はじめに・ご挨拶
はじめまして、EXPANSIONプロジェクトと申します。
プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。
この度、名古屋大学の新たな挑戦を支援する「ねのねプログラム」の第一期生として、本プロジェクト『EXPANSION』が採択されました。
私たちが活動する名古屋大学Common Nexusは、多様な人々が集い、新たな知が生まれる場所です。この素晴らしい場所を拠点に、テクノロジーの力でこれまでにないアート体験を生み出し、もっと多くの人々を繋げたい。そんな想いから、このプロジェクトは始まりました。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちがこのプロジェクトで実現したいことは、大きく分けて2つあります。
1. アート表現の「3次元への拡張(EXPANSION)」
皆さんは「インタラクティブアート」をご存知でしょうか?鑑賞者の動きや声に反応して、映像や音が変化する体験型アートのことです。しかし、その多くはプロジェクターやディスプレイを使った「2次元」の表現に留まっています。
もし、この表現が私たちのいる「3次元」の空間全体に広がったら、どれほど面白いだろう?
『EXPANSION』は、その問いへの挑戦です。約8000個のLEDを立体的に配置した巨大なキューブ(EX-CUBE)を制作。鑑賞者がその周りを動くと、まるで生きているかのように光の色や強さが3次元的に変化します。平面では決して味わえない、光に包み込まれるような没入体験の創出を目指します。
2. AIによる「自己成長するアート」
ただ入力に反応し光が変化するだけでは、作品としてまだ不十分だと考えました。そこで取り入れるのが「AI」です。
初めEX-CUBEが示す光のパターンは、点滅や色の変化といったシンプルなものです。しかしAIが鑑賞者の動きのパターンを学習し続けることで、次第にプログラムされていない、予測不能で複雑な光の表現を自ら生み出すようになります。
鑑賞者のインプットを受け、時間と共に表現が豊かになっていく。AIを利用することで、鑑賞を通して「自己成長するアート」の実現を目指します。

プロジェクト立ち上げの背景
このプロジェクトの原点は、既存のインタラクティブアートに対する「もっと面白くできるのでは?」「作ってみたい!」という純粋な探求心です。そして、AI技術が急速に発展する中で一部で聞かれる「AIは人間の創造性を奪う」という意見に対する挑戦でもあります。
AIを創造の敵として避けるのではなく、新たな表現を生み出すための「手段」として積極的に利用することで、人間だけでは到達できないアートの領域が拓けるのではないか。このプロジェクトを通して「AI×アート」というコンセプトにも挑戦したいと考えています。
この『EXPANSION』が、名古屋大学Common Nexusに集う人々を繋ぐ新たなハブとなり、アートとテクノロジーの未来について語り合うきっかけになることも、私の大きな願いです。
現在の準備状況
フェーズ0:プロトタイプの作成【完了】
まず、コンセプトやシステムの課題を洗い出すため、LEDを125個(5×5×5)使用した小型プロトタイプを制作しました。ハードウェアはすでに完成し、現在ソフトウェアの改良を進めています。このプロトタイプを通して、技術的な実現可能性の検証は完了しています。
フェーズ1:本番作品「EX-CUBE」の制作
本番作品である2メートル四方、約8000個(20×20×20)のLEDを使った「EX-CUBE」の設計・制作準備を進めています。皆様から頂いたご支援は、主にこのハードウェア制作費に充当させていただきます。
フェーズ2:作品成長期間
鑑賞者の動きのインプットを蓄積し、表現をアップデートしていきます。作品を成長させるフェーズです。現段階では常設で作品を展示し、ふらっと立ち寄ってもらった方の動きに応じて作品が変化していくことに加え、月1回イベントを開催し、実際にプロジェクトの説明を交えながら作品と触れ合ってもらう機会を作り、徐々に作品を成長させていこうと考えています。
フェーズ3:プロジェクト評価
作品の初期状態から最終的な表現までを記録し、段階を追ってどのように作品の表現が変化したか、その変化を「成長」として鑑賞者自身が体感できたかを評価します。

リターンについて
ご支援いただいた皆様に、このプロジェクトをより深く楽しんでいただけるようなリターンをご用意しました。
1,000円【限定表現動画】
SNSや展示では公開しない、このクラウドファンディング限定の特別な表現パターンを収録した動画をお届けします。
5,000円【あなたのための表現動画】
あなたが思い描くイメージ(例:「夏の夜空」「情熱的な赤」など、抽象的/具体的どちらでも可)を元に、EX-CUBEを動作させた世界に一つだけのスペシャル動画を制作し、お届けします。
10,000円【サポーターとしてお名前を刻む】
限定動画に加え、Common Nexusでの展示やイベント、SNS等でサポーターとしてお名前(ニックネーム、社名、アカウント名なども可)を掲載させていただきます。作品の一部として、あなたの名前が輝きます。
30,000円【小型プロトタイプをあなたへ】
本プロジェクトの開発の原点である、小型プロトタイプの実機をお譲りします。ご自身の空間で、光のアートをお楽しみください。
【リターン不要の応援プラン】
すべての金額で「お返しは不要」という方向けの、純粋なご支援のプランもご用意しております。お気持ちだけでも大変励みになります。
スケジュール
~2025年6月: プロトタイプ開発・検証 【完了】
2025年7月: 本番作品「EX-CUBE」ハードウェア制作、ソフトウェア開発
2025年7月末: EX-CUBE完成披露イベント開催
2025年8月~9月: 作品成長期間(常設展示 & 月次イベント開催)
2025年9月末: プロジェクト成果評価・報告会
2025年10月以降: リターン発送開始
最後に
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
この『EXPANSION』は、一個人の学生が始めた、壮大で無謀にも思える挑戦です。ハードウェア制作には、学生の身には余る大きな費用がかかり、正直に申し上げて、資金的に大変厳しい状況にあります。
しかし、資金がないからといって、このアイデアを諦めたくないという強い想いもございます。
あなたの応援が、8000個のLEDの一つ一つに光を灯し、AIに知性を与え、アートを成長させる大きな力となります。
この挑戦を、どうか一緒に楽しんでいただけないでしょうか。 温かいご支援を、心よりお待ちしております。
【本プロジェクトに関するご注意】
このクラウドファンディングは、『EXPANSION』の発起人である宇井瞭介が個人として行うものであり、名古屋大学、ねのねプログラム、またはCommon Nexusが主体となって実施するものではございません。プロジェクトに関するお問い合わせは、ページ内の「実行者へ問い合わせる」ボタンより、直接実行者までお願いいたします。





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