【はじめに】
愛知県豊川市・豊川稲荷門前町にあった「田舎料理 吉野」は、家族で営む素朴な郷土料理のお店でした。
“お客様の笑顔が溢れる”そんなお店にしたいと、私たち夫婦は二人三脚で頑張ってきました。
それが、2025年2月10日21時15分頃、店舗は火災により全焼してしまいました。
「もう終わりだ」と思ったあの夜を、何とか2人で越えて。
あの場所で、もう一度、優しい料理の香りと笑顔が戻るように。

私たち2人の再建の挑戦がはじまります。
いつもは一人で仕込みをするのですが、この日だけは嫁にも手伝ってもらって家族の中でも火災の話をしてたばっかりでした。
なのでこの日は嫁と2人で火の元もガス栓も何度も確認し、「大丈夫だね」と声をかけ合った夜。
20時半頃店を出たあと、少し豊川の駅前を散歩して、21時頃暗い中忘れたスマホを取りに戻ったときも異常はありませんでした。
でもその数十分後、「お店が燃えてるよ」と連絡が入りました。
急いで車に乗り、店の方向に向かうと黒煙が遠くからでも見えていました。
現場に着くと門前の入り口まで消防車が停まっていていたので店の者と伝え、店の前まで走って行きました。
するとシャッターの下から炎が吹き出し、黒煙が空へ昇る光景を、今でも忘れられません。
交番で、2人で肩を寄せて座っていました。
家族も親戚も駆けつけてくれ、私たちに声をかけてくれました。
顔を伏せていた私たちは、言葉もなく、ただ呼吸を整えることしかできませんでした。
しばらくして、かすれた声でようやく出た言葉。
「全部、俺のせいだ……」
原因もわからない、過失もなかった。
それでも自分たちを責めてしまう。
あの夜、私たちは、ただ静かに崩れていきました。

【支え背中を押してくれた人たち】
火事当日絶望していた僕に「お前には腕があるんだからこれからもう一度頑張ればいいんだ。下を向くな。」と励ましてくれた叔父さん。
『きさいや』という焼肉屋を営んでいる知り合いから「金はいらんで食べにおいで」
そう言って、いつもの笑顔で焼肉をご馳走になりました。
剣道の先生からは、いっぱいの木材を頂き、「再出発のため好きに使って」「再建できることを楽しみに待ってるから」と背中を押してくれました。
「給料はいらないです。手伝えることがあれば言ってください!」とボランティアでお店の片付けをしてくれたバイトの人達。
片付けに必要な物資を持って来てくれた人達。
お店の片付けをしている時にたくさんの人が駆けつけてくれました。
ご縁でつながった道が、また私たちを救ってくれた気がしました。
その中には燃えてしまったお店を見て、泣いてしまう人も……。
「吉野がなくなるのは寂しい」
そう言ってくれる人がいることが、どれだけの励みになったか……。
言葉のひとつひとつに、何度も救われました。
その温かさに、涙が止まりませんでした。
皆様のご支援、温かいお言葉をもらい、(下を向いてたらご支援頂いた皆様に失礼だ)と強く思い、再建を目指しました。
【お弁当屋としての再出発】
「2人でもう一度立ちあがろう!」
支えてくださる皆さまに背中を押して頂き、もう一度2人で前を向く決心をしました。
「何かあったら頼れよ」と火災当日から気にかけてもらっていた叔父さんにお願いして
実家の倉庫を叔父さんと一緒に2人で改装し、「お弁当屋 吉野」を始めました。
叔父さんがお金をかけないように考えてくれて、叔父さんの工具を持って壁を塗り、棚をつけ、厨房も外装もすべて自分たちの手で整えました。
皆さまの支援で、少しずつ注文もいただけるようになり、「きっとまた“あの場所”に戻れる!」と希望を持てるようになりました。

【プロジェクトの目標 - あの場所に戻りたい -】
私たちは、火災後すぐに実家の倉庫を改装し、お弁当屋として一歩を踏み出しました。
できることはすべて自分たちで。そう思い、資金をかけずに少しずつ積み上げています。
その上で今回のクラウドファンディングでは、再建に必要な初期費用の一部として200万円のご支援をお願いしています。
また、初期目標を超えるご支援をいただけた場合には、
店内の椅子や机などの備品の新調
もっとここだけでしか味わえない雰囲気、料理の器などの調達
地元の皆さまへの感謝を込めた「再建記念イベント」開催
など、“また来たくなる、吉野らしさ”――地元の野菜、昔ながらの味、あの笑顔と雰囲気を少しでも多く取り戻すための設備や催しに活用させていただきます。

【スケジュール】
・2025年8月:クラウドファンディング開始
・2025年9月:募集終了・工事スタート
・2025年10月:リターン発送開始
・2025年11月:店舗完成
・2025年12月:営業準備・再建記念イベント開催
・2026年1月:本格オープン
【支援者のみなさまへ】
この再出発は、私たちだけのものではなく、
支えてくれるあなたと一緒に進んでいく挑戦です。
失ったのは建物だけでなく、日常そのものでした。
それでも、あたたかい言葉と支えがあったからこそ、再び歩き出せました。
地元の人も、観光の方も、ふらっと立ち寄れて、家族と過ごせる。
そんな「笑顔で帰ってこられる場所」を支えて下さる方々の想いと共につくりたい。
進捗はInstagramやCAMPFIRE活動報告で随時お知らせします。
応援の言葉やご支援、そして温かい気持ちを、心よりお待ちしております。
【地元からの応援メッセージ】
全国的にも有名な豊川稲荷
情緒ある街並みが魅力的で参拝客で賑わう門前町に店を構えていた『田舎料理吉野』さんは2025年2月に火災に見舞われました。このままでは町からさらに活気が失われてしまいます。そう憂慮したオーナーが同じ場所で再建を決意!
名物のいなり寿司だけではなく、どこか懐かしさを感じる様々な料理を提供、また顧客の要望に合わせて大人数の宴会にも対応してくれます。
そんな吉野さんを皆さんも応援してください!
常連さん/西さん・ふるさと岐阜県民会一同
大好きな吉野さんが復活する事を応援します。以前の様にワンコにも優しいお店にしてくれたら嬉しいです❣️
マロミリママより‼️

火事になったことを聞いてとても驚きと悲しみがありました。でも、元の場所で再建が出来そうと連絡が来て安心しています。また吉野で美味しい料理と楽しい空間で呑めると思うと楽しみです。
オープンしたら仲間にも声をかけてみんなで呑みに行きます。記念写真撮りましょう。みんな応援してます。
常連さん/加藤さん・お友達一同

オープンを穂隆会一同楽しみにしています!
穂隆会一同
【ネットでの応援メッセージ】

【リターン一覧】
【お礼のメッセージ】3000円、10000円、30000円
【お食事券】5000円、10000円、15000円、25000円、50000円
【豊川Tシャツ+お手紙】5000円
【店内掲示の暖簾にお名前記載】5000円
【開店のお花(スタンド)】30000円
【開店のお花(カゴ花)】10000円
【オープンイベントご招待】100000円
※詳しい内容はリターンのページをご覧ください。
【最後に】
母親から受け継ぎ大切に積み上げてきた「田舎料理吉野」というお店が、火災で一夜にして焼けてしまいました。
悔しさも、戸惑いも、どうにもできないほど大きくて、
それでも、「もう一度やり直したい」という気持ちは、時間が経つほどに強くなっていきました。
たくさんの方から届いた言葉——
「待ってるからね」
「またあの味が食べたい」
「2人なら、きっとまた笑って迎えられるよ」
その声に背中を押されて、クラウドファンディングを決意しました。
まだ何もない場所からの再出発です。
でも、これまでを信じてくれる人たちがいるから、
また一歩ずつ、2人で進んでいける気がしています。
どうか、再建の一歩に、あなたのお力を貸してください。
最新の活動報告
もっと見る
急ピッチで進めております。
2025/10/27 13:48こんにちは。返礼品の発送の方お時間頂いております。食事券も届き一つ一つ封筒を仕上げております。なんとか10月中にはお送り出来るように急ピッチで進めております。11月に入ってから届く方も出てくるかと思いますが、確実お送りしますので今しばらくお待ちください。 もっと見る
返礼品をお送りしています。
2025/10/22 13:52お待たせいたしました。今日から返礼品を少しずつではありますが送っております。まずTシャツの返礼品を頼んで頂いた方にお送りさせて頂きましました。無事届いてくれることを願っております。メッセージカード、食事券も10月までには発送できるように動いておりますので、今しばらくお待ちいただきたいです。 もっと見る
出店
2025/10/12 10:34今日はサーラプラザ豊川にて出店に来ています。人気商品トップ2を持って行きます!焼きいなりと玉子串是非食べに来てください。 もっと見る






コメント
もっと見る