
7月11日、今治工業高等学校3年生の生徒を対象に、「こども参院選2025」の一環として、「模擬選挙」を体験しました。
今回は、実際の参院選2025の選挙公報(比例代表)を使い、一票を投じる大切さや、リアルだからこそ得られる「社会への責任」について学んだ授業の様子をレポートします。
1. 選挙ってなんだろう?
授業の冒頭では、今年の参議院選挙が持つ意味を紹介。「選挙権が18歳に引き下げられて10年」「普通選挙100周年」など、節目の年であることを確認しました。
次に、「選挙は、推し活」をテーマに、推し活のエピソードを通して、「推し」と「推せない」のちがいを考え、自分が“どんな理由で選ぶか”を見つめ直す時間となりました。

2. ルールを知ろう、違いに気づこう
模擬選挙に参加する前に、選挙に関するルールについてクイズ形式で学習。「LINEで友達に投票をすすめるのはOK?」「選挙期間中のバイトはNG?」など、リアルな事例をもとに、法律やルールを正しく知ることの大切さを学びました。
また、タブレットを使って実際の政党のマニフェストを調べ、「推しの政党」と「推せない政党」の違いをワークシートにまとめ、意見をシェアする活動も行いました。
授業を通じて大切にしたのが「LOVEルール」
Listen(よく聞く)
Open mind(認め合う)
Voice(伝える)
Enjoy(楽しむ)
「こども参院選」は、子どもたちが“正解のないよのなか”を、自分なりの視点で見つめ、考えるための一歩です。

3. 体験しよう!模擬投票
授業の最後には、実際の選挙と同じ流れで模擬投票を体験。①受付 ②投票用紙を受け取る ③記載台で政党名を記入 ④投票箱に投票という流れで、自分の選んだ「推しの政党」に一票を投じました。
投票後は、ワークシートに今日の感想を記入。「ポケモンの最初の1匹を選ぶような気持ちだった」「誰に入れたかを言わせない秘密投票ルールが印象的だった」など、参加者の声が寄せられました。

「主権者教育出張講座」はこれからも、答えのない時代を生きる力・学ぶ力をこども・若者に育んでもらえるよう、プログラムを実施していきます。
協力:今治市選挙管理委員会
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