自己紹介
はじめまして。ウクライナ・ハルキウ出身で、大分県別府市に住んでいる小野ヤーナと申します。NPO法人「Beautiful World」の代表として、ウクライナ避難民の支援活動を行っています。
私は日本の大学を卒業後、日本に残り、福祉・多文化共生の分野で活動を続けてきました。これまでに、ウクライナを含む旧ソ連地域の障がい者支援、貧困家庭への支援活動などに長年取り組んできました。
2021年には、自身の経験と信念をもとにNPO法人「Beautiful World」を設立。現在は、ウクライナ避難民の方々が日本で安心して暮らせるよう、生活支援、相談支援、通訳、日本語学習サポート、イベントの開催など、多岐にわたる支援を行っています。
特に、高齢者や病気を抱えた方、日本語が話せない方に寄り添い、「一人にしない」支援を心がけています。
在日ウクライナ大使館とも連携し、南日本への避難民受け入れについて依頼を受けたこともありました。私のこれまでの活動は、テレビや新聞など多数のメディアでも取り上げられており、「小野ヤーナ」で検索していただければ、詳しい情報をご覧いただけます。
日本とウクライナをつなぐ架け橋として、これからも信頼と行動で、支援の輪を広げていきたいと思っています。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちは、避難民の方々を安全かつ安心して送迎できる新しい車両を購入したいと考えています。
これまで、通院や役所での手続き、地域イベントへの参加などをサポートしてきましたが、現在は車が故障してしまい、移動手段が大きく制限されています。特に、車椅子を利用している方や、自家用車を持たない高齢者にとって、病院や買い物へ行くことすら困難な状況です。
「車があれば行けたのに」——そんな声を何度も聞いてきました。
もし新しい車があれば、次のような支援が実現できます:
病気を抱えた方を病院へ安全に送り届ける
高齢者の方を行政手続きや買い物へ送迎する
地域のイベントに参加できるよう支援し、孤立を防ぐ
食料や日用品を必要な家庭へ届ける
子どもや若者たちが教育や進学のチャンスを逃さないようにする
この車は、ただの移動手段ではありません。人をつなぎ、命を支え、心に寄り添う「希望の車」です。
皆さまのご支援で、もう一度この車を走らせたい。そして、どこかで助けを待っている人の元へ、支援を届け続けたいと思っています。
プロジェクト立ち上げの背景
2022年、戦争が始まってから、私は多くのウクライナ避難民の方々の来日を支援してきました。ビザや航空券の手配、書類の翻訳、行政との調整、住まい探し、日本での生活の立ち上げ——すべてのプロセスに寄り添いながら、一人ひとりに合わせたサポートを続けてきました。


掲載している写真については、本人の同意を得た上で使用しており、他の方の顔はすべて加工済みで、個人が特定されないように配慮しております。
来日後も、病院への同行、食料や衣類の配達、日本語学習の支援、大学進学や就職のサポート、文化交流イベントの開催など、活動は多岐にわたります。
別府市ではウクライナカフェ「Little Ukraine」の立ち上げにも関わり、今も地域との架け橋として運営を支えています。

中でも印象的だったのは、重い病気を抱えた高齢の女性を病院にお連れしたときのことです。彼女は「もう自分には誰もいないと思っていた」とぽつりとつぶやき、私たちの車に乗ったとたん、安心した表情に変わりました。車は単なる移動手段ではなく、「人と人をつなぐ場所」「安心を届ける手段」だと、改めて感じた瞬間でした。
しかし、これらの活動の多くは、車がなければ成り立ちません。これまで大切に使ってきた1台の車が故障してしまい、現在は非常に限られた支援しかできない状況にあります。
特に、病気を抱えた方の通院、高齢者の送迎、物資の配達など、「車が不可欠な支援」が滞り始めていることに、大きな危機感を抱いています。

これまでに行ってきた主な活動の一例
-大人と子ども向けに、日本語のオンライン・対面レッスンを実施
-日本の学校を訪問し、ウクライナの子どもたちが授業に参加できるようサポート
-APU(立命館アジア太平洋大学)の学生と協力し、日本文化を紹介するイベントや、ウクライナ文化を伝える交流イベントを開催
-ウクライナ避難民の方々への就職支援(履歴書作成、面接練習、面接先への送迎、通訳サポート)
-学生のAPU入学サポート、入学後の学習フォロー
-戦争をテーマにした子どもたちの絵画展を開催
-日本人ボランティアと共に、高齢者向けの「ふれあい食事会」を開催
-クリスマスやイースターには、ウクライナの伝統料理を作り、別府の地域住民にふるまうイベントやウクライナ風のコンテストを実施
-医療機関への送迎と通訳付きの同行支援
-フードバンクや農家から提供された食品を必要な家庭へ配達
-買い物支援(荷物の運搬・自宅までの配送)
-別府市外で行われるイベント・面会・行政手続きなどへの送迎



掲載している写真については、本人の同意を得た上で使用しており、他の方の顔はすべて加工済みで、個人が特定されないように配慮しております。
このような取り組みを、今後も継続・拡大していくためには、「動ける環境=車」が必要不可欠です。
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ウクライナに帰ることができない避難民の方々にとって、ここ日本が「新しい生活の場」になっています。孤立せず、笑顔で暮らしてもらうために、私たちはこれからもそばで支え続けたいと思っています。
そのためには、どうしても皆さまのお力が必要です。どうか、この「希望の車」プロジェクトにご支援・ご協力をお願いいたします。
現在の準備状況
今回のプロジェクトを実現するために、すでに具体的な準備を進めています。
必要な車種(2025年以前のトヨタ・シエンタ)や価格帯、諸経費(車両登録費用、自動車税、保険料、燃料費など)を詳細に調査し、見積もりを立てました。別府市内での移動距離や支援ニーズを考慮し、コストと機能のバランスが取れた車両の選定も行っています。
また、クラウドファンディング終了後はすぐに車を購入・登録できるよう、販売店とも相談を始めています。支援活動の継続性を確保するため、車両の維持管理についても地元の整備業者と連携体制を整えつつあります。
加えて、支援の必要性をより多くの方に知っていただくため、SNSや地域メディアを通じた発信も行っています。私たちの活動を応援してくださるボランティアの方々とも協力しながら、このプロジェクトの成功に向けて着実に準備を進めています。
※現在、私たちはこの車両購入プロジェクトに関連して、中央共同募金会(赤い羽根)の「外国にルーツがある人々への支援活動応援助成」に応募しております。ただし、現時点では審査結果はまだ発表されておらず、助成金の交付が確定しているわけではありません。
そのため、本クラウドファンディングは、
・助成金が採択されなかった場合の備えとして
・また、助成金のみではカバーできない経費を補うための
大切な支援の手段となります。
皆様からのご支援は、車両の購入だけでなく、
高齢のウクライナ避難民の方々の移動支援や生活支援に直結します。
どうか、温かい応援をよろしくお願いいたします。
ご支援金の使い道
外国ルーツの高齢者や障がい者等の送迎支援のための中古車購入費、維持費、保険料、運転手謝金、寄付募集に伴う経費等に充てさせていただきます。
1.中古車両購入費 — 1 000 000 ¥
2.車両登録・名義変更・自動車税・車検費用 — 150 000 ¥
3.燃料費(1年間分) — 120 000 ¥
4.オイル交換・定期整備費用 — 50 000 ¥
5.駐車場代(1年間分) — 120 000 ¥
6.運転手謝金(土日勤務) — 280 000 ¥
7.外国運転免許証切替費用 — 40 000 ¥
8.保険料(自動車保険・任意保険) — 280 000 ¥
9.その他予備費(運営管理費・突発的経費) — — 238 000 ¥
合計:1,700,000円
リターンについて
皆さまからのご支援への感謝の気持ちを込めて、以下のようなリターンをご用意いたしました。支援金額に応じて、「Little Ukraine」での特別な体験や、活動のご報告をお届けいたします。
■ 3,000円コース
感謝のメール
活動報告PDF(日本語)
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■ 5,000円コース
感謝の手紙(メールまたはPDF形式)
活動写真
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■ 10,000円コース
「Little Ukraine」で使えるお食事チケット1枚(お好きなウクライナ料理)
感謝の手紙
感謝状(PDF形式)
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■ 30,000円コース
お食事チケット2枚(ペアでのご利用可能)
感謝状(PDF形式、名前入り)
感謝の手紙
活動報告
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■ 50,000円コース
「Little Ukraine」お食事チケット4枚(ご家族・ご友人と一緒にどうぞ)
感謝状(PDF形式、名前入り)
支援者様のお名前をカフェ内に掲示(希望者のみ)
感謝の手紙
活動報告
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■ 100,000円コース
「Little Ukraine」お食事チケット10枚(団体・法人でのご利用も歓迎)
特別支援者としてカフェ内ボードにお名前を掲載(希望者のみ)
感謝状(特別デザイン・PDF形式)
感謝の手紙
活動報告
ウクライナの伝統的な手作り工芸品(刺繍や小物など)の提供
スケジュール
2025年7月下旬 クラウドファンディング開始
2025年10月下旬 クラウドファンディング終了
2025年11月上旬 車両購入・登録手続き開始
2025年11月下旬〜 新車両での支援活動再開
2025年12月中 リターン(お礼)送付・食事チケット発行
2026年1月以降 感謝状掲示、活動報告の発信継続
最後に
私たちは、「遠い国の戦争」の話を、「隣にいる誰かの人生」として受け止めてきました。別府で暮らすウクライナ避難民の方々と共に歩み、助け合いながら、ここまで活動を続けてきました。
しかし、支援の現場には、目に見えないたくさんの課題があります。特に移動手段の確保は、病院への同行、高齢者や体調の悪い方のサポート、物資の配達など、日々の支援活動にとって欠かせないものです。
壊れてしまった車に代わる新しい車があれば、もっと多くの人に、もっと早く、必要な支援を届けることができます。
どうか、皆さまのお力を貸してください。このプロジェクトを通じて、優しさのリレーがもっと広がっていくことを心から願っています。あなたの応援が、誰かの明日を支える力になります。
ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。








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