「選挙×推し活」で社会をジブンゴトに!7月14日、西条市立西条東中学校2年生の生徒を対象に、「こども参院選2025」の一環として、「模擬選挙」を体験しました。今回も、実際の参院選2025(比例代表)の選挙公報を読み解きながら、“わたしの推し政党”を探し、よのなかを自分ごととして考える授業をレポートします。1. 選挙ってなんだろう?今年は改正公職選挙法ができて10年。そこで、まず、どうして選挙権年齢が18歳以上になったのかを、人口減少や投票率の低下から考えました。次に「選挙ってなに?」という問いを投げかけ、生徒自身の“推し活”と重ねて考えます。例えば、自分の推しのアイドルがいるなら、「推しポイントって何?」「なぜその人を応援したいと思うのか?」そんな会話をきっかけに、「じゃあ、政党や政治家にも“推せる理由”があるかも?」と自然に視点を移していきました。2. 選挙のルールを知ろう本格的なワークショップに入る前に、「選挙でできること/できないこと」をテーマに、選挙のルールに関するケーススタディに取り組みました。例えば、 母から届いた「先輩に投票してってメール送ってくれない?」はOK?NG? LINEで拡散するのは?候補者の動画編集バイトに応募したら?…といったリアルな事例に、みんなで「これはセーフ?アウト?」と議論しながら、公職選挙法のポイントを具体的に学びました。同時に、未成年でもできる政治参加についても触れ、「選挙運動はNGでも、政治活動はOK」という違いも整理しました。3. 選挙公報を見てみるルールを理解したところで、タブレットを出し、県選挙管理委員会のサイトから選挙公報を見てみるワークへ。ワークに入る前に、「LOVEルール」を全員で確認し、安心できる場をつくりました。Listen:人の話をよく聞くOpen mind:いろんな考えを受けとめるVoice:自分の考えも、遠慮せずに伝えるEnjoy:学び合うことを楽しむ確認が終わると、生徒たちはグループになって、選挙公報やマニフェストをタブレットで読みながら、自分たちなりの「推せる政党」と「推せない政党」の違いを比較・分析しました。「言ってることと、やってることが一致してるか」未来へのビジョンがあるかどうか」など、一人ひとりが自分なりの視点で判断していきました。4. 模擬投票をしてみよう!時間が来たので投票タイムへ。実際の投票所を再現した模擬投票を実施しました。受付で投票用紙を受け取る記載台で「推しの政党」を記入投票箱に投票!「実際に手を動かすだけで“選挙”がすごく身近に感じられた!」「“誰に入れたか言わない”って、意外と勇気がいる!」といった声もあり、教室全体が “民主主義を体で感じる場” になっていました。まとめ今回の主権者教育出張講座はまだ公民を学習していない中学2年生が対象でしたが、「正解のない選択」に向き合いながら、主権者として“自分の声を持つ”ことの第一歩を体験できる場となりました。選挙や政治が、ただの“ニュースの話”から、“自分たちの未来に関わること”へと変わる瞬間が、教室のあちこちで見られました。「主権者教育出張講座」はこれからも、答えのない時代を生きる力・学ぶ力をこども・若者に育んでもらえるよう、プログラムを実施していきます。協力西条市立西条東中学校西条市選挙管理委員会メディア情報学校ホームページhttps://saijo-higashi-j.esnet.ed.jp/plugin/blogs/show/1/2/4186#frame-2南海放送(記事)https://x.gd/yDBR0(動画)https://x.gd/y4Isg#シティズンシップ教育 #主権者教育 #こどもの権利 #参院選2025





