
【活動報告】8月31日 戦後80年ちえシェアイベント
皆様こんにちは
残暑厳しい日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
いつも我々の活動に応援、ご協力を賜りまして誠に有難うございます
8月31日、東京・豊島区池袋にて「戦後80年 ちえシェア 〜あなたはどう思う? 諦めず、歩み続ける〜」を開催いたしました。本イベントは、クラウドファンディングでご協力くださった皆さまのお力添えにより実現できたものです。心より御礼申し上げます。
当日の様子
会場には多くの方が足を運んでくださり、YouTube配信でも多くの方にご参加いただきました。静岡や山梨など遠方からも駆けつけていただき、戦後80年という節目に「体験を聴き、未来へつなぐ」ひとときを共有することができました。
山田玲子様(広島被爆体験)
山田様からは、広島での被爆体験に加え、被爆者が同じ日本人に差別を受けた辛い歴史についても語ってくださいました。
「悪いのは戦争であって、誰も恨んでいない。戦争が終わり、大人たちの顔が明るくなり、子ども心に“笑っていいんだ”と思えた。世界はひとつ。戦争はよくないということを次世代に伝えてほしい。」
大学生や若い参加者が真剣に耳を傾ける姿に、山田様も「心強い」と喜ばれていました。また、山田様が所属される平和活動団体は、差別や心無い言葉を受ける中でも決してあきらめず、地道に活動を続けてこられました。その歩みが認められ、やがてノーベル平和賞を受賞されました。山田様の謙虚で穏やかで素晴らしいお人柄に人に接する姿勢を学ばせていただきました。
柴原喬氏(満洲引き上げ体験)
8歳の子どもにはあまりに過酷な引き上げ体験、その後の人生についても語られました。参加者の皆さまが真剣に耳を傾けてくださったことで、「誰かの役に立つかもしれない」と話し終えた後には嬉しそうな表情を見せておりました。詳細は著書『ハルビン朱の曠野』に描かれております。再販の折には、ぜひ手に取っていただけましたら幸いです。
おわりに
同じ時代を生き抜いた方々の声を、同じ空間で聴けたことは奇跡のように思います。命のつながりへの感謝や「しっかり生きたい」という想いが会場全体に広がりました。語り手にとっても「辛かったけれど話せてよかった」と感じていただけたのではないでしょうか。
今回の開催は、クラウドファンディングでご協力くださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。
また、本の再販に向けて【9月15日まで】引き続きご支援をいただけましたら幸いです。
なお、この日のイベントアーカイブは、クラウドファンディングにご協力いただいた皆さま全員へ、いただいたメールアドレス宛にお届けいたします。
8月31日以降にご支援くださった方には、クラウドファンディング終了後の9月15日以降に送信させていただきます。
引き続きご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます
柴原由美子

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