
整地の後は、石積みによる造園工事。
セメントで固めるのではなく、昔ながらの石積みで植栽エリアや周りとの境界線を隔てていきました。石積みで使うのは、琉球石灰岩。
琉球石灰岩は、沖縄を中心に南西諸島に広く分布する石灰岩で、サンゴや貝殻などが堆積して形成された多孔質の岩石です。
自然の造形を活かし、セメントも埋め込まず、ひたすらパズルを組み合わせるように、崩れないよう積んでいきます。石灰岩で囲まれた空間は、昔からあるかのような佇まいになり、自然と溶け込みます。
庭園に造ったプールも石積みで造形し、そこから海へとつながる裏道も石積みの階段で造りました。
さまざまな場所で独特の風合いを出している石灰岩の石積みも、私たちのこだわりのひとつです。



