盛岡市の“訪問型”自立訓練サービス拡充プロジェクト

盛岡市には訪問型自立訓練がありませんでした。私たちは「盛岡に住む方々が、盛岡で生活面の支援を受けられる場所」を増やしたいと考え、訪問型の自立訓練を提供しはじめました。ご自宅から出づらい方にこそ手を差し伸べ、社会とのつながりを取り戻すサポートをしたい。そんな想いからこのサービスの拡充を目指しています。

現在の支援総額

18,500

1%

目標金額は1,000,000円

支援者数

3

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/08/20に募集を開始し、 3人の支援により 18,500円の資金を集め、 2025/10/18に募集を終了しました

盛岡市の“訪問型”自立訓練サービス拡充プロジェクト

現在の支援総額

18,500

1%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数3

このプロジェクトは、2025/08/20に募集を開始し、 3人の支援により 18,500円の資金を集め、 2025/10/18に募集を終了しました

盛岡市には訪問型自立訓練がありませんでした。私たちは「盛岡に住む方々が、盛岡で生活面の支援を受けられる場所」を増やしたいと考え、訪問型の自立訓練を提供しはじめました。ご自宅から出づらい方にこそ手を差し伸べ、社会とのつながりを取り戻すサポートをしたい。そんな想いからこのサービスの拡充を目指しています。

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

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盛岡市の生きづらさを抱えた若者が
もっと豊かな生活を送れるように
〜盛岡市の“訪問型”自立訓練サービス拡充プロジェクト〜


はじめまして。岩手県盛岡市で福祉サービスを展開している「Nearly equal株式会社」です。

私たちが運営する「Pachira(パキラ)」は、就労継続支援B型事業と自立訓練(生活訓練)を一体的に行う、“多機能型”の福祉事業所です。

社名の「≒(ニアリーイコール)」には、“ほとんど相違がない”という意味があります。障がいの有無や完璧さにとらわれず、誰もが自分らしく過ごせる社会の実現を目指して活動しています。

このたび私たちは、盛岡市で「訪問型自立訓練」をスタートしました。しかし、まだこの支援を必要としている多くの方々に届けるには、環境も制度も十分とは言えません

このクラウドファンディングでは、外に出るのが難しい方が、安心して支援を受けられる環境整備とサービスの拡充を目指しています。

この取り組みが、社会とつながる“最初の一歩”になることを願って。どうか、私たちの想いにご支援・ご協力をお願いいたします。


|自立訓練とは?



障がいのある方が、自立して日常生活を送るために必要な能力を身につける場所です。原則2年間という期限の中で、金銭管理・身だしなみ・公共交通機関の利用練習など、個々の課題に対するサポートを受けられます。 これによって利用者だけでなく、家族や保護者も安心して過ごせるようになり、お互いの負担を軽減できるのではないかと考えています。


|盛岡市の現状:訪問型サービスの不足

盛岡市では自立訓練事業所自体が数か所しかなく、自分に合ったサービスを利用できず、他地域まで通わなければならないケースもあります。結果として、地元との縁が薄れ、より一層「孤立感」を強めてしまう方も少なくありません。 

盛岡市には、「訪問型自立訓練」というサービスがありませんでした。私たちは、盛岡でこのサービスの提供をスタートし、「盛岡で暮らす方々が、盛岡の中で生活面の支援を受けられる場所をつくりたい」という強い思いを胸に、日々取り組んできました。

今でこそ、少しずつ同様のサービスが広がり始めていますが、地域全体としてはまだまだ支援の手が行き届いているとは言えない状況です。私たちは、外出が難しい方や、社会とのつながりを感じにくくなっている方にこそ、最初の一歩となるきっかけを届けたいと考えています。

今後も、「訪問型自立訓練=選択肢のひとつ」として根付いていくよう、地域の中でこの支援の価値を広げてまいります。


|若者のひきこもりや不登校が増加している現実

現代社会では、若者のひきこもりや不登校が増加していると言われています。単に「学校に行かない」「働かない」という目に見える問題の背景には、以下のような課題があります。社会とつながるきっかけの欠如、自分に合ったサービスや情報を知らない家族や保護者が抱える不安や負担こうした多様な背景を持つ方の中には、「本当は社会に出てみたい」という思いがあっても、どうしてよいかわからず踏み出せない方が大勢います。

私たちは、“ひきこもり”や“不登校”といった表面的な問題だけでなく、社会との接点が少ない、情報が届かないといった理由で生きづらさを抱えている若者たちが、多く存在している現状に危機感を持っています。 盛岡市にも「生活面を支援してほしい」という声が上がっているにもかかわらず、利用できる福祉サービスが非常に少ないのが実情です。

現在は他地域のサービスを頼る方も多く、地域コミュニティから孤立してしまうケースも珍しくありません。私たちは、こうした障壁を取り除き、一人ひとりが「自分らしく社会とつながる」サポートを行いたいと考えています。


|小さな一歩から始める支援

ご自宅から出られない方には訪問支援からスタート。体調管理やリズム作りなど、無理のないペースで取り組みます。通所が可能になったら、金銭管理や公共交通機関利用など生活訓練を強化。一人ひとり違う不安や課題に合わせて、段階的にサポートを行います。


|「できない」を「できた」に変える

私たちが行っている「訪問型自立訓練」は、利用者の自宅へ伺い、一人ひとりが自分らしく暮らしていくためのサポートを行う支援です。

活動の一例としまして、一人では部屋の片付けがなかなか進まなかった方と一緒に、スタッフが声をかけ合いながら整理を進める活動を行いました。最初は山積みだった日用品や衣類も、少しずつ片付き、本人の表情にも達成感が広がっていきます。

この取り組みは単なるお掃除支援ではなく、その人が「自分でできる」ことを少しずつ増やしていく過程でもあります。支援内容は掃除に限らず、買い物や通院の同行、日常生活の相談、心のケアなど多岐にわたります。

一人では難しかったことも、誰かと一緒ならできるようになる。そんな「できた」を積み重ねていくことが、利用者の次の一歩を後押ししています。


|日本茶カフェを併設した新しい就労支援のカタチ

2024年1月から始めた就労継続支援B型事業では、「閉鎖的なイメージがある就労支援施設を、地域に開かれた場所へ」という想いから、日本茶カフェを併設しています。

カフェでは、主に岩手県産のお茶を使用し、本格的な抹茶ラテや抹茶点て体験が楽しめるメニューを提供。緑に囲まれた落ち着いた空間で、地域の方がふらりと立ち寄れる居心地の良さを大切にしています。

接客やドリンク作りには、利用者の方々も意欲的に取り組んでおり、やりがいや自信を持てる場としても機能しています。

同年8月には自立訓練(生活訓練)の指定も取得し、他地域でも例の少ない訪問型サービスの提供をスタート。今後はこの新しい選択肢を、より多くの方に知っていただけるよう発信を強化していきます。


|利用者の声 

利用者Aさん(就労継続支援B型(主に受託業務を担当)を利用中)

「新しい事にチャレンジしています」


以前の事業所を離れてからのブランクは、私にとって大きな不安を抱える時期でした。すぐに再就職することは難しく感じられ、新しい場所を探す過程でもなかなか自分に合う環境に出会えませんでした。そんな中、新設の事業所を紹介していただき、体験利用をさせていただきました

以前体験していた場所では、職員と利用者の関係が業務的で、ただ作業を指示し、黙々とこなすだけの関係でした。しかし、この新しい事業所では、職員の方々が私たち一人ひとりとしっかりとコミュニケーションを取ってくださり、その細やかな配慮に心が温かくなりました。利用を始めてからは、生活にも良い変化が表れました。翌日の活動のために「早く寝よう」「朝もしっかり起きよう」という意識が自然と芽生え、規則正しい生活リズムが整ってきました。また私がこの事業所を選んだ大きなきっかけは、カフェでの仕事に挑戦できることでした。しかし実際に通ってみると、受託作業や農作業、手芸など、様々な活動にチャレンジできることを知りました。新しいことに挑戦できる場所で、一歩一歩、自分の可能性を広げていけることを嬉しく思っています。

     

利用者Bさん(生活訓練を利用中)

「自分の居場所を見つけられました」

以前の私は、家で一人で過ごす時間が怖く、 時には恐怖を感じることもありました。 昼夜も逆転してしまい、どこか人のいる場所に行かなければ、自分を保てない日々を送っていました。

 そんな時、『pachira』に出会い、「自分の生活を取り戻したい」という思いで利用を決意しました。 まだ短い期間ではありますが、Pachiraを利用するようになってから生活が変わりました。 意識的に早く眠ろうと思うようになり、生活リズムが整っていきました。 

さらに、穏やかな気持ちで過ごせるようになったことで、家族との会話も増えていきました。 そして今、昔から好きだった物作りを再開したいという思いや、 新しいことにチャレンジしてみたいという前向きな気持ちが芽生えています

 Pachiraは、私にとって新しい一歩を踏み出すための大切な場所となりました。 

 

利用者Cさん(就労継続支援B型(主にカフェ業務を担当)を利用中)

「働く喜びを実感しています」


 B型事業所利用者の声(主にカフェ業務を担当) 特に楽しみにしているのはカフェでの作業。 お客様から「ドリンクが綺麗」と褒めていただけると嬉しくなり達成感につながっています。 カフェで働いた経験がなかったのですが、職員さんが親切丁寧に教えてくださり、今では多くの商品を一人で作れるようになりました。お客様が喜んでいる姿を見るのが何よりも嬉しく、それがやりがいになっています

この事業所では体調や生活面だけでなく、包括的な支援をしてくれます。どんな相談も親身になって聞いてくださり、今までの事業所ではここまで丁寧に対応してもらったことがなく、本当に感謝しています。また工賃をいただけるようになったことで、親との同居から彼氏との同居へと生活環境を変えることもできました。

 主にカフェで作業をしているため、作業中は他の利用者とコミュニケーションをとる機会は多くありませんが、余暇活動でのボウリングや花見、ランチなどを通じて交流を深めることができています。

Pachiraで運営している日本茶カフェ「T stand morioka」で提供しております抹茶ラテは本当に美味しいです!ぜひお店に足を運んでいただけると幸いです。


|ご支援のお願い:自立訓練、就労継続支援B型、環境拡充 

今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、主に以下の用途に充てさせていただきます。

1.自立訓練施設の整備内容(築年数40年以上の建物のリフォーム)


現在、Pachiraの自立訓練の場は、築年数が40年以上経過した建物を使用しており、設備の老朽化や衛生面での課題があります。そこで、以下のような改善を予定しています。

  • 老朽化した畳をフローリングにリフォーム → ダニ・カビなどのアレルギーリスクを減らし、清掃のしやすい環境にすることで、より多くの方が安心して通所できるようにします。

  • 不安や緊張を感じたときに、心と体を休められるリラックススペースの整備 → 静かな空間で落ち着けるように、一人掛けソファ、エアコン、テレビ、加湿器などを備えた「休める居場所」を充実させたいと考えています。

多くの利用者さんにとって、「安心して休める場所」があることは、通所を継続する上で非常に大切です。「今日は体調が不安だけど、あの部屋があるから行けるかも」――そんな風に思ってもらえる、無理なく一歩踏み出せる拠点づくりを目指しています。

  

2.具体的な整備費用

 ・共用の設備費用:30万〜

  → リラックススペースの家具・空調・家電など

 ・フローリングリフォーム費用 8畳部屋✖️2 50万〜

  •   → 通所空間としてより多くの方が利用できるようになります 

   ・車両の維持費用

  →ガソリン代、定期点検・車検、タイヤ・オイル交換等

利用者の方々が「この場所なら通える」「ここで一歩踏み出せる」と思える環境づくりのための、大切な一歩です。

私たちは、誰もが自分のペースで生活を整え、やがて社会とつながっていけるような、「地域に根ざしたやさしい居場所」をつくっていきたいと考えています。

皆様のあたたかいご支援を、どうかよろしくお願いいたします。


|ご支援へのお礼とご紹介

さんさ太鼓ストラップ/マクラメストラップ/マクラメスマホショルダー

すべてのアイテムは、利用者の方々が心を込めて一つひとつ丁寧に手作りしています。「誰かに使ってもらえることがうれしい」「喜んでもらえたら励みになる」――そんな思いを込めながら、日々の作業に取り組んでいます。

中でも「さんさ太鼓ストラップ」は、盛岡の伝統芸能『盛岡さんさ踊り』をモチーフにしたストラップです。カラフルなリボンが特徴で、ひとつひとつ微妙に表情が異なるのも、手づくりならではの魅力です。また、マクラメシリーズでは、優しい風合いのストラップやスマホショルダーをご用意。実用性と温かみを兼ね備えたアイテムとして、普段使いにもぴったりです。

これらの作品が誰かの手に渡ることは、つくり手のやる気や自信を育てる大切なステップでもあります。ぜひ、この応援の輪に加わっていただけたら嬉しいです。


|応援メッセージ

 盛岡カレーと盛岡アガベ専門店

 ちきゅうや店主 森川和輝


『バイオフィリックデザイン』この言葉は植物が育成できる環境は人にとっても心地良い。

ヨーロッパを中心に物を取り入れた職場の環境を豊かにする傾向がございます。

そんな中、植物で利用者様のパーソナルスペースを確保したい。

そんなユニークなお声がけをいただいたのがパキラさんとの出会いです。

植物は日々成長します。生き物ですから時には調子を崩すことも。けれど訪れるたびに感じるのは、

植物がイキイキしてるんですよ。

活きる空間は植物がイキイキする。話すことの出来ない植物を職員さん利用者さんが歩み寄り日々お世話をする。

そんな環境素敵ですよね。それこそが『バイオフィリックデザイン』

そんな環境だから通所されている利用者さんたちも、いつも楽しそうに過ごされている印象を受けます。

若い職員の方々が多く、「盛岡の福祉をここから変えていきたい」という強い思いを、何度も伺ってきました。その言葉にはいつも心を動かされ、深く共感しています。

そんな素敵な場所が、より良い環境を整えるために今回クラウドファンディングに挑戦されています。植物を通じて関わる者として、そして同じ盛岡にいる仲間として、私も微力ながら応援したいと思っています。

この思いに共感してくださる方がいらっしゃいましたら、ぜひ一緒に応援していただけたら嬉しいです。


参議院議員

横沢たかのり

Nearly equal株式会社さんのとても素晴らしい取り組みに共感致します。

「誰もが障がいの有無にとらわれず、一人ひとりが自分らしく過ごせる社会」の実現を理念とする「Pachira(パキラ)」の取り組みがより広がっていくことは、多くの人の希望につながります。

みんなに優しい社会の実現に向けて、身近な地域にこのような施設が増えることを願っています。


盛岡市内の社会福祉法人

グループホーム管理者


Pachiraさんの印象はとても楽しそうなところだなと思ってます。

私のグループホームからも利用者さんがお邪魔しているのですが、いつも楽しかったと話しています。

市内にもB型事業所さんは沢山ありますが、Pachiraさんほど平均工賃が高く、尚且つ余暇を含めた生活面の支援をしているところはあまりないのではないでしょうか。

自立訓練も始められたとのことですが、グループホームの利用者さんの中にも金銭管理や服薬管理、買い物支援などを必要としている方が沢山おります。日中はPachiraさん、朝夕はGHなど1日を連携して支援することも今後もあるかもしれません。

これからも引き続き、よろしくお願いいたします。微力ながら今回のクラウドファンディング応援させていただきます。


|代表メッセージ

  Nearly equal株式会社 代表取締役 久ヶ澤 茜

皆様のご支援によって、私たちが取り組む“訪問型”支援を本格的に拡充することができます。そして、自立訓練というサービス自体をより多くの方に知っていただくきっかけにもなります。

不安を抱えるご本人だけではなく、家族や保護者が少しでも気持ちに余裕を持てるようになり、「社会とのつながりを諦めなくてもいいんだ」と感じてもらえたら幸いです。皆様からのあたたかい応援が、私たちの大きな支えになります。心より感謝申し上げます。


|最後に 

私たちは、盛岡市で暮らす方々が「自分らしく社会とつながり、安心して生活できる居場所」を増やしていきたいと願っています。その第一歩が“訪問型”の自立訓練サービスです。 「社会と関わりたい。でも一人では不安」 そんな声を一緒に形に変え、安心できる未来を一緒に作っていきたいと考えています。どうかこのプロジェクトにご支援・ご協力をお願いいたします。 いつでも見学・体験受付中!2024年8月から事業開始し、環境整備を進めています。見学・体験は随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。皆様の温かいご支援を、心よりお待ちしております。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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