自己紹介
シニアの再チャレンジを支援する会(通称さいちゃれ)は、シニアがいつまでも元気に活躍し続ける事を目的に2017年に設立、2020年活動合流した「フィリピンに本を送る会の活動」を中心事業として現在活動を展開しています。

「フィリピンに本を送る会の活動」は1995年設立した海外教育支援協会(JOES)が、フィリピンマガタ地区で「識字教育(図書館)」「農業教育」「職業教育」の3つの活動を展開、その役割を終えて2015年に解散。地域に根付いた「識字教育」を、金子代表が個人で継承、2020年に当団体と合流し、現在も継続する活動です。

私たちは約25年にわたり、フィリピン山岳地域の子どもたちに絵本を届ける活動を続けています。電気も水道もない地に図書館を3か所建て、日本の絵本にタガログ語の訳を貼って、これまでに1万冊以上を贈りました。絵本は“世界への窓”となり、地域の宝物として大切にされています。図書館で育った子どもたちは、今や医療や教育の現場で地域を支える基幹人材に育ちつつあります。

そんな図書館も今では、台風や白蟻等の被害により危険な状態にあり、昨年は何とか自己資金でマガタ第2図書館のリフォームを実施、同様に老朽化の進むラトン図書館のリフォームも喫緊の課題として考えています。
このプロジェクトで実現したいこと
前年には長く懸念としていたマガタ第2図書館のリフォームを実現しました。しかし残念ながら私たちの団体の財政状況では、2つ目の図書館のリフォームを実行するには、厳しい状況にあります。現地ラトン第3図書館のダメージはあまりにもひどく、読書する子供たちは大変危険な状況にあります。よって、この図書館のリフォームを早期に実現し、子どもたちが安心・安全に利用できる図書館にしたいと願っています。

プロジェクト立ち上げの背景
現地設立した3つの図書館のうち、ラトン第3図書館は、最も奥地に設立した、最も小さな図書館ですが、木製の書棚の上の図書は白蟻被害にあい、床には大きなラックが入り危険な状況です。こんな小さな図書館でも、現地の子供たちにとっては智の宝庫であり、大切な場所となっています。そんな子供たちが安心して通える図書館にすることは私たちが最も優先する課題です。下記の動画は本年1月の現地図書館の状況です。
現在の準備状況
私たちの図書館の改修計画は、長年の課題でしたが、マガタ第2図書館では、昨年から屋根の釘がぼろぼろと落ちるような状況と白蟻被害により本棚に絵本を保管することもままならない状況となり、リフォームを決意、さらに本年1月の現地調査により、残り2つの図書館においても、早急な改修を必要とすることが判明しました。
本年は、特に危険な状況にあるラトン第3図書館のリフォームを決意、子どもたちが安心・安全に利用することのできる図書館へのリフォームを目指します。ラトン第3図書館は山奥にある小さな図書館ですが、床には亀裂が入り、本は白蟻被害によりぼろぼろ、壁はベニヤなどで補修を加えつつも雨漏りが酷くなっていますが、それでも子供たちは、読書の為、この図書館に通ってきます。

ラトン図書館のリフォームは、前年実施したマガタ第2図書館の実績を参考に準備を進めます。
①マガタ図書館同様にステール製の柱とコンクリートの壁に変更し、雨にも強い図書館にします。
②図書のラックはマガタ図書館同様、ステイール製のものに変更し、白蟻被害を防ぎます
③机・椅子を設置し読書環境を整備します。

④図書館のリフォーム工事は、マガタ同様に、SPM(現地支援団体)が現場責任者として、地元民を活用し
ての工事を実施します。
(*現地では工事の業者委託の場合、中抜きなどの不正が入りやすい為、直接地域住民を活用しての工
事を実施します)

*マガタ図書館のリフォームでは地元住民も積極的にボランテイアでの支援を行いました。
⑤総予算はマガタ同様に150万円を予算として計画します。
*ラトン図書館は、マガタ図書館と比較し、現状約1/3のサイズですが、基礎部分の修復と面積の拡幅
を計画する為、ほぼ同額の予算を計上します。
スケジュール
ラトン第3図書館のリフォームについは、フィリピン・シエラマドレ山脈にあり、雨季には物を現地に届けることは不可能になります。よって実際の作業は乾季となる1月から作業を開始するように計画します。
(机上での計画立案)
11月 リフォーム計画の策定
12月 リフォーム予算の確認
(現地での実作業)*乾季を待ってからの作業となります。
1月 資材調達・現地への搬入
2月 リフォーム工事開始
3月 リフォーム工事の完成

最後に
皆様のご支援が、現地で学ぶ喜びを知った子どもたちがそとの世界へと飛び出す夢を実現します。この図書館で学ぶ喜びを知ったアベルは一度町にでて、アルバイトを掛け持ちしながら苦学の末、看護修士を本年卒業し、地域でただ一人の医療従事者として戻ってきました。そして唯一地域の皆様を医療でささえる存在になりました。この図書館の存続は第2・第3のアベルを育てることになり、長い目で見ていただけば、日本との友好の芽を築き上げる活動となっています。
どうぞ皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
■本件に関するお問合せ先
特定非営利活動法人シニアの再チャレンジを支援する会・宮崎
E-mail: seniorrechallenge2@gmail.com






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