▼自己紹介
初めまして。「花-SAKURA- Racing」と申します。 私たちは現在、探究学習プログラムの一環として、Formula1が主催するSTEM教育の国際大会である”STEM Racing”に日本代表として出場し、「地方から世界へ」挑戦する全く新しい実践的な教育モデルとなるだけでなく、これらの経験を生かした次世代を担う小中学生世代をターゲットとした”還元”活動を通じて「教育を”受ける”立場としての実践的STEM教育サイクル」の起点となることを目的に活動しています。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
「自らの一歩が、未来をつくるエンジンになる」
私たち「花-SAKURA-Racing」は、山口県内の高校生を中心に結成された、STEM(科学・技術・工学・数学)教育の国際競技大会「STEM Racing™」に挑戦する日本代表チームです。
本チームのプロジェクトマネージャーである野村恭平は、自身が中学校・高校へと進学する際に、周囲の人々が彼らの夢を叶えるために都心部の学校へと進学していく現状を目にしました。 そこで彼は、「本当に私の地元では、自分のやりたいことを形にすることは不可能なのだろうか。」と強い疑念を抱きました。
そして彼は「"世界"というハードルですら、ここ山口から超えられることを証明する。」
という思いで、この「花-SAKURA-Racing」をゼロから立ち上げたのです。

▼プロジェクトの内容
そのそも、STEM Racingって何?

STEM Racingは、F1が後援する国際的なSTEM(科学・技術・工学・数学)教育プログラムであり、世界中の中高生が"F1のスピリット"を体現するために集う、創造性と実践力の競技です。

この大会の核となるのは、「F1 in Schools」と呼ばれるミニチュアレース。学生たちはチームを結成し、F1マシンのミニチュアカー(CO2カーレーサー)を自ら設計・製造し、最速を目指すだけでなく、ブランド構築・プレゼン・スポンサー交渉・マーケティングなど、F1さながらの包括的なプロジェクト運営を体験します。

STEM Racingの魅力は、単なる技術コンテストではないという点にあります。風洞実験やCFD(数値流体力学)解析といった高度な設計スキルの実践、3Dモデリングや製作過程のマネジメント、さらに国際的な英語での発信やプレゼンテーションといったグローバルスキルの習得まで、多様な学びを一つのプロジェクトで網羅できます。
また、チーム内での役割分担や目標達成に向けた意思決定のプロセスは、単なる「学習」の枠を超え、起業家精神やリーダーシップ、そして多様性と協働の力を育てる実践の場でもあります。
私たちが出場する国際大会はタイで開催され、世界各国から選抜された学生たちが一堂に会します。出場するには、プロフェッショナルなチームビルディング、プレゼンテーションスキル、戦略的なマーケティング、そしてもちろん卓越したエンジニアリングが求められます。
つまりSTEM RACINGとは、「未来の科学者・技術者・起業家・リーダーを育てるための、最もリアルな学びの舞台」なのです。
しかし、総額約150万円にも上る莫大な交通費及び大会参加費、そこに上乗せする形で必要となってくるマシン開発費など、私たちには乗り越えるべき壁が多くあります。

そこでまず私たちは、このSTEM Racingにクラウドファンディングや企業様からのスポンサードを頂くことによって自ら資金を調達し、「経済的に困難であっても、情熱を持って動くことで不可能を可能に変えることができる」と証明したいと考えております。
そして、それらを達成した暁に、その知見や経験の全てを地域教育へと還元し、世界へ羽ばたく次の人材の育成に尽力することこそが、私たちのプロジェクトの"終着点"であると考えております。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
私たちには、このプロジェクトに対する大きなビジョンが二つあります。
■ 経済の壁に若者の情熱を奪わせない。
これまで、経済的な理由から「本当はやりたいことがある」人々が、夢を踏み出す機会を奪われていく姿を我々は学校で頻繁に目の当たりにしてきました。

だからこそ、私はこのSTEM Racingを通じて、経済的なハードルさえ“情熱と支援”で越えられるということを証明したいのです。クラウドファンディング、企業スポンサー、地域との連携。
すべてを動かすのは、若者の熱です。
その熱にこそ、未来があると信じています。
■ 誰でも、どこでも、世界と繋がれる

私たちは山口に暮らしています。いわゆる「都会の進学校」ではないこの場所で、世界を目指すなんて無謀だと思われるかもしれない。
けれど私たちは、そう思いません。情熱を持って動き出せば、人は変われる、そして社会も動くのです。
1人の挑戦が、仲間を生み、地域を巻き込み、世界に届く。このSTEM Racingという実践型の教育フィールドを通して、その構造を可視化し、次の世代に伝えたい。
一歩を踏み出せずにいる"誰か"の希望となるために。
だからこそ、協力していただきたいのです。
私たちは今、資金という最後の壁に直面しています。でもその壁は、支援の仕組みがあれば越えられる壁です。お金を理由に夢を諦める必要のない社会をつくるために、このプロジェクトを、学生の夢で終わらせたくありません。

▼応援者様からのメッセージ
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長
伊藤羊一さん

「世界を変えるのは、いつだって“本気”の若者です。STEM Racingに挑むあなたたちの姿は、その象徴そのもの。場所がどこであれ、環境がどうであれ、“やりたい”という思いをかたちにしていく力こそが、未来をつくる原動力です。技術に挑み、仲間と向き合い、自分の信じる道を走り抜ける。そんな皆さんの挑戦が、きっと日本の教育も、地域の希望も、そして世界の見方さえも変えていく。僕は、心から応援しています。そして、共に未来を創る一員として、誇らしく思います。」
▼さいごに
私たち花-SAKURA-Racingは、
「世界へ、地域と、教育と走り出す。ーAs ONE, for the Future」
という信念のもと、山口から世界へ挑戦します。

小さな一歩かもしれません。でもその一歩が、未来を変える力になると信じています。
この挑戦は、私たちだけのものではありません。地域の力、教育の力、そして皆さんの応援があって、初めて実現できるものです。
どうか、私たちの一歩に力を貸してください。
そして一緒に、教育の可能性を拓きましょう。
※本プロジェクトは、私たちの在籍する高校の探究活動の一環として行っており、「花-SAKURA-Racing」のプロジェクトオーナーは、本プロジェクトを顧問としてサポートしてくださっております、本校探究活動推進室長の河内満先生です。
※私たちは、各メンバーの保護者の方からページ内に未成年の高校生の方が登場することについての許可(画像の掲載権利やリターンに協力する許可など含む)を得て、今回のクラウドファンディング及びプロジェクトを実行しております。
最新の活動報告
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大会出場のご報告
2025/10/15 20:00クラウドファンディング終了から約2ヶ月、皆様には経過報告のほど長らくお待たせしてしまったこと先ず、お詫び申し上げます。そしてこの度のクラウドファンディングにご支援・ご協力頂き誠にありがとうございました。今回はこの場をお借りして、我々「花-SAKURA-Racing」の国際大会挑戦の成果報告をさせていただきます。この度、「花-SAKURA-Racing」はタイ・バンコクにて行われたSTEM RACINGに出場し、11部門中5部門でのアワード受賞、レース競技での決勝ラウンド進出を成し遂げました!当初掲げていた目標を成し遂げることはできなかったものの、「国際大会の舞台で戦える」という確かな手応えを感じることができました!次は山口県を中心にワークショップによる知見の還元のフェーズとなります!引き続き応援の程どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る






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