまたはVimeoの限定公開リンクをメールで共有
・提供時期:2025年9月下旬
・注意事項:映像のリンクは第三者との共有を禁止しています。
7000円【オンライン演劇ワークショップ】(+記録映像、オンライン座談会)
Guildford School of Actingにて学び、オーディションの審査員も卒業後2年務めた佐藤雄哉と、現在Royal Central School of Speech and DramaにてMovementを中心に学んでいる長野あみによるオンラインワークショップ。
「オンライン演劇ワークショップ」
・日時:2025年9月下旬(詳細は2025年8月上旬ごろご連絡予定)
・場所:オンライン(Zoomリンクを提供)
・対象:初心者から経験者まで対応可能
・備考:インターネット接続が可能な環境をご準備ください。
「オンライン座談会〜イギリス生活のあれこれ〜」
・日時:2025年9月下旬(詳細は2025年8月上旬ごろご連絡予定)
・場所:オンライン(Zoomリンクを提供)
・連絡方法:事前にメールで概要をご案内
・備考:参加のための通信環境をご自身でご準備ください。
「記録映像共有」
・収録時間:70分
・提供方法:YouTubeまたはVimeoの限定公開リンクをメールで共有
・提供時期:2025年9月下旬
・注意事項:映像のリンクは第三者との共有を禁止しています。
15,000円【個別相談会】(+記録映像、オンライン座談会、オンライン演劇ワークショップ)
記録映像、オンライン座談会、オンラインワークショップに加え、個別での相談会も受け付けます。
「個別相談会」
・日時:2025年9月下旬~10月下旬の間(詳細は2025年8月上旬にご案内予定)
・方法:オンライン(Zoomリンクを提供)
・セッション時間:30分~60分(要予約)
・内容例:イギリス留学、海外オーディションについて、など
「オンライン演劇ワークショップ」
・日時:2025年9月下旬(詳細は2025年8月上旬ごろご連絡予定)
・場所:オンライン(Zoomリンクを提供)
・対象:初心者から経験者まで対応可能
・備考:インターネット接続が可能な環境をご準備ください。
「オンライン座談会〜イギリス生活のあれこれ〜」
・日時:2025年9月下旬(詳細は2025年8月上旬ごろご連絡予定)
・場所:オンライン(Zoomリンクを提供)
・連絡方法:事前にメールで概要をご案内
・備考:参加のための通信環境をご自身でご準備ください。
「記録映像共有」
・収録時間:70分
・提供方法:YouTubeまたはVimeoの限定公開リンクをメールで共有
・提供時期:2025年9月下旬
・注意事項:映像のリンクは第三者との共有を禁止しています。
スケジュール
6月末
- 舞台美術実験
- 台本仕上げ
7月
- 舞台美術完成
- 劇場打ち合わせ
- 宣伝活動
7月末〜8月
- リハーサル期間
8月17日、18日、24日
- 公演
8月25日
- クラウドファンディング終了
9月
-リターン発送
公演情報まとめ
*日程*
2025年8月17日(日)、18日(月)、24日(土)19:00開演
*劇場*
Camden People's Theatre
58-60 Hampstead Rd, London NW1 2PY, United Kingdom
*チケットリンク*
https://camdenfringe.com/events/net-cafe-refugee/
値段:£15(フルプライス)、£13 (コンセッション)
最後に
最後まで目を通していただきありがとうございます!
ロンドンで暮らす日本人クリエイティブとして、私たちは「日本の本当の姿を届ける」「我々の世代がイギリスに新たな日本の演劇史を築いていく」という強い信念のもとNet Cafe Refugeeの制作に励んでいます。
どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。
Unboxing Theatre一同
最新の活動報告
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最終稽古!!
2025/08/24 04:27今日は24日の千秋楽に向けて、最終調整の日。ダンスの振付を改めて確認し、これまでの本番を通して見えてきた部分を丁寧にブラッシュアップしました。24日、無事に公演を良い形で締めくくれますように…皆さまに素敵なご報告ができるよう、カンパニー一同、心をひとつに頑張ります! もっと見る
カムデンフリンジ本番!!
2025/08/21 20:15いよいよカムデン・フリンジ本番当日!舞台セットの搬入・組み立て、さらに照明や音響を調整する「テクニカルリハーサル」と呼ばれる作業時間が、本番直前のわずか3時間半しかないのがこの演劇祭の特徴です。(通常は本番前に丸1日かけたり、大規模なプロダクションでは1週間を使うことも!)演出部の長野と田丸は、この日のために数多くの英語の照明用語を必死に覚えましたψ(`∇´)ψ 舞台美術を搬入した後、劇場スタッフの皆さんと力を合わせて、大急ぎで仕上げていきます。そして、ついに本番スタート!初日は満員のお客様に迎えていただき、無事に公演を終えることができました。2日目は月曜日にもかかわらず、客席の7割以上が埋まり、たくさんの笑いが起こるなど、多くの方に楽しんでいただけました♪この勢いのまま、最終日まで駆け抜けたいと思います! もっと見るあと1週間!!稽古場の様子をチラ見せ
2025/08/13 09:06こんにちは!Unboxing Theatre代表の佐藤です。稽古も残すところ、あと4日となりました。この2週間で新しいクリエイティブメンバーが3人も加わり、プロジェクトが急激に大きくなっていることを実感しております。みんな本プロジェクトに興味を持ってくれて有志で参加してくれおり、本当に感謝しきれません。舞台セットはもちろん、曲もゼロから作っており、また振付師やテックオペレーターも参加しています。写真は、先日のボイスコーチによるセッションの様子です。イギリスでは稽古場にボイスコーチと呼ばれる人を入れて、声の出し方や英語の発音などを手助けしてくれます。写真に映っているのは私、佐藤と、出演者の一人Nobuo Otsukaさんです。次回は、皆さんのご支援のおかげで出来上がってきた舞台セットを公開しようと思います。皆様引き続き、ご支援および拡散のほどよろしくお願いいたします。 もっと見る





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