プロジェクトの実行者について
本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。私は、地域の伝統文化を守り、次世代へ継承することを使命とする上地八幡宮第一号奉賛団体の「八華連」代表の山本です。
我々八華連は50年の長きにわたり、地域の文化的遺産を守るために活動してきました。835年の歴史をもつ神社の境内では、例年11月に地域最大の祭りである「例大祭」が執り行われ、中でも我々が取り仕切りを担う祭りのトリ「奉納手筒花火」は、多くのご来場者に観覧いただき、好評をいただいています。
八華連は厄落としの為に奉納花火を揚げる「揚げ手」の支援を通して伝統行事の継続に情熱を注ぎ、多くの人々にその魅力を伝えることを目指しています。そのために日頃から、地域の皆様と共により良い未来を築くために日々努力を重ねています。
(八華連代表 山本)
このプロジェクトで実現したいこと
本プロジェクトは、11月に開催される地域の祭り「上地八幡宮 例大祭」の一部である「奉納手筒花火」に必要な備品を修繕し、かつての華やかで魅力的な花火を再び披露することを目指しています。いただいた支援金の使途としましては、いつしか壊れて使用ができなくなっていた、かつて「おおのし」と呼ばれる大型の吹上花火を固定した「架台」の修繕や、厄払いを希望する者が宮入時に供物を運搬する「長持ち」等の備品の修繕・新調にあてさせていただきます。
文化や人間関係に対する考え方が多様化し、特にコロナ禍以降では顕著に花火の揚げ手が減少しています。我々は、このまま地域の歴史的風致を縮退させるのではなく、特別で魅力的な「ハレの日」を子供たちに見せていくことにより、地域の歴史風土やコミュニティーに対する憧れを取り戻し、文化や誇りを継承していきたいと考えています。
プロジェクト立ち上げの背景
2024年に公開された映画「明日を綴る写真館」の1シーンにも取り上げられた「上地八幡宮例大祭の奉納手筒花火」は、長い歴史と文化的価値を持つ地域の宝です。しかし、コロナ禍以降は参加者が減少しており、その存続が危ぶまれています。私たちは、この状況に危機感を抱き、多くの人々にその価値を感じてもらうため、勇壮で華やかな手筒花火の魅力と求心力を向上するためのプロジェクトを立ち上げました。
これまでの活動と準備状況
これまで、私達は地域の歴史的風致である上地八幡宮の行事や、例大祭に向けて花火の揚げ手を支援する活動を続けてきました。
(提灯 ※3年前に新調したもの)

(揚げ手にさらしを巻く様子)
(例大祭 八華連 宮入(みやいり) ※供物を入れた長持ちを担いでの練りこみ)
(例大祭前夜のご祈祷)
この活動の中で、奉納手筒花火の備品の点検と修繕の必要性を確認し、具体的な修繕計画を策定しました。地域の皆様や関係者との協力体制を構築し、祭りの成功に向けて準備を進めています。

(壊れて使用できなくなった架台の修繕方法を検討 ※大型の吹上花火を括り付けるための台)

(参考:修繕後のイメージ 出展:豊橋祇園祭奉賛会HP)
リターンについて
我々の活動地域では、神事として揚げ終わった手筒花火の筒を玄関先等に置いて厄除けのお守りとする風習があります。(効能を確約するものではありません。)
手筒花火の種類は、噴き上げる炎の大きさによって、「手筒」、「火ヒン」、「大のし」の3種類があります。
ご支援金額に応じて、のし紙にお名前を入れた花火を作成し、それぞれに神主の御祈祷をした上で「揚げ手」が花火を代行し、消費済みの筒を西濃運輸の配送サービスで送付します。
(消費済みの筒からは花火のカスが落ちますので、汚せない場所に置く場合はトレーや敷物をご用意ください。)
【 支援金額:3万円 】
リターン:名前入り「手筒」:火薬量約100g・消費済み
直径:約5㎝、長さ:約24㎝
上)手筒
【 支援金額:5万円 】
リターン:名前入り「火ヒン」:火薬量約150g・消費済み
直径:約7㎝、長さ:約30㎝
上)火ヒン
【 支援金額:10万円 】
リターン:名前入り「大のし」:火薬量約300g・消費済み
直径:約10㎝、長さ:約45㎝


上)大のし
【支援金額:5千円】
リターン:ソフトタッチミニタオル
八華連の法被をデザインに落とし込んだ綿100%ミニタオル(24cm×24cm)です。

【支援金額:5千円】
リターン:八華連キーホルダー
八華連の法被デザインをあしらったキーホルダー(6cm、ボールチェーン)です。

【 支援金額:1万円 】
八華連の法被デザインをあしらったマグカップです。
容量約270ml、直径6cm×高さ6cm、重さ約270g、陶器製


製品イメージ
【支援金額:3千円】
リターン:お礼の手紙
令和7年11月の例大祭終了後に、心を込めたお礼の手紙で花火の様子を報告させていただきます。
スケジュール
10月10日 クラウドファンディング終了
10月30日 架台・長持ち等の備品修繕
11月 1日 上旬 上地八幡宮例大祭
リターン発送
応援メッセージ
映画「明日を綴る写真館」監督
秋山純

明日を綴る写真館は、上地八幡宮でクランクインしました。手筒花火や神輿のシーンなど、地元の皆様から温かなお力添えをいただき、映画の成功を確信する素晴らしいロケとなりました。
上地会 会長 横田健一
奉納手筒花火は火の粉で厄を焼き落とす神事であると同時に、人が集う地域の祭りを彩る装置として、年に一度、地域の誇りを育む特別な景色を生み出します。また、それを陰で支える「八華連」は、厄年の時に「八華連」に世話をしてもらった者達の中から、次の後輩に文化を繋ぐために活動を行う有志のボランティアで成り立っています。ライフスタイルや信教に対する考え方が大きく変化する現代において、地域が人のつながりを失わずに存続していく上で、このような活動は大変重要な取り組みだと思っています。
将来にわたって、安定的に祭り夜の特別な風景が継承されることを心から祈っております。
最後に
このプロジェクトは、地域の文化を未来に繋げる大切な一歩です。皆様のご支援があって初めて実現できるプロジェクトであり、多くの方々と共に成功を収めたいと願っています。どうか、私たちと一緒にこの素晴らしい文化を次世代へ伝えるための力をお貸しください。皆様のご支援を心よりお待ちしております。
(関連動画)
最新の活動報告
もっと見る
ご支援の御礼
2025/11/01 19:59明日は上地八幡宮例大祭です。先ほど、前宮でご祈祷を受けて参りました。皆様のお陰で八華連50周年の節目を無事に迎えることができました。暖かいご支援に心から感謝し、原点回帰の気持ちを込めてハレの日に臨みます。全ての皆様にとって良き日になるよう、お祈り申し上げます。※今年は屋台の数も大幅に増えています もっと見る
櫓の修繕が完了しました。
2025/10/11 20:25このプロジェクトをご覧いただいた皆様、実際にご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。皆様のお陰で、無事に櫓の修繕が完了しました。長らく使わずに保管されていた「振込み櫓」はホゾが緩み、人が乗って神事をやり仰ることはもちろん、当屋から神社へ担いで行く道のりでバラバラになりそうな程に傷んでいました。しかし、地元の宮大工さんの手によって、八華連50周年という記念の神事のスタートを安心して任せられる頑強さを取り戻しました。この後も、例大祭に向けた準備をしっかり進めてまいります! もっと見る
櫓修繕報告
2025/10/07 23:21八華連メンバーが櫓の修繕状況を確認してきました。写真だと分かりづらい点もありますが、弱点に補強の部材が入って強度が向上しているのが伺えます。振込み棒の火の粉が「大のし」に引火しないよう、人が花火に覆い被さるため、新しくなったこの梯子で櫓に登ります。半纏を着た人間がお腹の下に「おおのし」を抱え込み、体で火の粉から花火を守っているイメージ。完成が楽しみです。 もっと見る




コメント
もっと見る