自己紹介
こんにちは! 「ジェンダーカフェinもりおか」を主催している遠藤諒子です。

私たちは、2022年11月に岩手県盛岡市で、ジェンダーに関する様々なテーマについてお茶を飲みながら語り合う「ジェンダーカフェinもりおか」をスタートしました。
これまで、恋愛、結婚、仕事、見た目、学校などについて、ジェンダーの視点から感じている違和感を共有したり、ワークショップや読書会の開催を通してフェミニズムについて学んだりしてきました。
ジェンダーに基づく偏見や差別が根強い社会では、自分が感じた違和感を、家族や友人、職場の人など身近な人に話しにくいことがあります。そこで、安心してジェンダーやフェミニズムに関する話題を話せる場をつくり、身近で同じ関心をもっている人たちが繋がり、互いをエンパワメントするために、この活動に取り組んできました。
これまでジェンダーカフェには、のべ100人の参加がありました。10~30代までの参加者が、岩手県各地から集まり、それぞれの経験や思いを語り合っています。
2025年4月には、岩手県大船渡市でもジェンダーカフェを開催し、活動の場を広げることができました。
ジェンダーカフェで話し合ったテーマについて、感じた違和感や理不尽な経験の背景にある社会の構造をより深く学ぶための連続勉強会や、フェミニズムを学ぶワークショップや読書会なども実施し、幅広い世代や地域で活動する人たちのネットワークも広がりました。
大きな都市と比べると、まだまだジェンダーやフェミニズムについて学んだり、語り合ったりできる機会が少ない地方での活動です。しかし、こうした地域での活動にも大きな意味があると感じています。
ジェンダーカフェの様子@大船渡市
このプロジェクトで実現したいこと
私たちの活動は2025年で3年目となりました。現在、これまでの経験やネットワークを活かして活動をさらにパワーアップさせたいと考えています。
私たちの「ジェンダーカフェinもりおか」というグループ名を「Iwate F Action Project(いわて・エフ・アクション・プロジェクト)」に変更して、より幅広い取り組みを実施する計画です。新しいグループでは、以下の3つの活動を中心に取り組みます。
①ジェンダーカフェの継続
家庭や学校、職場では話しにくいこともあるジェンダーの話題を安心して語り合うことができる場として、これまで実施してきた「ジェンダーカフェ」を継続します。日常のなかで、ジェンダーの視点から違和感や理不尽さを感じている人たちが集い、ジェンダーやフェミニズムに関する気づきを得る機会をつくります。
②勉強会、ワークショップ等の開催
ジェンダーカフェで話したテーマや、それぞれが抱える違和感や理不尽な思いの背景にはどんな社会の構造があるのかを知り、個人の経験や感じたことと社会とを繋げて考えるための取り組みを実施します。例えば、専門家やアクティビストから学ぶ勉強会、ジェンダーやフェミニズム本を取り上げる読書会、身体を動かしたり、ものづくりをしたりしながらジェンダー平等について考えるワークショップなどを予定しています。
③アクション
最後に、ジェンダーカフェや勉強会を通して学んだこと、広がったネットワークを、実際のアクションへと繋げます。街頭アクションや署名活動等を実施している他団体に協力したり、独自のアクションについても、できることを考え実行します。
今回のプロジェクトで集まった資金は、ジェンダー平等に関する連続勉強会(全3回)の開催と、新しいグループのロゴマークやチラシなどの作成を通じた発信力の強化に活用します。
ジェンダーカフェinもりおかでは、2023年に初めて連続勉強会を主催しました。その際は、講師として、LGBT(かもしれない人を含む)の子ども・若者の居場所づくりに取り組む「一般社団法人にじーず」代表の遠藤まめたさん、「人生をデザインするために性を学ぼう」をコンセプトに科学的に正確な性の知識と人権尊重に基づく情報発信に取り組む「NPO法人ピルコン」理事長の染矢明日香さん、憲法学・ジェンダー法学・家族法がご専門の室蘭工業大学大学院教員の清末愛砂さんをお招きしました。それぞれ人権に基づく重要な視点をわかりやすくお話しいただき、参加者からも大変好評でした。
今年も、より幅広いテーマで連続勉強会を開催したいと考えています。様々なマイノリティをとりまく社会構造、そして、私たちにはなにができるのかについて、講師を招いてお話しいただきます。
講師には、LGBTIQAの性暴力サバイバーにニーズに応じ適切な人権擁護が行われる社会を目指して、支援体制の構築や政策提言などを実施している「一般社団法人 Broken Rainbow-japan」代表理事の岡田実穂さん、日本で暮らす移民・移民ルーツをもつ人びとの権利と尊厳が保障されることを目指し、アドボカシー活動を中心に取り組む「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」事務局の安藤真起子さん、女性差別撤廃条約選択議定書の批准を目的に、情報発信や国会議員への働きかけなどに取り組む「女性差別撤廃条約実現アクション(OP-CEDAWアクション)」のメンバーをお招きします。
(岡田実穂さんをお招きする第1回は「2025年度 もりおか女性センター市民団体支援事業」として、盛岡市、もりおか女性センターとの共催で開催します。)
3回とも、講師が岩手県に来て、直接お話ししてくださる予定です。
連続勉強会の開催のために、講師への謝礼や旅費交通費、会場費、広報費等の資金が必要です。
また、私たちの取り組みをもっと積極的に発信し、ジェンダー平等やフェミニズムの取り組みに関心がある人たちとさらに繋がれるように、新しいグループ名のロゴマークや活動を紹介するパンフレット等も作成します。
読書会の様子
プロジェクト立ち上げの背景
2022年11月から始まった「ジェンダーカフェinもりおか」の活動を通して、たくさんの繋がりができました。
顔の見える関係のなかで、ジェンダーやフェミニズムについて話すこと・学ぶことができる機会を必要としている人たちは岩手県にもたくさんいます。職場、学校、家庭以外の場所で、ジェンダー平等に関心のある人たちが集い、語り合い、アクションすることが、社会を変えるきっかけになると強く感じて、今回のプロジェクトを立ち上げました。
ジェンダーカフェinもりおかでは毎年、活動報告会を開催しています。
写真は2025年2月の活動報告会の様子です。
資金の使い道
今回のプロジェクトでは、連続勉強会の開催と活動情報の発信のための費用として合計32万円の獲得を目指します。
(内訳)
連続勉強会開催費用:19万円
・講師謝礼:6万円
・講師宿泊交通費:10万円
・勉強会用会場費:1万円
・資料等印刷費:2万円
活動情報発信のための費用:7万円
・チラシ作成費:4万円
・ロゴマーク作成費:3万円
リターン関連経費:6万円
・オリジナルボールペン作成費:3万円
・報告書作成費:3万円
スケジュールについて
取り組みのスケジュールは以下を予定しています。

リターンについて
リターンには、このプロジェクトで集まった資金を活用した活動内容をまとめた報告書や、新しく作成するグループロゴ入りオリジナルボールペン、ジェンダーカフェinもりおかHPにお名前掲載などをご用意しました!

最後に
私たちは、ジェンダーやフェミニズムについて安心して話せる場をつくり、互いをエンパワメントするために活動してきました。
これまでの活動で繋がったネットワークや学びを活かし、新たに「Iwate F Action Project」として、ジェンダーやフェミニズムに関心のある人たちの輪をもっともっと広げていきたいです。
まだまだジェンダーやフェミニズムについて学べる機会の少ない岩手県ですが、ジェンダーカフェ、勉強会などの活動を通して、同じ思いの人たちと繋がり、ふだん生活している場所から社会を変えていくアクションを起こしていきます。
プロジェクトの成功のために、ご理解とご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
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Iwate F Action Projectスタート!&勉強会第2回(12/14)開催のお知らせ
2025/11/24 17:32みなさん、こんにちは!ジェンダーカフェinもりおかは、これまで取り組んできた活動を、より広く、持続的に展開していくために、2025年11月から新たな団体「Iwate F Action Project(いわて・エフ・アクション・プロジェクト)」として始動しました。これまで培ってきたつながりや経験を大切にしながら、フェミニズムやジェンダー平等の取り組みをさらに発展させていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。「Iwate F Action Project」の最初のイベントとして、12/14(日)に勉強会「日本に暮らす移民・移民ルーツをもつ人々」を開催します。只今、参加申し込みを受け付けています。詳細・申し込み方法は下記をご覧ください。たくさんのご参加お待ちしています!勉強会「日本に暮らす移民・移民ルーツをもつ人々」近年、社会の分断や排外主義が広がる中、移民やそのルーツをもつ人々が権利と尊厳を保障され、安心して自分らしく生きられる社会を目指すために何が必要かを考えます。 講師は、国際人権基準に基づき差別撤廃と公正な社会づくりに取り組む「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」事務局の安藤真起子さん。ジェンダー平等の視点も踏まえ、現状や課題、エンパワメントの取り組みについて学び、共に未来を築くための対話を始めませんか。日時 2025年12月14日(日)10:30-12:00会場 盛岡という星で BASE STATION「学びの場」(岩手県盛岡市菜園1丁目8−15 パルクアベニュー・カワトクcube-Ⅱ B1)参加費:一般 1,000円、学生(25歳まで)500円、クラウドファンディング支援者 無料対象:本テーマに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。定員:20名申込み方法:こちらからお申し込みください(申込み締め切り 2025年12月11日(木)まで)<講師プロフィール>安藤 真起子(あんどう・まきこ)NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)事務局次長。大学時代はフェミニズム批評を専攻。中国での留学と勤務経験を経て、2004年より、横浜の寄せ場・寿町を拠点に移住労働者の権利保障の問題に取り組むカラバオの会の活動に参加。「非正規滞在者」たちと出会う。その後、企業を退職し、カラバオの会の半専従職員に。同時に、炊き出しや夜回りなどを行うキリスト教系団体スタッフも兼任。2016年より移住連勤務。主催:Iwate F Action Projectお問い合わせ:Iwate F Action Project(岩手エフアクションプロジェクト)メール iwatefactionproject@gmail.comIwate F Action Projectのホームページ、SNSを開設しました。ぜひフォローをよろしくお願いします!●HP https://iwatefactionproject.wordpress.com/●Instagram https://www.instagram.com/iwate_f_action_project/●X https://x.com/iwatefaction もっと見る
勉強会第1回(11/1)開催のお知らせ
2025/09/23 16:07こんにちは、ジェンダーカフェinもりおかです。私たちのクラウドファンディングプロジェクト「岩手県で、ジェンダー平等について語り、学び、声を上げる人の輪をもっと広げたい!」にご支援いただき、誠にありがとうございました。みなさまからのあたたかいご支援を受け、連続勉強会の開催が決定しました。第1回は、11月1日(土)に一般社団法人Broken Rainbow-japan代表理事の岡田実穂さんを講師に迎え、セクシュアル・マイノリティに対する性暴力とサバイバー支援について学びます。以下、詳細です。HPからもご覧いただけます。【イベント】勉強会「セクシュアル・マイノリティに対する性暴力とサバイバー支援」(11/1) 近年、芸能界をはじめ、さまざまな場面で性暴力への関心が高まっています。これまで社会は性暴力に対して無関心・寛容で、多くの被害が見過ごされてきました。特にセクシュアル・マイノリティの人々への被害は偏見や無理解により、潜在化しやすく、支援が届きにくい状況にあります。 今回の勉強会では、LGBTIQA+の性暴力サバイバーのニーズに応じ適切な人権擁護が行われる社会を目指して、支援体制の構築や政策提言などを実施いている一般社団法人Broken Rainbow-japan代表理事の岡田実穂さんを講師に迎え、性暴力とは何か、そして支援現場から見える課題についてお話しいただきます。 性暴力を経験した人たちを孤立させないためにできることを考える機会として、ぜひご参加ください。日時:11月1日(土)14:00-15:30会場:もりおか女性センター・生活アトリエ(岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-10プラザおでって5階)参加費:無料対象:本テーマに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。定員:20名参加申込みはこちらから申し込み締め切り:2025年10月29日(水)主催:ジェンダーカフェinもりおか共催:盛岡市、もりおか女性センターーーーーー▼動画もアップしました! もっと見る
目標金額達成のご報告&次回「ジェンダーカフェ」のご案内
2025/08/31 15:14こんにちは、「ジェンダーカフェinもりおか」のすみれです。クラファン・プロジェクト「岩手県で、ジェンダー平等について語り、学び、声を上げる人の輪をもっと広げたい!」は、昨日、目標金額32万円を達成しました!みなさんのあたたかい応援に励まされ、ここまで辿り着くことができました。ご支援いただいた皆様、情報拡散等でご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。心からの感謝をお伝えします。今回のプロジェクトが成功したので、さっそく連続勉強会の開催やPR力強化のための準備を進めていきます。なお、この度、10月13日(月・休)に「ジェンダーカフェinもりおか(第18回)」の開催を決めました!テーマは「沖縄と戦争」です。「戦後80年」の今年、ここ岩手で、沖縄戦のこと、沖縄の基地のことなど、人権やジェンダーの視点から学び、考えます。ジェンダーカフェの参加者は10~30代限定にしていますが、ぜひお知り合い等、若い世代にご案内いただけると嬉しいです。▼詳細はHPをご覧ください。ジェンダーカフェinもりおか第18回「『戦後80年』をきっかけに学ぶ沖縄と戦争」(10/13)クラファンプロジェクトの最終締め切りは、本日23:59までとなっています。最後までご支援&応援をいただけると嬉しいです。改めて、支援者の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました! もっと見る








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