自己紹介
私たちは、福岡大学病院 総合周産期母子医療センター 新生児部門で働く多職種チームです。医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士・理学療法士・事務職員が連携し、24時間体制で赤ちゃんとご家族のケアにあたっています。
NICUには、早産や先天性疾患など医療的ケアを必要とする赤ちゃんが入院しており、私たちは命の誕生と向き合う最前線にいます。
このプロジェクトは「赤ちゃんと家族にとってやさしい空間をつくりたい」という現場の想いから生まれました。
代表:永光信一郎(小児科教授)、実施責任者:井上貴仁(総合周産期母子医療センター長)
現在のNICU(新生児集中治療室)の様子
このプロジェクトで実現したいこと
NICU(新生児集中治療室)は、小さく生まれたり、病気をもって生まれてきた赤ちゃんたちが、命を守るための治療を受ける場所です。でも、そこは赤ちゃんだけの場所ではありません。そばで見守るご家族にとっても、とても大切な“はじまりの場所”です。
しかし、今のNICUは真っ白で無機質な壁、周囲のアラーム音、仕切りのない保育器やベッド……。
ご家族が赤ちゃんと「安心して過ごす時間」をゆっくり持つには、少し厳しい環境です。
そこで私たちは、「やさしい空間」をNICUに届けたいと考えました。


壁面には、あたたかいイラストやグラフィックを飾り、少しでも穏やかな気持ちになれるように。
各ベッドには、音や視線を和らげるロールスクリーンを設置し、ご家族が赤ちゃんとゆっくり過ごせるように。
赤ちゃんにとって、家族の声やぬくもりは、何よりの力になります。そして、家族にとっても、「赤ちゃんと心を通わせる時間」は、かけがえのない宝物です。
このプロジェクトで目指すのは、そんな時間を、NICUでも大切にできる空間をつくること。やさしい環境で、赤ちゃんと家族が安心して過ごせる未来を、一緒に育てていきたいと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景
令和6年5月、NICUは新しい診療棟へ移転しました。最新の設備でより多くの赤ちゃんを受け入れられるようになりましたが、空間にはまだ“心の温かさ”が不足していると感じました。
白一色の壁、仕切りのないベッドの間。ご家族は周囲を気にしながら赤ちゃんのそばに立っています。NICUには時に500gにも満たない命があり、その力になるのは医療だけでなく、家族の存在です。


「赤ちゃんと家族が安心して過ごせるNICUをつくりたい」という願いが自然に生まれ、クラウドファンディングで多くの方と共有したいと考えるようになりました。
現在の準備状況
● 福岡大学の学内申請を完了し、クラウドファンディング事業者との調整を進めています。
● 壁面装飾のデザイン案やロールスクリーンの選定について、複数の業者と協議を重ねています。
● SNSや広報ツールの準備も進行中です。
● プロジェクトページ開設に向けて、ストーリーや画像などの作成を行っています。
スタッフ一同、「NICUにしかできない家族支援のかたち」を実現するため、日々準備を進めています。
リターンについて
今回のプロジェクトは、寄付型クラウドファンディングで実施します。
学校法人福岡大学は、文部科学省から「特定公益増進法人の証明書」の交付を受けており、ご寄付いただきました金額は、個人または法人の所得から控除され、税制上の優遇措置を受けることができます。
学校法人福岡大学より、寄付金領収書を発行しますので、寄附金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、学校法人福岡大学が発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。
※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
スケジュール
ー令和7年7月
・学内でのクラウドファンディング実施申請書類を提出
・チーム内での情報共有および協力体制の整備
・プロジェクト紹介ページ(本文・写真)の作成開始
ー令和7年8月
・広報資料の作成(ポスター、SNS告知文、チラシなど)
・プロジェクトページの仮公開と修正
・学内・院内・地域関係者への先行告知および応援呼びかけ
ー令和7年9月1日〜10月31日
・クラウドファンディング本番スタート(Web公開)
・SNSや院内掲示などを活用した支援募集の呼びかけ
・支援者への中間報告・活動の見える化
ー令和7年11月〜12月
・工事業者との最終調整
・壁面装飾のデザイン確定および印刷依頼
・ロールスクリーンの設置準備(安全性と動線確認)
ー令和7年12月下旬頃
・工事完了予定
・支援者の皆さまへ感謝のメッセージの送付
・「やさしい空間」での家族の姿を紹介(SNS・院内広報等)
最後に
NICUは治療の場であると同時に、家族の絆を育む空間です。
私たちは日々、ご家族の不安に寄り添いながら命の誕生を支えています。
新病棟に移転し設備は整いましたが、心の環境は十分ではありません。
赤ちゃんとご家族が少しでも安心して過ごせるよう、NICUに“やさしい空間”を届けたいのです。
この挑戦は私たちだけでは成し遂げられません。赤ちゃんの未来を育てるため、どうかご支援をお願いいたします。

最新の活動報告
もっと見るNEXT GOAL 達成しました!!!ご支援ありがとうございます!!!
2025/11/04 09:52皆さまの温かいご支援のおかげで、クラウドファンディング『赤ちゃんと家族の“やさしい空間”づくりプロジェクト』は、NEXTGOALである750万円を達成することができました!【支援総額754万8千円、支援者数405人】当初の目標金額432万円を大きく上回るご支援をいただき、心より感謝申し上げます。皆さまの応援の一つひとつが、私たちの活動の大きな力となりました。このプロジェクトを通じて、新生児病棟の壁に描くイラストをより充実させ、赤ちゃんとご家族が少しでも安心して過ごせる空間づくりを進めてまいります。今後の進捗についても、活動報告を通じてお知らせいたしますので、引き続き見守っていただけますと幸いです。改めまして、たくさんのご支援と応援、本当にありがとうございました! もっと見るクラウドファンディングいよいよ最終日!
2025/10/31 09:00本日、いよいよクラウドファンディング最終日を迎えました。ここまで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。最後の最後まで、外来に掲示した「豆の木」ポスターの少年は豆の木を登り続けます!どうか見守ってください。そして、もしよろしければ、最後のシェア・応援をお願いいたします! もっと見るクラウドファンディング終了まであと1日!最後の最後のお願い!
2025/10/30 09:00皆さま、これまで『赤ちゃんと家族の“やさしい空間”づくりプロジェクト』を温かく応援してくださり、本当にありがとうございます。いよいよクラウドファンディング終了まであと1日となります。目標金額432万円は達成することができましたが、より多くの赤ちゃんとご家族に“やさしい空間”を届けるため、最後の最後まで挑戦を続けています。「支援しようと思っていたけど、まだできていなかった…」「応援したいけど、どうすればいいかわからない…」そんな方がいらっしゃいましたら、ぜひこの機会にご支援・ご協力をお願いいたします。また、SNSなどでのシェアも大きな力になります。皆さまの一つひとつのアクションが、未来の命と家族を支える力になります。どうか最後まで、応援をよろしくお願いいたします! もっと見る




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